ココ1年くらいで気がついていたことが確信になりつつありますので
発信したいと思います。
2009年にZ34が発売されてもはや10年以上です。
最近は中古車をお買い上げになって弊社をお訪ね下さるお客様も
増えてきました。
年式や走行距離にもよりますが弊社の基準で調子がイイということは
まずありません。
どっかしらに不具合を抱えています。
売る方の心理を考えれば明白ですよ。
このご時世、調子がイイZ34V36を手放してPorscheや
BMWあたりに乗り換える人って相対的にはず~~~っと少ないと
弊社では感じます。
やはりオーナーさんもわかっていてコレ治すくらいなら車検も切れるし
乗り換えよっかな、ってのが大多数だと弊社では感じます。
さすがに300台以上のZ34V36だけを乗っていればサルでもわかる
ハナシだと思いますが不具合を検知する能力は身に付きました。
こういう時ってなんでサルなんだろう?
エンジンをかけてものの30秒も暖気をすれば不具合はわかることが
多いですしモノの1分も走れば車体側の不具合もわかることが多いです。
で、イチバン困るのが
取り敢えずサーキット走れるように安くやって
って依頼されることも増えてきました。
ムリです!!
なんかおかしいって現場で感じてまぁなんとかなるっしょってのは絶対に
何ともなりません。
むしろ現実のものとなって確実にトラブルの原因となります。
サーキットだとなおさらです。
ストリートだと何となく?で済むこともあるにはありますがサーキットでは
確実に不具合は増幅されて噴火します。
事前に不具合を対策してあれば大丈夫でコストも少額だったはずだったのに
噴火してしまえばその数倍のコストになって還ってきてしまいます。
まずはストリートレベルで完調でなければその先は無いと考えて欲しいです。
ちょうど鈴鹿支部のT中様の2号機でケーススタディをしたいと考えて
責任ある情報発信をしていきたいです。
6月のとある悪夢からT中様がすぐに立ち直りまして、すぐに2号機の
プロジェクトは発動したんですが半年かかりました。
出物なんてそうそう無いですから。
絶対必要条件が無事故車です
この無事故車ってのがこの業界ではクセ者でやっかい者なんです。
弊社の基準の無事故車と市井の中古車販売店での基準が大きく異なることも
多々あります。
アライメントをキチンと取っても真っ直ぐ走らないクルマはだいたい
過去にアタっています。
フレーム修正機をかけるような事故じゃなければ事故車じゃないよって
主張する販売店がとても多いらしいです。
そんな車両で富士のストレートをフルブレーキングしたら・・・・って
考えただけで・・・・容易に想像が付きますよね。
一般公道でタイヤアルミをガンってぶつけるような事故をやったバヤイ、
アルミはヒン曲がればアームもメンバーもダメージを受けます。
ダメージがデカいとアームやメンバーは当然、交換ってことになりますが
交換したら弊社にはわかりますし弊社的には事故車です。
それをキチンと事故車って主張して販売しているところっていったい
どれだけあるんだろうか?
コレ以上書くと全国の業者さんまで敵に回すのでヤめときます。
事故車はもうダメって言っているワケでは無いですよ。
ココにも必要条件、十分条件ってハナシが存在します。
事故車だって技術があるところでキチンと治すことは可能ですが
はるかにコストはかかるってことです。
で、現実に戻ります。
事故さえやっていなければその先は早い・・・・くも無いんですね。
それをT中様の車両でケーススタディしたいと考えます。