月別アーカイブ: 2020年9月

シーズンイン直前に想うネタ、その2

お客様に弊社で手がけさせて頂いたおクルマをお届けさせて頂くと
最近良く聞かれるのがturboNBについてです。

試乗してみたい

と言われるとなんか嬉しいですね。

Z34とマツダロードスターってスポーツカーとしては対極だと思います。

重厚なZ34に対して軽快なロードスター。

有り余るトルクのZ34に対して非力なロードスター。

どちらもらしさをキチンと個性として持っているスポーツカーです。

ラーメンに似ていると勝手に思っています。

太麺? 細麺?

こってり豚骨? さっぱり魚介?

もはや好き好きです。

でもチューニングの世界では特別な味が必要と考えています。

Z34にロードスターの軽快なエッセンスを!

全てはこの発想だったんですが逆の発想ってのもあります。

非力で遅っそいロードスターにパワーを与えるとどんな楽しいクルマに
なるんだろうかってのはスポーツカー好きなら興味を抱くのもそれは
至極尤もなハナシではありますね。

いっつもココで書いています。

タイム命ではなく楽しさ最重要課題です。

せっかくのFRです。

ドライバーご自身でコントロールする楽しさを感じて欲しいと考えています。

ず~~~~っと一貫して書いてきましたがZ34はフロントセクションの
軽量化がとても効果的です。

Z34にお乗りのお客様なら軽快なハンドリングに憧れると思います。

昨日、I井様とご商談させて頂いて弊社以上にZ34の軽量化について
熱い情熱を感じることができました。

弊社2号機にご試乗下さってS2000やBNR34からZ34に
お乗り換えのお得意様もいらっしゃいます。

もうそろそろいっかな?

って感じ始めていた弊社に鉄槌を落とされたキモチです。

何か上があるはずだ

の精神をシーズン直前で奮い立たせないと、です。

そうか~~~コレがマイナスイオンってヤツか~~~~ネタ

栃木県のI井様とご商談をさせて頂くためにイロイロとモノを搭載して
お伺いさせて頂きました。

いつもココで弊社がフきまくっている世界最高峰品質って言っても
やはり初めてのお客様にとってはホントのトコはど~~よ?です。

だから現物を持っていくことがイチバンです。

持参したのは弊社のボンネットとリアウイングでした。

で、現物を手にとってもらいました。

I井様の反応は・・・・・、しばらく絶句のあと・・・・・

コリャスゲェ

ご想像下さったレベルよりもはるかに上だったとのことでひと安心です。

納期もたっぷりご覚悟を頂戴しました。

うわははははははははははははははは。

っつ~~のもカーボン職人、FRP職人がコロナの影響で廃業するところが
かなりあったようでレベルが高い職人に仕事が集中している現状です。

この状況はナントカ打開できるように弊社も企業努力をしています。

I井様、ドライカーボンフロントバンパー、ドライカーボンボンネット
ドライカーボンルーフ、ドライカーボンリアウイング有難うございました。

で、ドライカーボンフェンダー、ドライカーボンサイドスカートも
強く強くご希望でしたので・・・・・、いっそのこと作るか・・・。

ところがです。

片道300Km弱は弊社にとって日帰りはムリです。

で、せっかくなので途中の温泉宿に泊まってみました。

写真くらい撮っとけよ、ですね。

やっぱり温泉はイイですね~~~~~。

でも調子コイて夜2回、朝2回入ったら生まれて始めて湯疲れってのに
陥ってしまいました。

意味ネェ~~~~~。

ガラにも無く朝早く起きて近くの滝を散策してみました。

ryuoukyou

マイナスイオンってのをたっぷり浴びて元気をもらいました。

帰って仕事仕事です。

明日、関東地区は台風らしいですね。

シーズンイン直前に想うネタ、その1

昨日、いつもお世話になっているお得意様と今シーズンの段取りやら
スケジュール関係を綿密に打ち合わせさせて頂きました。

イニシャルすらご紹介しない理由は後々になってわかると思います。

コロナのせいもあって昨シーズンは不完全燃焼のメンバーがほとんどです。

今シーズンはくだらないミスを無くしてシーズン完全燃焼をしたいと言うのは
弊社も全く同じ考えです。

特にタイヤは毎年のように悩みのタネです。

メーカー欠品

もうコレで何度となく吠えヅラをかいてきましたから。

今はMICHELINがダメっぽいですね。

実はとある大手のタイヤ卸問屋さんがこんな浮き草の弊社にご協力して
下さることになったんです。

CircuitConcept苦節10年でありがたいおハナシです。

価格等をココで書くと各方面にご迷惑をおかけしてしまうような神経質な
ネタなのでまずはメンバーズルームから試験的にやって行こうと思います。

この価格なら052や71履けるな。

HOOSIERなんてボロ儲けできそう。

って思ったんですケドやはりソコはブレずにウデのチューニングを続けて
タイヤの性能を使いきれるようになってからステップアップしましょう
ってのが弊社のスタイルです。

