日別アーカイブ: 2019年1月6日

今年の開発指標ネタですよ

タイムリーと言ってしまえば当事者には申し訳ありませんが・・・。

ニュースでもいっぱいやっているのでご覧になった人も多いとは思います。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000144392.html

先日、フェラーリミーティングみたいのがあったらしく当時の東北道は
フェラーリが爆走した目撃情報が数多く報告されていたみたいです。

クルっと回っちゃった360、何回か書きましたがフツーはこうはなりません。

こうなっちゃうにはいくつか理由があります。

車高下げ過ぎ、ストロークの無いアシ、あとは運転技術でしょうね。

360って弊社でも経験がありますが旧世代のダブルウィッシュボーンで
車高下げるとZ34V36よりもガッツリとキャンバーが付きます。

ご経験のあるお客様も多いと思いますがキャンバー付けると初期の操舵が
敏感に反応します。

何回もココで書いていますが曲がるけどピーキーになります

扱いづらくなります。

360ってグレードによりますがタイヤはF225 R275か
F235 R285です。

これだけリア重視なのに画像を拝見するとリアがスパっと行っています。

つまり275や285ってサイズがキチンと機能していないんでしょうね。

フェラーリに付いているようなタイヤなのでハイグリップのハズです。

車載から拝見して140~160Km/hあたりかなって感じます。

一般的には危険運転なんでしょうが我々の世界ではそんなに飛ばしてるって
印象ではありません。

富士のショートですら140Km/h以上出ますし、本コースでは300Rで
Z34でも200Km/hでコーナリングします。

フェラーリなんてもっと行けるハズです。

以前のネタと重複しますが、運動性と安定性って一見ですが排反事象です。

クルマにも当てはまります。

車高を下げてキャンバーを付けるとラフなステア操作でもスパっと曲がります。

ただ、その後にやってくる挙動までは考慮されていない事がほとんどです。

弊社がキャンバーを立てることにこだわり続けることがやはり安定性です。

3年前にTour des CORSEって世界最高峰のターマックバトルを
観戦しに行ったネタをご紹介しました。

ま、舗装路峠バトルの世界最高峰です。

タイヤは一般販売されていない太っといラリースリックタイヤでしたし
車高はソコソコ低かったですがキャンバーは見たところ1度半位でした。

そこで確信しました。

弊社がやっている事は間違いでは無い

キャンバーを付けると曲げやすいのは確かです。

でもワダチにハンドルを取られて直進性は悪くなるしフルブレーキングは
効かなくなるし弊社的には 無いわ〜 です。

弊社的には、ですよ。

トップカテゴリーのWRカーがそんなセットなんだからきっとナニかが
あるんだとそりゃあ研究、調査を続けてまいりました。

今でも晴れない雲の中で晴れ間を探してまるでもがいているみたいです。

昨日のスプリングネタやショックアブゾーバの減衰特性でもっと上を
確信しています。

多くのお得意様に感動してもらいましたが今年の方向性はもっともっと
スイートスポットを広げたいです。

弊社のアシに限ったハナシでは無いと思いますがやっている事を考えると
どうしてもドライバーのミスってのが無視できないと弊社は考えます。

ミスった時にハイ終了ではたまったもんじゃありません。

壊せば修理におカネがかかります。

未然に防ぐ事ができれば大事な予算をその分チューニングに回せます。