月別アーカイブ: 2019年1月

S15ネタ、なのか??

ハマった分だけ詳しくなる

コレ、弊社の座右の銘にしよう。

ハナシはもう4,5年前になりますか・・・・

弊社お得意様のM田様の390RS,ATが滑っちゃってダメでした。

当時お願いしていたS社は半年待たされてバンザイしました。

M田様はそこでお諦めになりましてMT車にハコ替えしました。

で、弊社のATに関する知識はそこで止まっちゃいました。

今やチームサーキットコンセプトのPさんやI町様の車両が10万キロ
オーバーでAT対策が急務でした。

ベースグレードで税別614,000円 verNISMOで736,000円。

nismoat

工賃やATフルードやこまいパーツも入れて税込みベースで80万、
verNISMOなら100万を準備しなくてはならないでしょう。

それでも純正です。

状態は良くても強度は同じです。

また滑ります。

で、弊社はまずS15で実験してみました。

結果は大正解

大して馬力のないクルマがちょっとだけ速くなりました。

それだけATが滑っていたんですね。

4速ATのS15ですらシフトアップの剛性を感じられるようになりました。

7速ATにこのシフトアップの剛性が手に入れば、たったそれだけだって
タイムが縮まると思われるようなカッチリしたシフトフィーリングです。

シフトアップの時に純正ATだとうわぁぁんって唸りながら少しだけ遅れて
ギアが上がっていく印象が、S15強化ATだとコン、コンってカンジで
小気味良く上がっていきます。

コレはアリだぞ

Pさんの強化AT、当然のことですがPさんも弊社にご期待下さいますが
それと同じくらいに弊社もワクワクです。

S15ネタ

ぎゃ~~~~

どうも床下の水道管が破裂したっぽい。

エラいこっちゃエラいこっちゃ。

ところで。

忘れた頃にやってくるS15ネタです。

車検も切れたまま放置でした。

ま、やってるヒマが無かったんです。

自分の遊びクルマって位置付けだったから先送り先送りでした。

でもそうも行かない事情も出てきました。

で、いつもお世話になっているCentralの田倉店長に頼んで
S15のAT載せ替えてもらいました。

滑りに滑っちゃってとてもスポーツ走行なんか耐えられない状況でしたから。

で、最近、弊社がイロイロと調査研究している強化ATです。

取り敢えず業界では有名なS社の強化ATにしてみました。

ちなみにこのS社はZ34V36の強化ATはやっておりませんし、
先日、PさんのATを万歳しやがったJ社も然りですが、S15とは
ATの世代も違うしコントロール系統も違うしパッと見はAT情報の
互換性がありません。

そこでフツーは諦めるんでしょうがそこはCircuitConceptです。

ま、所詮は人が作った機械部品です。

CircuitConceptならできます って信念でやり倒します。

富士の練習会ではなかなかできないことをこのS15でやるんです。

タイヤなんて195/65R15です。

コレでイイんです、って言うかコレがイイんです。

Z34V36は言っても速いです。

ブレーキだって効く方ですしコーナーだって速い方です。

練習回を積み重ねていくとお得意様の技術レベルが上がって来ますし、
スピードやツッコミだってあるポイントから限界を迎えるようになります。

そりゃあどんなクルマも同じなんですが限界を超えた領域をマスターする事は
とてもとても難しいことです。

その敷居をずっと下げるために開発している弊社のS15です。

速いクルマを作るためではありません。

リアが流れた時に安定して対応できるレベルにまでS15で練習です。

ともかく今月中に一本行っときたいです。

コレで1本走れば弊社が提唱する意味が一発でおわかりになると思います。

 

伝わらない重要性No1ネタ

へ~~~~、平成24年の1円玉って3,000円で取引されてるんだって。

ところで。

何回か登場したコイツです。

TPMS

もはや費用対効果はNo1の地位に上り詰めました。

コイツを付けたからってパフォーマンスが上がるとは思えないって
感じる人もいると思います。

だからそれほど普及しないんだと思います。

空気圧も大事なことは当然ですが、我々サーキットアタッカーにとって
温度表示が空気圧と同じくらい、いやそれ以上カモ? 重要なんです。

通勤等でお使いの人ならご経験があると思います。

この時期、朝の寒い日にガレージや車庫から出て表通りに出るときに
ステアリングを切るとフロントからゴゴゴゴゴゴって音がします。

タイヤがカッチカチなんですね。

昨日今日あたりでも東京の朝の気温は2度3度です。

ゴムはカッチカチです。

通勤なので一般公道ですからガレージから出ていきなり全開って人は
いないとは思いますがそんなことしたらホントに大変です。

予想以上はるかにタイヤは喰わないです。

F1やSuperGT等でタイヤウォーマーを使っているにもかかわらず
コースに出るとドライバーが左右にローリングさせているのを見ますが
それくらいタイヤの温度とグリップ力の相関関係は密接なんです。

