最近、M田様のネタ、多いな・・・
以前にもチョコっとご紹介させて頂きましたが、弊社を訪れて下さる前に、
M田様の車両は、一通り全てに手が入っていたんです。
インテリアに至るまで。
その時点でも、かなりの投資をしていらっしゃったと推測できます。
今回は、サスペンションのおハナシです。
プロが乗って速いアシなら、世の中にいくらでもあると思います。
弊社が追求しているのは、お客様がドライブして気持ちイイ操安性です。
行きたいところにちゃんと行けることの楽しさを味わって欲しいんです。
タイムは出るんだろうけど、乗っていて苦労するアシ、いっぱいありました。
もちろん、ちゃんとやっていらっしゃるショップさんもいっぱいあります。
そこのお客様は、弊社には来ないだけのハナシです。
M田様は、最初は、他社さんでやったエンジンがちっとも速くなかったので、
390RSにやり直して下さいました。
それはそれは今でもとてもご満足下さいまして、元気に富士を攻めています。
ATエラーのせいで、タイムが伸びない中でもやはり次の課題は見えてきます。
弊社の製品に、いつもいつもとてもご満足下さっていらっしゃるM田様でも、
どうしても弊社のアシだけは敬遠していらっしゃいました。
58万の弊社のボンネットをお買い上げ下さるなら、アシが先だと思います。
と、何回もご案内差し上げさせて頂きました。
その都度、
今ので行ける所まで行きます
きっと、、
車高下がんねぇし 「(´へ`;
ところが、ここのところの数ヶ月間で、
アシ、何とかなりませんか?
とのご相談をお受けするようになりました。
弊社もこれだけ経験させて頂きますと、ナニがダメなのかわかります。
お客様でも、2台並べて乗り比べればすぐにおわかりだと思います。
現状を拝見させて頂きました。
スプリングが柔らかすぎる
ストロークバランスが取れていない
ヘルパーが無い
バンプラバーが無い
フツーなら、
これじゃ良くなりません
って、お断りするハナシです。
そこは弊社の大お得意様のM田様です。
日本航空さんだって、弊社を優遇してくれることがとても多いのは、
トータルで160万マイル以上搭乗しているからこそ、だと思います。
師匠に相談しても、
ダメダメ、そんなの
って、けんもほろろ。
ところで、けんもほろろって、自分で書いてて何のことだろう?
M田様に、あ、そうですかってワケにも行かないので問題を一つ一つ解決です。
できるところをやってみてダメならしょうがありませんが、ハナからやらないで
できませんでした
じゃ、M田様もガッカリです。
まずは、適切なストロークバランスを確保しよう、ってことで
弊社のサスペンションキットを開発していた時に開発しました
「ゲタ」をカマせて少しでもイイ方にバランスさせました。
これだけでも違うモンなんです。
動的な状態で、どれだけタイヤを接地させるか? どれだけ荷重をかけるか?
そのためにイロイロとやってきた実験君の「ゲタ」がいっぱいあるんです。
「ゲタ」ってナニ?
ですよね。
もちろんそのうち機会を見て、ちゃんと報告させて頂きます。
今回は、しっちゃかめっちゃかのストロークバランスをできるだけ適正化して
動的な車体の姿勢を安定させること、タイヤを接地させることが主眼でした。
早速、富士をアタック。
過去の経験上、すぐに電話がありますと大きなトラブル。
とりあえず、夕方までご連絡がありませんでしたので、エラいことには
なっていなかったんでは無いかと、ちょっと安堵です。
無事、ご自宅に戻られたと思われる夜にご連絡を頂戴致しました。
だいぶ滑り出しがゆっくりでコーナーが良くなりました
\(^^\) (/^^)/
シーズンオフにまた弊社に車両をお預け下さる予定ですが、M田様が
サーキットコンセプトのアシに換えるから、熟成しておいてね
いつもいつもありがとうございます <(_ _)>
過去のネタが見られなくなっちゃっているので、また詳細をアップしなくては。