コレができたので取りに来ました。
もちろんコレだけじゃありません、もっといっぱいあります。
自分で言うのもなんですがとてもエエもんできましたとです
これでダイアグブレースバーフルキット完成です
詳細は後日にアップします。
今日、帰ります。
ところで。
軽量化の費用対効果と言う面だけからはあまりオススメしないと書いた
弊社ドライカーボンボンネットですが、トータルバランスとしては
イチバンだと責任持ってオススメできる理由をもうちょっと語ります。
まずサーキット派にオススメと書いた理由からです。
じゃストリートは? ってなりますね。
Z34V36に限らないと思いますが、サーキット走行は熱との戦いです。
EGオイル
水温
PSフルード
MTオイル
ATフルード
デフオイル
ブレーキフルード
液体だけでこれだけあります。
どれか1つでもオーバーヒートしたら程度にもよりますがエラいことです。
特にEG壊すと100万単位ですし、PSまわりでも20万オーバーです。
少し前までは39度なんて気温はドコのハナシ? だったのが今や恒例行事で
今後、もっと行くでしょうね。
さらに以前はサーキットシーズンはイイトコGWあたりまででした。
6月や7月なんて誰も走りませんでした。
ところがです、今シーズンは異常なのは気象だけではありませんでした。
来週はS永様、再来週はH野様、チームサーキットコンセプトのお得意様の
シェイクダウンがあります。
フツーなら、暑いからヤめましょう って言いたいところですが、
サーキットを楽しむためにクルマを作ってきてシェイクダウンなら
暑いからヤめましょう ってワケにもいかないです。
楽しく気持ち良くサル走って上手くなる
そんなことを掲げてきて、暑いからヤめましょうとも言えなくなっています。
ただ、純正バンパー、純正ボンネットの組み合わせだとムリです。
6月の練習会の時に興味深いデータが取れました。
弊社試乗車と弊社お得意様M田様の車両 I 町様の車両、弊社ボンネットが
付いています。
他のメンバーの付いていない車両と比較すると、30分サル走り後の
EGルーム内の温度が全然違うんです。
もちろん狙って作りました。
最大冷却効率、最大空力効率を狙って作ったとは言え、実際には
どのくらいの具体的な数値となって結果が出るのかは未知数でした。
6月の段階では、せいぜい水温は96度EGオイルは100度でした。
キチンと正確に対策されていない車両だと、その季節の30分全開で、
水温110度、EGオイルは120〜130度。
イイかダメかって言ったら一般的にはダメなこととまではなっていません。
水温110度は業界的にはアウトって言っていません。
EGオイルだってオイルメーカーから言わせれば130度全然OKです。
ところがです、弊社でEGを開けると確実に差が出ています。
冷却と言う観点から弊社ボンネットを語ると、水温の優位性を想起しますが
もれなく3度も4度もオイシイと言う点がMTオイルとATフルードです。
弊社がECUの現車セッティングをする時に、マフラーの両バンクに
A/F計を装着すると言うネタを書いたことがあります。
A/F計の配線って結構ゴツくて室内に取り込むのも容易ではありません。
弊社ではシフトレバー周りを外して配線を室内に取り込みます。
で、そこで気づいてしまいました。
モノ凄い熱気が上がってきます。
純正ってのは良く考えられていて、ゴムのシールに鉄板を重ねてから
M6のボルト4本で留めて、さらに分厚いゴムのブーツが付きます。
さらにその上に内装のコンソールボックスが付きます。
だからフツーなら熱気は上がってこないので気がつきません。
その熱気はもちろんEGから来るヤツなんですが、弊社ボンネットだと
熱気があまり来ないんです。
そこで一つの仮説にたどり着きました。
純正バンパー純正ボンネットでEGルームに熱がこもる
↓
EGオイル、水温が上昇
↓
それに引っ張られてMT、ATもチンチンになる
その仮説が確信になるまでもうちょっと検証します。
逆をやればイイってワケですから。
つまりEGルームに熱がこもらなければATMTの寿命が延びる、と。