東京近郊や市街地だと渋滞等もあっていきなり全開とは行きませんが
自宅を出てすぐに高速やバイパスと言ったハイスピード道路に乗る人は
実はかなり危険と隣り合わせと言うことを認識するべきなんですが
やはりイマイチわかんないですね。

お取り付け下さった弊社お得意様は必ず、もっと早く付けるべきだった
とインプレッションをして下さいます。

それくらい必須項目です。

アメリカでは義務化されている州も増えています。

チームサーキットコンセプトには、もう義務化します。

 

90Supraに今後のスポーツカーへの不安感を覚えるネタ

2日連続で富士です。

fuji

今回はま~~イロイロありました。

90Supraのネタ、あっちゃこっちゃで出てくるようになりましたね。

そんな中で弊社が興味を惹かれたのがSuperGTドライバーの荒選手の
インプレッションです。

90testdrive

弊社がR35にどうしても魅力を感じない理由が今回の荒選手のコメントと
思いっきり同調しているんです。

もう5,6年前になりますか弊社お得意様のH山様のR35を富士で初めて
テスト走行させていただいた時を思い出しました。

まずは100Rでどんな挙動になるのかを試すことにしています。

その時に感じたのが今までに味わったことがない特性です。

今までにはやはりアンダーが多かったですが、デキが良くないアシだと
だいたいキャンバーも付いていることが多いのでアクセルコントロールに
神経を使う車両も多かったです。

ところがです。

R35はナニも起きない。

ナニか起こそうとイロイロやっても車体が電子制御で吸収してしまいます。

90SUPRAもどうやら同じらしいです。

Z35もひょっとすると・・・・・

弊社が積極的に練習会をご提供する最大の理由は何回もココで書きましたが

安全に楽しく運転技術の向上

それに尽きます。

運転技術の向上って抽象的な表現ですがザックリ言うとコントロール能力です。

ブレーキング能力が向上すればムダな追突なんかしなくなります。

交通事故のニュースで必ず出てくる表現ですが、ハンドル操作を誤って・・・
それだって弊社的に断罪すれば一言、ヘタだから、です。

一般公道でシャカリキに飛ばすってことではありません。

例えば雨の首都高、あっちゃこっちゃでボッコボコにぶつかってそこいら中で
渋滞が発生します。

特に首都高のつなぎ目って鉄製なので滑りやすいんです。

雨でツルって行くことがあります。

ま、そのままなんもできないでアタるんです。

ウェットの練習経験が豊富だと回避能力が身につくのでアタらなくなります。

コントロール能力ってそう言うことだと弊社は考えております。

そのためには良くできたFRが最高の教科書だと思います。

剛性がとても高いZ34V36は最高の素材だと弊社は感じています。

S2000やFDはちょっとピーキーです。

ロードスターはとても良いステア特性なんですがいかんせん遅いです。

80SUPRAやS15もイイんですがいかんせんturbo車です。

おカネどっちゃりかかります。

せっかくのご縁ができたZ34V36です。

もっともっと効率良く楽しみ倒したいですよね。

90SUPRA、アシ交換するとチェックランプ点くらしいです。(諸説アリ)

これはグチではないですネタ

イイことばかりじゃありませんついでです。

ハマった分だけ一つ上のステージに上がれます。

弊社お得意様のT中様の車両、原因不明のEG不調。

原因不明ってくらいですからそりゃあタイヘンです。

チェックランプも点灯しないのでエラーコードすら出てきません。

一つ一つシラミつぶしで確認するしか方法がありません。

3週間くらいかかってやっと、やっと、やっとです、原因が判明しました。

D様のECU、飛ばしました。

EGかからない(T_T)

ハマり中です。

ECUにだってナニか特別なことをCircuitConceptは
盛り込みたいといつも考えています。

ただ、教科書があるワケでも無いしノウハウを教えてくれる人もそうそう
いるモンではありませんからやってみるしかありません。

弊社の試乗車で好結果が出たとしてもECUの種類が違うお客様の車両で
同じようにンまく行くとも限らないんです。

で、今回みたいに飛ばしてしまうことも多々あります。

飛ばすにはそれなりの理由があります。

それを一つ一つコツコツと検証するしか一つ上に上がれる方法はありません。

PさんのAT、ちょっとてこづっています。

やってくれるハズのメーカーがバンザイしました。

そんなんばっかです。

職人魂なんてモノはもはや日本には存在しないのかもしれません。

Pさんに すいませんできませんでした なんて口が裂けても言えません。

で、調べに調べて弊社ネットワークを駆使してやっとナントカなりそうです。

atplae

しかももっと結果がイイと言うオマケ付き。

弊社はどうしても時間がかかることが多いですがそんな時はハマっています。

でも、ハマった分だけ詳しくなります。

きっと 楽すんじゃね~ って啓示なのかもしれません。

新年早々タマにはグチってみるネタ

以前から何回か書いては消しちゃったネタです。

人間って10人十色とは言ったモンですが、10人いるとだいたい9人は
同じようなことを考えるようです。

残り一人は??

