月別アーカイブ: 2021年9月

シーズン突入前に今シーズンをトラブル無くしっかり走りきれるように焦らずじっくりと積極的にメインテナンスにも是非、気を配って欲しいと考えますネタ、その2

ふ〜〜ん、岸田さんね。

早速、年内に数十兆円の経済対策をするって言ってました。

で、先週の4者候補討論会ではこの先10年間は消費税を上げないとも
言ってましたが総裁になった途端そのことには触れなくなりました。

アメリカの反応は安倍、菅政権となんら変わらないって報道ですし中国では
安倍麻生傀儡内閣って表現でした。

NYタイムスなんて世論を無視した党の重鎮が決めた内閣なんて書いてます。

とりあえずは我々は見てるしか何もできないですからね。

温度管理というテーマで水温、EGオイル、PSフルード、ATフルード、
デフオイルを語りましたが温度管理は必要条件であって十分条件はまた
別のハナシとなります。

何回もココで書いてきましたがEGオイルに関しては皆さま割と神経を
配りますがMTオイルやデフオイルになると意識は下がるようですし
PSフルードやクーラントに至っては交換したことが無いって人も
珍しくありません。

年式や走行が行っているクルマをお預かりした時にステアリングを回すと
ジョリジョリ感に気がつくことがあります。

キチンと定期的にメインテナンスされたクルマは10万キロくらいなら
ぜんぜんだいじょぶです。

PSフルードが吹くってことは沸点を超えたってことです。

そのPSフルードはもう初期の性能を維持できていないと考えられます。

デフオイルも同様に吹いてしまったら沸点を超えたワケですからアウトです。

Z34にMTトラブルが極端に少ないのはMTオイルの温度が上がらないから
って弊社では考えています。

やっぱり1シーズンをトラブル無く走り切るならそれ相応の対策は必要です。

ストリートメインのお客様でも一回もPSフルードを交換したことが無ければ
高いモノでは無いので弊社PSフルードクーラーと弊社のPSフルードを
お試しになってはいかがでしょうか?

ステアリングフィールは確実に良くなりますからコストパフォーマンスは
高いと思います。

PS廻りを壊してしまえば弊社PSフルードクーラーの10倍以上の
コストがかかってしまいますから。

シーズン突入前に今シーズンをトラブル無くしっかり走りきれるように焦らずじっくりと積極的にメインテナンスにも是非、気を配って欲しいと考えますネタ、その1

練習会の便りやご報告がちらりほらりと届くようになりました。

やっぱりア゛っと言う間でした。

ヤヴァイヤヴァイヤヴァイヤヴァイヤヴァイヤヴァイヤヴァイヤヴァイ

オマケに台風まで来ていますね。

今シーズンから初めてサーキットを走られるメンバーや今シーズンにかける
メンバーも多いです。

大事なことをココで確認しておきたいです。

シーズン、長いです。

弊社ではタイム命ってワケでは無いので来年の7月中旬、梅雨明けくらい
までと弊社では定義しています。

10ヶ月近く楽しく走り切るためには相応の準備が必要です。

サーキットではストリートでは起きないことがバンバン起きます。

過去に何回もココで書いていますがシーズン突入ということで改めて確認を
させて頂きたいと思います。

もう温度管理については詳細は書きません。

水温、EGオイル、PSフルード、ATフルード、デフオイル

対策しなければすぐに思い知らされるだけのハナシですから。

やはり最も重症なEGトラブルから書いてみます。

良質なEGオイルクーラーをお取り付けになってEGオイル温度管理を
キチンとしておけばEGトラブルのタネを摘み取ることは可能ですが
ココで落とし穴って言っちゃあ大げさかもしれませんがEGを自社で
手掛ける弊社だからこそのご提言をさせて頂きたいと思います。