走りゃタイヤも減ります。

サーキットなんかガンガンだと1シーズンもたないことだってあります。

弊社は練習用にFEDERAL 595RS 265/40R18をず〜〜っと
ススめてきました。

安いから。

BSさんやヨコハマさんあたりで1ランク落としたタイヤよりもイイです。

ナニがイイのかって言うとバランスです。

メチャメチャ食うわけでは無いですしグリップもソコソコ、ブレーキもソコソコ
でもスッポ抜けるようなことにはなりません。

有名メーカーで1ランク落としたタイヤだとスッポ抜けることがあるので
危険です。

多くのチームメンバーがこのタイヤで成長を遂げてきました。

大きな欠点はウルサイです。

ストリートには向かないくらいウルサイです。

来シーズンはもうチョイ総合バランスの良いタイヤをメンバーにお伝え
できるようにまずは自分で履いてみないとってことです。

で、早速GoodYearのEagleF1ってタイヤを選んでみました。

ダメかもしれないですよ。

ダメだったら次に行けばイイんですから。

安いし。

良かったらFEDERALのステップアップとしてチームメンバーにも
お安くご提供できる環境は整えておきます。

turboNBにはまたちょっと違ったおもしろいことを考えています。

Zeknovaが減って無くなったら71にしよっと。

16インチだからさらにず〜〜っと安いですから。

あんだよ〜〜Zeknovaを買った値段と71が変わらないじゃんか。

新しいの買わなきゃって思っていたんですけどイザ喰らってからってからじゃなきゃ腰を上げないのってチューニングの世界と同じですねネタ

へ~~~~、富士山にユキが降ったらしい。

あ、移動オービス

って気付いたときにはもう時は既に遅し。

そりゃそうだ

ドライバー側からは気づかないようなところに設置するだろうから。

30Km/h制限道路でした。

まずいな~~~~。

よりによってこんな時に免停になっちゃうと練習会にまで影響が出る。

もうレーザー式移動オービス対応の探知機必要です。

どんどん増えるだろうし。

チューンドEGに魂を吹き込むネタ、その7

肉の抜き方ひとつ取ってもHONDAのこだわりが伝わってくるって
昨日書きました。

さらに言うとピストンピンもHONDAのこだわりは伝わってきます。

カットしなきゃ中身は伝わりませんから絵を描いてみました。

pin

HONDAが考える力が強大な所と割とそうでもない所、それがわかります。

強大な力がかかる所は肉を持って頑丈に、そうでもない所は削ぎ落として
軽量化に一役買ってもらう、コンロッドと同じ開発思想ですね。

もちろんその思想は弊社でも頂戴しています。

以前にピストンリングのネタを書いた事があります。

アメリカ製のツルシのピストンは至ってオーソドックスな定番のような
ピストンリングの選定をしていますが、S2000HONDA純正の
ピストンリングはやはりこだわりを感じます。

特に一番下のオイルリングってヤツはやたらと薄いです。

以前にも書きましたがそもそものピストンリングの役割の一つである気密性
それを確保するんだったら薄いピストンリングは不利です。

弊社もトップリング、セカンドリングは何種類か試してある結論に達しました。

もちろんそれぞれにメリット、デメリットはあるんです。

常用8,500rpmで耐久性が高いZ34のEGにはナニが必要なのか?