で倍にしてみます。

20人のうち17人は似たようなことを考えるとして残り3人の内で2人は
悪いこととがズルいことを考えるし最後の1人ってとてもすばらしい考えの
持ち主、長く生きているとそんなことをたくさん経験してきました。

優秀な人やデキる人って何で性格悪くなっちゃうんだろ??

半分は本人の資質のモンダイで残りの半分は周囲が助長させてしまう、
そんなことをいろんな場面で見ることができます。

本人は気がついていないんでしょう。

気がついたら コレじゃあダメだ になると思うんですけどね。

若い頃に志を抱いて日々努力を続けて力を付けてくるとその内に初心を忘れて
オレ様がやってやる状態に変わってきちゃうのをとても良く見てきました。

全てが上手く行っている時ってナニも起きませんがナニかしらの齟齬が
発生するとモメることがありますよね。

人間だから仕方ないです。

自分の主張を通すことは間違っていないと思いますがその方法が
どれだけ相手にダメージを与えているか考えたこと無いんでしょう。

すいません、失敗しました とか できませんでした とか
聞いたことがありません。

失敗したらともかく自分のせいじゃないって言い訳のデパート。

そんなヤツと付き合っている弊社にモンダイかあるって言われますね。

相変わらずイロイロとハマっています。

開発なんてンまく行く方がずっと少ないです。

量産品をポン付けるのとはワケが違います。

ハマった分だけ詳しくなるのでハマること自体は厭わないです。

何か特別なモノ、世界最高峰品質、それをご期待して弊社にお預け下さる
多くのお客様のために不条理と戦い続けます。

超久々のスタビライザーネタ

とうとう出ましたね、90Supra。

90supra

この大胆なデザイン、賛否両論でしょう。

賛否両論自体は、キライじゃないです。

ず~~~っと80点主義って言われて安パイを踏襲してきたTOYOTAが
これだけ大胆デザインを採用したんです。

でも、弊社的にはそんなにカッコイイとは思えないです。

見た目、とても大事です。

コレ、フロントスタビライザーブラケットです。

bracket

摺動部にテフロンインナーが入る弊社のスタビライザーキットverPro
ってヤツです。

弊社がこんなん欲しいってラフスケッチみたいなモノをお伝えして、
それを具現化して下さった若き技術者に感謝です。

こういう感性ってもはや天性のモノだと思います。

誰に教わるワケでも無く教科書があるワケでも無く、ただただイイ物に対する
飽くなき追求とこだわりと情熱だけが成せるワザだと思います。

コレ以上のスタビライザーブラケット世界中ドコにも存在しない、そこまで
やってこそ世界最高峰品質を名乗れると弊社は銘じています。

今年の開発指標ネタ、その11

へ~~~~ぇ、やっぱり韓国にもマトモな人っていたんだ。

antikorea

そりゃそうですよね。

日本人を無闇矢鱈に怒らせるしか能がないのかと思っていました。

ハナシが変わるようですが開発用のPCを新調しました。

特に液晶画面はHewlettPackardの27インチ。

hp

今までずっと韓国製を使っていました。

SamsungやLGです。

もう10年以上、いやもっとカモ??ずっと韓国製でした。

ま、朝鮮日報の論説委員が書いているように、大統領を始め多くの政治家が
自分たちの無策で支持率が低下しているのを日本タタキをすることによって
回復させるってことしか能がないから、当然の結果として我々は韓国製品を
避けるようになってしまいます。

こういう事をすればどうなるか? が、わからないヤツが大統領なんか
やっているからどうにもなりませんね。

恐らく弊社だけでなく多くの日本人が韓国製品を買い控えるようになるし、
結果的にさらに韓国の経済は悪化の一途をたどりますがこれも自分たちが
選んだ道ですから当然の結果に責任を負うようだと思います。

ちょっとは高かったですけどそれでもずっと安くなった27インチ液晶。

一度に見ることができる情報量が格段に多いです。

ナニをやっているかって??