EGオイルはケチっちゃあいけません

弊社でEGをあけるとどんなレベルのEGオイルを使っていたかが判ります。

ストリートだけってお客さまでもスラッジたまりまくりです。

燃焼室にスラッジ、カーボンがたまるとそれが原因でノッキングを起こし
純正ECUがノックリタードって制御をして出力が下がります。

つまり遅くなります。

サーキットだとそれどころのハナシじゃありません。

PさんやI町さまのようにサーキットガンガンで10万キロオーバーでも
メタルの状態を観察するとオイル管理がとても良かったことが伺えます。

残念ながらEGが調子が悪くなって弊社に入庫したお客さまのEGを
あけてみると大体メタルがダメになっています。

EGをリフレッシュするとメニューにもよりますがとても高額なコストを
覚悟しなくてはなりません。

ブローしてしまうとベースEGすら使えなくなることが多いのでさらに
高額になってしまいます。

脅してど~~する ヾ(ーー;)

って感じるかもしれませんが実際に自分に降りかかるととても深刻です。

そうならないためにも弊社では1ランク上のオイル管理をオススメしたいと
考えております。

お使いになっている安いEGオイルがダメだったって発覚した時は
もれなくEGブローした時
ですから。

タマ~~~にはアシのことについて書いておかないと催促が来てしまう・・・いや、もう来てますネタ

CircuitConceptサスペンションキットの進捗状況です。

 

 

お待ち下さるお客さまに1台1台丁寧にお取り付けさせて頂いて魂をこめて
セットしています

タイヘンですよ。

ポン付けとは何倍もテマが違いますから。

どう違うのかを丁寧にご説明させて頂きたいと思います。

コレです。

 

 

Quantumのツルシには存在しない全長調整ブラケットです。

弊社がちゃんと許可を取って作っています。

こういうのって勝手にやっちゃうと信頼関係を構築できないですから。

Quantumの創業社長さまも弊社と同じ考えで車高というのは設計時で
計算し設定するものであって現場ではイヂらない方がイイ。

もちろん現場でイロイロとイヂると変わることは誰もが知ることです。

いろんな考えがあるとは思います。

現場でちょっとアンダーを治すためにフロント下げてみようとかは弊社では
やらないってことでそれをQuantumの社長さまにもとても高く評価
してもらっています。

だから許可を下さったんです。

じゃあ何で全長調整? ってなりますわな。

フッフッフ

 

 

 

 

 

機械式LSDを付けることだけで満足してしまう人が多く見受けられる中、今シーズンは改めてデフのチューニングを進めたいと考えていますネタ、その20

先日のネタでデフだらけって書いた時に撮りそこねたデフ4つの画像です。

 

 

デフを降ろすと取りあえずバラバラにします。

バラバラついでにデフマウントブッシュフロントピース2個も弊社製の
プログレッシブレート強化ゴムブッシュに交換します。

走行が少なければベアリングは再使用できますが5万キロも走っていれば
高いモンじゃないのでベアリング4個、オイルシール3個は新品にして
安心を買いましょう。

デフ玉に付いているサイドベアリングを交換するだけならカンタンです。

ピニオンギアに付いているベアリングを交換するのもそんなにタイヘンじゃ
ありません。

ファイナルギアを交換してピニオンハイト調整ってなるとちょっと厄介です。

厄介って言うよりもドコまでこだわるか? ってハナシなんです。

 

 

 

日産のサービスマニュアル通りにコンコンコンコンやってアウターレースを
外すとけっこうタイヘンなのとどうしてもナナメって外すことになるのが
気になっちゃいます。

で、弊社で垂直に一発で外れる工具を作りました。

そのうち動画を撮ってみようって考えてみます。

デフを全バラにするのに弊社が作った特殊工具が10個くらいあります。

で、組み付ける特殊工具も10個くらい作りました。

Z34V36の専門店としてこれからもっともっとデフの作業が増えると
思いますので効率がイイCircuitConcept製の特殊工具は
正確な作業にもひと役買ってくれると考えています。

機械式LSDを付けることだけで満足してしまう人が多く見受けられる中、今シーズンは改めてデフのチューニングを進めたいと考えていますネタ、その19

河野さんだいぶ失速してきましたね~~~。

日本人特有と弊社は感じてしまいます。

良くなるかもしれないし悪くなるかもしれない
そんなリスクよりも今のままでイイや

もう一つは改革をされるととても困るぬくぬくと肥え太る既得権益団体

3兆円を超えたと報道されている東京オリンピックの経費。

組織委員会の幹部って日当30万円なんですってね。

そんなハナシが日本中でい~~~っぱいあるんでしょうね。

辛坊治郎さんが言い放った誰がなっても変わりゃしねぇよが正解なのかも?