って言うデータをドンドン蓄積してきました。

実はもう既にこの次期EGの商談があるんです。

そりゃあやっぱりそれなりの価格はします。

Z35のブーストアップできっとカンタンに500馬力オーバーするでしょう。

それでもTOYOTAはこっちを選んだようですね。

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日産の開発関係者に弊社の390RSProに一度乗って欲しいです。

チューンドEGに魂を吹き込むネタ、その6

で、ピストンを比較してみた。

nbpistons2

日本でも多分、かなりの流通量があると思われるアメリカ製のピストンと
S2000の純正を裏から観察してみました。

カタログラインアップにあるturboNB用のツルシのピストンよりも
HONDA純正のS2000のピストンの方にずっとこだわりを感じます。

だからツルシはダメなんですよ。

ダメって書いちゃうとまた怒られちゃうので訂正します。

CircuitConceptの基準を満たさない

そういうことです。

turboとNAって違いはありますが肉の盛り方やピストンピンや
ピストンリング、ま、設計思想のこだわりに大きな違いを感じます。

ちょっと画像じゃわかりにくいですがピストンピンハイトへのこだわり
これも大きな違いを見ることができます。

nbpistons1

いつもココで書いていますがそんなのやったって変わんないよって
手を出さないでポン組みされたEG一つ一つの目に見えない
ちっちゃな企業努力を積み重ねられたEGとでは組み上がって
パフォーマンスに大きな違いを体感できることはもう何台も
体感してきました。

そうなるともっと何か上があるんちゃう?って気になって気になって。

なんだかんだで半年以上経っちゃった、、、、長かったな~~~ネタ

やっと・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっとです。

10月に台湾、中国に行けることになりそげです。

なりそげってのは基本ダメですよ。

ビジネス渡航に限定されています

キチンと契約履行証明書やなんたらかたらを準備してビジネスビザってのを
わざわざ大使館に行って申請してくるんです。

しかも1日50名限定。

大使館なんか電話したってつながんないですよ。

おかけになった電話番号は大変込み合っています、後ほどおかけ下さい

ってアナウンスが流れてブチっと一方的に切られます。

だからしつこくしつこくしつこく電話をかけまくるしか方法がありません。

で、やっと・・・・・・10/12にビジネスビザってのが降りる予定です。

こんなご時勢だからしゃあないっちゃあしゃあないんですが飛行機だって
減便に次ぐ減便です。

貨物便だって1週間に1回飛んでくれればイイ方です。

お取引様先にもご迷惑をおかけしちゃっています。

こんな時だからこそ人の温かみがわかりますね。

そうじゃ無いヤツもいますケド。

こないだアメリカに行った時にオイルやその他をいっぱい買いまして、
パレットに載って船で太平洋を横断中です。

今回、いくつかタイヤも買いました。

ず~~~~~~~~っとアジアンタイヤでやってきました。

ま、安いからですケド。

グリップも強大では無いですし滑り出しも適度なのでセット出しには
もってこいだし、お客様にも練習用としてススめています。

ただ、390RS Proだとチト危ないんじゃないの? って感じまして
次回はいくつかアメリカのタイヤを試してみようと考えました。

国産やヨーロッパ製のハイエストグリップタイヤはまだまだ先です。

弊社が一貫して主張していること、それはソコソコグリップで練習して
運転技術を向上して真の意味でタイムにつなげたいってことです。

で、GoodYearのEagleF1ってヤツにしました。

アジアンタイヤのチョイ高くらいですから弊社にも買えます。

あんまり書くと怒られちゃいそげですから詳細は控えますが日本で買うより
皆様の想像以上に安く買えるんです。

フツーは送料を考えたら全然ダメですよ。

でも船便で送るオイルのパレットに一緒に載せると事実上タダで送れます。

ま、弊社のテマだけってことです。

次回はチームサーキットコンセプトメンバーズルームで公募もします。

052とか71RSとかもかなりお安く入りますから。

チューンドEGに魂を吹き込むネタ、その5

コレまた少〜〜しずつしか進みませんがturboNBでイロイロな実験を
繰り返しているのには実は意味がいっぱいあります。

EG、ブレーキ、アシ、空力そしてフルコンのさらなる実験です。

前日納めさせていただいた大阪のK森様からお電話を頂戴しまして
フロントアンダーウイングのとてもご丁寧なご報告下さいました。

見た目には大満足でさらにはそのパフォーマンス。

80Km/hくらいからフロントがグイグイ曲がるってとても高評価で
次回にお預かりする時のリアアンダーディフューザーでは空力上の
もっと高次元な前後バランスを取る予定ではあります。

さらなる空力の実験ももっともっとturboNBでやっています。

Z34でやるのがスジなんですがいかんせんおカネがとってもかかります。

失敗した時の代償を弊社では抱え切れないことだってあります。

その点NBならあ〜〜あ、で済んじゃいます。

今度ちゃんと測っとこうと考えていますが純正状態だときっと実馬力で
120〜130そんなところだと思います。

イマドキの軽にも加速で劣ります。

コレを目標値は300オーバーです。

出すだけならもっと出るでしょうケド弊社お得意様が富士や鈴鹿で遊んで
練習を積むなら250〜300くらいが適正値のような気がします。

コーナーで踏め無いようなクルマじゃ楽しくも何ともありませんから。

で、元が120〜130馬力のNBに中国製1万円タービンをポン付けした
ところでイイトコ180馬力くらいでしょうね。

そっから先が実験君です。

ブースト圧をムリクリ上げてまずドコに支障が出るのか?