例えばこんなんです。

debugger

コレを見て、あ、アレね、ってなる人はかなりの技術者です。

そこまででもないかな??

どっちだ (`Д´)凸

何名かのお得意様には現物でご紹介しましたが皆様一律、

エ゛っそんなことできるんですか!!??

フツーならできないようなことをやるのがCircuitConceptです。

しょせん人間が作るモノなんで、解析できないことはありません。

画面が大きいと表示できる情報量が多いので開発スピードが上がります。

弊社の390RS NEO もっともっと進化をしています。

今年の開発指標ネタ、その10

一般のお客様には余り馴染みのないコイツ。

throttlebody

弊社が依頼して作ってもらった総削り出しスロットルボディです。

EGルームを見て左右のエアクリーナーボックスから延びている
プラスチックのパイプの先に純正のスロットルは付いています。

純正状態で内径がφ60です。

ド純正の310馬力からデキの良い排気系やECUで350馬力程度までなら
純正でも足りてるのかな?って思います。

このあたりの馬力ではエアクリーナーやパイピングやスロットルをイジっても
あんまり効果が無いのは律速段階がココにないからというだけのハナシです。

それが390RS NEO で400馬力オーバーになってくるとハナシが
変わってくるんです。

吸気系が律速段階になってくることは以前から気がついていました。

50年近く研究されてきたLメカの世界では3Lの排気量でφ50の
キャブレターを6連で実装するのを見かけます。

φ50だと半径が2.5cmなので2.5X2.5XπX6=117.8cm2

Z34V36の純正が半径3cmなので3X3XπX2=56.5cm2

Lメカフルチューンと比較されてもね ┐( ̄ヘ ̄)┌

ってなるかもしれませんが、それでも森さんのようなトップチューナーが
手がけた究極のEGで400馬力です。

もっと言うならAE111ってカローラLEVINがありました。

EGはTOYOTAさんが頑張った4AG20バルブです。

それがツルシでφ45の4連スロットルでした。

2.25X2.25XπX4=63.61cm2

TOYOTAさんが作ったとは言え量産の1,600ccの4AGよりも
吸気系の容量が少ないと言うことはこれは看過できないと弊社は考えます。

トルク型って言えばカッコイイですがハッキリ断罪して上が回らない
VQ37VHRです。

イロイロとEGチューンをやってきてベースEGの特性はチューンしても
踏襲されてしまう傾向にあると言うことはわかりました。

それをS2000やNSXみたいにシュイーンとレブまで回したいです。

しかももっとトルクやパワーがキチッと付いてくる高回転の特性です。

今年の開発指標ネタ、その9

さ、今年の最大の開発テーマのEGです。

第1世代の390RSでは多くを学ぶ事が出来ました。

弊社はEG一筋数十年って由緒正しいショップではありません。

タカが数機のVQとSRを組んでいるだけです。

そんなショップさんって世界中に掃いて捨てるほどあると思います

ところがです、世界中で弊社でしかできないことってのがあるんですね。

だからこそナニか特別なモノをお求めで弊社をご信頼下さるんだと思います。

第1世代の390RSから純弊社製390RS NEOにお取り換えの
弊社お得意様でさえK山様で5名様目です。

もちろんおカネがかかることです。

しかもどっちゃり。

お得意様は当然390RS NEOにもっとご期待下さいます。

EGに限らずに全てに通じるハナシだと思いますが投資に見合った効果を
お客様はご期待して下さいますし弊社はその上でお返ししたいと
いつもいつも研究を重ねています。

例えば弊社の390RS NEO用新開発コンロッド。

 

conrods

弊社は今までに3社でコンロッドを作ってもらいました。

面白いですよ、3社3様の特徴があります。

弊社がすっかり最近お世話になっているレーシングコンストラクターに
その3種のコンロッドを評価してもらったのがもう2年も前です。

A社はココはイイけどコレがダメ、B社はコッチはイイけどアッチがダメ、
そんな感じのミーティングを何回も続けて試作を作ってM田様のEGで
テストをさせて頂いてさらなる評価を盛り込んでやっと量産です。

とりあえず10セット作りました。

おカネ無いのに (T_T)

機械加工屋だったら作る事だけならどうって事ないコンロッド、だからこそ
弊社ならではのこだわりとナニか特別なことを盛り込みました。

ココでアップするとチョットした軋轢や問題も孕んでいる神経質なハナシで
ご成約下さるお客様やご検討のお客様には現物をお見せしてのご案内です。

全くのドが付くシロートの皆様でも弊社のこだわりは見てわかります。

コンロッド、こんなモンって言ったら何ですが弊社のEG開発の中では
序章に過ぎません。

早く6連スロットルに火が入らないかな〜〜。