さて。

今まで搔いてしまったようなコーナーの脱出にLSDを導入すると
イロイロとドライビングは忙しく繊細になりますがコントロールの
幅はず~~~~っと広がります。

先日も書いたようにこれだけある弊社のデフチューニングメニューです。

ターンイン時アクセルオフの効き
コーナー脱出時アクセルオンの効き
イニシャルトルク
ロックトルク
ロックタイミングのレスポンス

機械式LSDを手掛けるメーカーさんやショップさんにもイロイロと
お考えはあるとは思います。

数値はお買い上げ下さるお客さまにしか公開しませんがザックリですが
弊社ではロックトルク以外はマイルドな特性から始めています。

それでも充分に効きますから。

早速ですが2号機では10月のテストでコーナー脱出時アクセルオンの効き
を、従来よりも1ランク上げてみようと考えています。

ンまく行くとは限らないですから焦らずに1歩立ち返ってみます。

アクセルオンの効きをマイルドな特性から上げてみる事のデメリットから
まずは考察していきたいと思います。

デメリットとしてはプッシングアンダーってヤツです。

ビビリミッターが解除できてこんなところを積極的に踏めるようになると
起きやすいですね。

 

 

筑波の本コース最終なんかも同じですね。

そのプッシングアンダーをどう受け止めるのか?

弊社では3つの選択肢を準備しています。

走り方を変えて合わせてみる

アシのセットを変える

あきらめて元に戻す

これも大事な大事なデータ取りです。

繰り返しになりますがこれだけのメニューをキチンと数値化しています。

ターンイン時アクセルオフの効き
コーナー脱出時アクセルオンの効き
イニシャルトルク
ロックトルク
ロックタイミングのレスポンス

デフのチューニングが難しいのはアシやブレーキのように数値化が難しいし
アシとのマッチングがとても大事だからと弊社では考えています。

なんも考えずになんも行動しないでこのまま乗り続けるのと、3歩進んで
2歩下がるようなテスト検証を続けた結果が同じワケが無いって弊社では
座右の銘にしています。

 

機械式LSDを付けることだけで満足してしまう人が多く見受けられる中、今シーズンは改めてデフのチューニングを進めたいと考えていますネタ、その18

運転技術が上がってコーナーの脱出でアクセルを開けられるようになると
必然的にリアが掻くようになります。

正常進化です。

何回もココで書いていますがそうなる前の状態で機械式のLSDを
入れたところで・・・・・ってことです。

で、リアが掻くようになった時に弊社が強く推奨する事はタイヤのランクを
維持したままで機械式のLSDを入れての走り込みです。

オニグリップタイヤだと起きるはずの事が起きません。

今まで同様に脱出時にリアを掻く状態でLSDを入れるとどうなるのか?

コレまた重要な考えて走ると言うことがとても重要だと弊社では考えます。

こんなところをリアのスライドをコントロールしながら立ち上がることが
目標です。

 

 

目標であり理想ですが焦っちゃあいけません。

モノごとには順番っつ~~モノがあります。

ソコソコグリップタイヤで今までよりも踏んで行けるようになるとナニが
起きるのか? そしてどう対処するのが正解か? ってのをまずは正しい
イメージを持たないで行きあたりばったりやイケイケだとクルマなんて
何台あったって足りないと思います。

最初はイメージ通りになんて行かないですよ。

それでもなんとなく走ってなんとなくアッ滑ったっじゃあ上達具合だって
アッチ行ったりコッチ行ったりってなると弊社では考えています。

弊社の練習会では今日のテーマはコレにしましょうってたった一つだけ
ご提示させて頂いてそれができるようになるまで反復練習です。

機械式のLSDを入れると走り方も変えなくてはなりません

上達に応じてビビリミッターが解除されてアクセル開度がどんどん上がって
リアタイヤが頻繁に掻くようになって改めてLSDを導入したとします。

同じ運転をすると今度はスピンしまくります

今まではLSDが無かったからリアを搔いたら失速するだけでした。

だからあんまりエラいことにはならないようにデキています。

今度は失速しないでリアが暴れることだってあります。

だから機械式のLSDが無かった状態よりもアクセルワークだったり
リア荷重の掛け方だったりがより繊細になります。

ある程度走り込んで機械式のLSDに慣れるとこりゃ面白えってなるのか?
いや~~ピーキーで乗りづらくなったってなるのか? が大きな分岐点です。

ナニも感じなかったとすれば機械式LSD導入は尚早だったってことに
なっちゃいますね。

 