実験の意味を生かすために弊社の390RSと同じピストンメーカーで
もうロードスターのターボ用ピストンが出ていたので買ってあります。

多分300馬力程度じゃビクともしないと思います。

で、次にネックとなるだろうと考えているのがやはりコンロッドです。

コレまた4本セットで2万くらいで手に入るんですがソコは本来の実験という
目的から逸脱してしまうので今の弊社のテクノロジーで新設計します。

するとですねコレまた300馬力程度じゃビクともしないんですよ。

多分。

ソコでワザとっつっちゃあ何ですが敢えての常用回転を上げていきます

元々上が回らないガッサガサのBPってEGです。

パワーバンドなんて6,000くらいで終わりです。

そいつを8,000オーバーまでキッチリパワーが付いてくるキモチ良いEGに
仕上げるためのリクツは分かっています。

リクツ通りに行かないのがこの世界です。

もちろん行ってくれればバンザーイなんですが数々の障害にどハマりして
一個一個確実に乗り越えてきた弊社としてはハマった分だけ詳しくなる
って座右の銘からも想定外のトラブルも期待しています。

そりゃそうです。

コンロッドの形状やコンロッドボルト一本取ってもHONDAと日産では
考え方が大きく違うようですから。

8,000オーバーまでキッチリとパワーが付いてくるZ34の最終形EGには
もっともっと想定外のことが出てきそうですが時間はかかりますが完成したら
そりゃあとてつもない世界が待っていると信じています。

 

チューンドEGに魂を吹き込むネタ、その4

で、ナニが学べてナニを応用できるかっつ~~ハナシです。

何回もココで書いていますが次期最終型EGはパワーがキチンと付いてくる
8,000オーバーが命題です。

そのために必要なことをS2000に学ぶってことです。

パワーがキチンと付いてくる8,000オーバーに必須なのがコンロッドと
コンロッドボルトだと言うことは異論を挟む余地は無いと思います。

良~~~く観察してみるとHONDAの独自性が見えてきます。

rodcompare2

Z34の純正コンロッドボルトってフツーによく見かける形状です。

なぜかクビれているのがスタンダードっぽいんですがS2000のボルトは
クビれていません。

同じ材質なら見た目でもS2000のボルトの方が強いと考えられます。

で、弊社のコンロッドボルトはアメリカ製ってこともあるんですが
3/8インチの太さです。

9.52mmです。

材質もアメリカのコンロッドボルトメーカーさんが言うにはS2000の
純正よりもずっと強いらしいです。

あと技術者として気になるのがボルトピッチです。

見た目でわかるくらいS2000のボルトピッチは細かいです。

9mmの太さのコンロッドボルトのピッチが0.75mmです。

ココにもHONDAの強いこだわりが感じられます。

こう言う前向きなアイデアは全て頂戴します。

チューンドEGに魂を吹き込むネタ、その3

改めてS2000とZ34のコンロッドボルトを並べて検証してみた。

rodcompare

なんでこんなことやってるかと言いますとやはり991GT3の世界的な
リコールの原因がこのコンロッドボルトだったからです。

世界中のあっちゃこっちゃでEGが壊れたらしくさすがにPorscheも
対応せざるを得なくなったと思われます。

破断するなんてトンデモ無いハナシでしてほんのちょっと、1/100mm
伸びちゃっただけでもメタルクリアランスが狂ってEGブローに繋がります。

だから以前にも書きましたがARPってコンロッドボルトの世界的な
メーカーはボルトを締め付けるために特殊な工具を用意しています。

stretchgauge

そんなこと別にやんなくても

って積み重ねでできたポン組みEGと時間はかかっても一つ一つの作業に
魂を吹き込むように愛情を持って組み上げたEGとでは完成した後には
パフォーマンスに大きな違いが出ることも経験しました。

そうじゃなきゃ弊社にご依頼くださるお客様なんていらっしゃらないと
思います。