以前にもご紹介しましたが10Kgのスプリングと20Kgのスプリングを
直列につなげると6.7Kg相当になるってハナシその内キチンと書きます。
ウンウンそうだよね、なんてGarageKさんくらいでしょうから。
これでもハナシをカンタンにするために10Kg, 20Kg, 30Kgって
3つのスプリングをつなげた例でご説明してみます。
単純に3本つなげると5.5Kgくらいになるんですね。
それがここの領域です。
でZ34V36にとって5.5Kgなんてやわらか過ぎてハナシになんないと
お感じだと思いますがテンダー領域では十分過ぎくらいなんです。
メインスプリングが5.5Kgじゃハナシになんないですよ。
むしろテンダー領域はそれがイイんです。
それが乗り心地の良さに大きく貢献するんです。
で、5.5Kgなんてレートだからちょっとスポーツドライビングをすれば
すぐに線間密着します。
そもそもテンダースプリングってそう言う使い方をします。
EIBACHやHypercoのカタログにも線間密着長、つまり
BlockHeightってデータがキチンと公開されています。
で、テンダースプリングがツブれた地点からメインが頑張ります。
ココがテンダーがツブれた線間密着をするアンカーポイントってヤツです。
今度は計算上12Kgになります。
弊社のサスペンションキットが乗り心地がイイのはココに秘密があります。
乗り心地がイイ理由ってまだまだあるんですけどね。
実際に1,300Lbs/inch(23.6Kg)とか1,400(24.5)を
メインに採用していますが、こう言った工学的なリクツを知らないで
乗り心地がイイなんてハッタリだって発信も見受けられてしまいます。
で、さらに大事なフルバンプ領域です。
計算上は30Kgになります。
ココが活躍するところってかなり限定的ですがサーキットでは頻繁に
利用する領域でもあります。
ハナシをカンタンにするために10Kg20Kg30Kgのスプリングで
ご説明を進めましたが実際はもっと複雑です。
明日は自然長、ストローク、線間密着長を語ってみたいと思います。