機械式LSDを付けることだけで満足してしまう人が多く見受けられる中、今シーズンは改めてデフのチューニングを進めたいと考えていますネタ、その17

さて、その17でやっとデフのチューニングネタです。

そもそも機械式のデフってメーカーにもよるでしょうがチューニングできる
メニューがこれだけあります。

ターンイン時アクセルオフの効き

コーナー脱出時アクセルオンの効き

イニシャルトルク

ロックトルク

ロックタイミングのレスポンス

5つの要因を独立してある程度は自由にチューニングできるモノもあれば
コレとソレはセットで変わっちゃうってモノまであります。

そもそもそれはイヂれないってデフもありますよ。

弊社ではキチンとそれぞれの数値をデータ化してデフ玉ごとに管理して
いますし弊社のデフをお選び下さったお客さまにはちゃんと公開して
特にチームメンバーには現状と次の課題としてのそれぞれの数値も
開示しています。

データはとても大事です。

なんとなくサル走りで練習を積む次のステージとして考えて走ることを
今シーズンは推奨しています。

このセットはあのコーナーは進入がイイけど脱出が難しいからコーナー
脱出時の効きを乗りやすい設定に変えてみて次にはまた考えて走る。

で、変更したセットでは実際に脱出が良くなったのか? ってのはその先の
ストレートスピードに確実に反映されます。

ターンイン時のアクセルオフでの効きって曲がるブレーキと二人三脚だと
弊社では考えています。

1wayって弊社ではとても懐疑的です。

ターンイン時にリアが流れてしまう現象があります。

NA、NBロードスターなんてとても顕著です。

だから弊社turboNBではターンイン時アクセルオフの効きをかなり
強めにしています。

何回もココで書いていますが機械製品には必ず最適値が存在します。

Z34でターンイン時アクセルオフの効きの最適値を探るためにはもちろん
乗り比べてみなければなりません。

イニシャルトルクやロックトルクに関しては多くの雑誌等で散々語られて
いるようですのでココでは割愛することにします。

ロックタイミングのレスポンス、コレもとても大事です。

レスポンスってなると早い方がイイような印象って強いと思います。

ま、思い込みってヤツですね。

ターンイン時アクセルオフの効きからコーナー脱出時アクセルオンの効きに
移行する時の過渡特性です。

ココのレスポンスが早すぎると過渡特性がピーキーになって乗りづらい
味付けになってしまうと弊社では経験しています。

細かい数値はお客さまにして公開していませんがザックリ書きますと
ロックトルクだけガッツンであとはソコソコのマイルド仕様です。

乗りやすさ重視ってヤツにしました。

コレはコレで狙った通りで良かったです。

ただ、もっと良くなるかもしれないの精神でまずはコーナー脱出時での
アクセルオンの効きを1ランク上げた仕様を準備したので富士ショートと
筑波の本コースで試してみようと考えています。

機械式LSDを付けることだけで満足してしまう人が多く見受けられる中、今シーズンは改めてデフのチューニングを進めたいと考えていますネタ、その16

デフだらけ。

あ、画像失敗したので撮り直します、

お客さまのデフもあれば2号機でテストするためのスペアもあります。

イロイロ試して一定の成果を出してきた弊社のデフですがいつもココで
書いているようにもっと上があるはずだの理念で自分で試してみるしか
道は無いんですね。

アシだったりEGだったりで散々経験してきました。

外注である程度の製品って手に入れることはできます。

でもやはり外注はある程度です。

考えてみりゃ弊社の仕事だけやるワケにも行かないですし弊社のこだわりに
真っ向から向かい合って時間だけ喰っちゃうと全く儲からないですから
弊社の仕事を受けたがらなくなります。

自分で勉強して世界を股にかけて超一流のエンジニア達にご協力を賜って
メキメキと音を立てるようによりイイ物ができるようになりました。

まずはどんな製品にしたいか? どんな動きにしたいか? を明確にして
それに向けて工学的なアプローチから入ります。

考えます

ちゃんと計算します

そのために必要なこと必要なモノを世界のエキスパートに協力してもらって
やっと試作ができるんです。

ココまでだってかなり長い道のりです。

世界最高峰品質ってそんなカンタンにできないですよ

でもこだわりにこだわって作ると試作だってそこいらのツルシよりは
ずっとイイ物ができてくるんです。

そこで満足してはCircuitConcceptの名が廃る。

もっと上があるはずだの理念でテスト、検証は必要条件です。

先日、お客さまのサポートとは言え筑波の本コースを久々に2号機で
走ってイロイロと気が付くことがありました。

明日からやっと、やっと富士が再開します。

チョコっと1本テスト走行に行って弊社の工学的なアプローチの検証を
実証にできる機会がずっと増えました。

さて、デフのナニをテスト、検証するのか?ってハナシです。

その前にアシの仕様変更も重要なテーマなんです。

何度もココで書いていますがデフの評価の前にアシがとても重要になります。

だから弊社ではZ34に機械式のLSD導入の優先順位を後にしています。

まずは良いアシと良いブレーキである程度まで行けないとデフの良し悪しの
評価はできないどころかハマるだけのように弊社では感じています。

機械式LSDを付けることだけで満足してしまう人が多く見受けられる中、今シーズンは改めてデフのチューニングを進めたいと考えていますネタ、その15

最もわかりやすいのが富士の本コースならココ100R。

筑波の本コースならココ。

初級者はどうしてもビビリミッターが発動するのでアクセルを開けられません。

それでもイイです。

焦っちゃあいけません。

ムリにこんなトコ踏んで行きましょうじゃ大変な結果が待ち受けています。

くれぐれもムリしちゃいけません。

キチンとショートコースで反復練習を積んで少なくともリアが流れた時の
修正がカラダに染みついてからじゃないと危険極まり無いですから。

リアが流れた時の修正技術が身につけば自然とビビリミッターは解除されます。

アクセル開度もグンと上がりますしコーナーリングスピードも上がります。

コレができるかできないかで弊社では初級と中級の判断基準としています。

リアが流れても適正な修正が出来なければ業界で言うところのタコ踊り、
運が悪ければガードレール、コンクリートウォールに激突です。

今日もどっかで繰り広げられていると想います。

そうならないための基礎練習です。

何回も書きますがショートで出来ないことを本コースじゃできません。

ムリに背伸びをすれば大変な結果が待っているという事をシツコイようですが
弊社は提唱し続けます。

さて、充分に基礎練習を積んで運転技術が向上して上記のコーナーでリアが
流れても踏んで行けるようになると機械式LSDが必要になります。

もっと早い段階でLSDを導入してもダメじゃあ無いんですがLSDだって
無敵の武器じゃあありません。

こうなっちゃってる状態でLSDを入れても・・・・・。

LSDの恩恵どころかさらにアンダーが強くなって運転技術の向上と言う
観点からは遠回りになると弊社では考えております。

しかもおカネのかかるハナシです。

まずはアシとブレーキにおカネをかけて練習を重ねてコレができるように
なることが運転技術向上の律速段階だと弊社では考えています。

コレじゃあいつもと変わらなくなっちゃうのでハナシを進めましょう。

今シーズン、弊社がLSDのチューニングを進めることにしたのはもちろん
理由があります。

まさに表題の通りです。

機械式LSDを入れたことだけで終わっちゃう人があまりにも多いからです。

先日、久々に筑波の本コースに行ってN織さまのアシをセットしてきました
ネタはご紹介させて頂きましたが

以前にお取り付けだったアシでは怖くて筑波を走れない から始まりました。

さすがに経験だけは弊社にはムダにいっぱいあるので筑波の本コースなら
こんなセット、で取り敢えず1本走ってもらいました。

以前にお取り付けだったアシと比較すると格段に良くなったと言うご感想で
怖くなくなった分、もっと踏めるようになったとのことでとてもご満足を
して下さったと同時に踏めるようになった分、新たな課題も見えました。

その場で弊社がアシの味付けを変更してこう言う動きになるはずだから
もっと行けますってご提言差し上げました。

2本目を終えてZ34から降りてきた直後のN織さまの表情を皆様に動画で
お見せしたいくらいです。

すっかりご満足下さいましたがまだまだ通過点です。

で、次のハード面の課題としてデフを挙げさせて頂きました。

後ろからついて行って動きを拝見してわかったことが典型的な乗りにくい
機械式LSD。

このパターン、実はかなりあるんです。

一般のお客様にとってアシの良し悪しってLSDよりはず〜〜っとわかり
やすいですから乗り心地が悪いとか曲がらないとか粘らないってご主張は
頻繁に弊社に届きます。

一方、LSDはイイのか良くないのかすら判断が付かないと想います。

アシやブレーキと同様に良くないデフで練習してもかなり遠回りです。

機械式LSDを付けることだけで満足してしまう人が多く見受けられる中、今シーズンは改めてデフのチューニングを進めたいと考えていますネタ、その14

機械式のLSDを入れるメリットは大きいです。

進入で安定しますしアクセルでクルマの向きが変えられたりコントロール
できたりとレベルが高いスポーツ走行には必須です。

アレ、いつもと言ってること違くね?

って感じた人はちゃんと理解できていないです。

先日、とてもお若いH沼さんと言うお客様と初めて打ち合わせをさせて頂き
ちょっと驚いたことがあります。

H沼さまってIT関係のお仕事でしかもネットがご専門。

さらにはクルマの情報関係です。

ありとあらゆるクルマに関する情報を日々チェックしていらっしゃるとの
ことでさすがにものスゴい情報量でした。

で、ナント! 弊社の開発日記を高校生の頃から閲覧下さるとのことです。

チームサーキットコンセプト富士本部に入会ご希望でこれからZ34を
造り上げて行くのを弊社にご依頼下さいました。

ネット情報を取り扱うプロフェッショナルだけあって弊社の開発日記ですら
熟読して下さっている様はとてもありがたいです。

これだけの高度情報社会です。

いろんな情報が手に入ります。

有効活用できるか? みすみす逃してしまうのか?はご本人次第です。

それにしても私があの日産の広報で有名人のT村さんの後輩だって
何で知ってたんだろ?

で、デフのハナシです。

Z34では機械式LSDの恩恵がストリートだと受けられません。

受けられないって書くと言い過ぎのようですから表現を変えます。

何日にも渡って書いてきたように機械式LSDが必要な運転技術レベルに
達していなければLSDのメリットよりもデメリットの方がアタマを
もたげてきます。

LSD専用オイルの交換頻度もず〜〜っと上がります。

デフオイルの温度も上がりやすくなります。

リアタイヤも減るようになります。

そのデメリットを受け止めてでも機械式LSDが必要になったステージなら
弊社はオススメしていますし弊社お得意様もご納得の上でお取り付けです。

アクセルでクルマの向きがコントロールできるってどゆこと?ってなりますし
ココでいくら文章で書いたところで・・・・です。

久々の登場ですがわかりやすいのがコレです。

 

進入で充分に機械式LSDの恩恵がありますね。

こんなこと一般公道でやれって言ったところで。

そもそも言わないですよそんなこと。

雨でも弊社の練習会を中止しないのにはココでも理由があります。

路面が濡れていて滑りやすいとドライでは起きないことがいっぱい起きます。

一般公道じゃダメですよ、安全に充分配慮してまずはショートコースで
上の動画と同じことをやってみようとしても

初級者はまずは進入でどアンダー出して真っ直ぐ行きます。

イロイロと試したり練習してくると荷重のかけ方だったりヨーの発生の
仕方だったりコツをつかんで曲がれるようにはなりますが次に襲って
くるのがクリップに付く前にスピン。

この段階では機械式LSDが必要になります。

機械式LSDを入れたからってすぐにできるようになるワケではありません。

そのことについてはまた改めて書きますが取り敢えず今回は適切な練習を
積んだ結果ちゃんとクリップにつけるようになったとします。

で、脱出に向けてアクセルオン、するとまたスピン。

進入でのスピンと脱出でのスピンは原因も違えば対策も違いますが両方とも
機械式LSDが必要です。

じゃあLSD入れて練習します。

ってなるんですがそんなにカンタンなハナシじゃ無いんですね。