以前にも何回か書いたことがありますが台湾の自動車部品見本市、
通称AMPAや上海オートショウに行くと気が付くことがあります。
もちろん様々な部品を展示しているんですが、中でも多いのがブレーキと
車高調関連部品です。
作るのどんだけカンタンなんだ? って勘ぐっちゃうほどの出展数です。
特に日本ではお目にかかれないような5軸? 7軸? のスーパーコンピュータ
NCマシンを多く有する中国ではモノブロックのキャリパー作ることなんて
カンタンらしくモノの見事にみんなモノブロックだし車高調なんて外からの
パッと見くらいじゃあデキの違いなんかもはや判別不可能です。
でも出来上がった製品を取り付けて走ってみると誰でもわかっちゃうような
差が残念ながらまだあるんです。
ビンボー浮き草の弊社が車両よりもずっと高価なショックアブゾーバーを
イギリスまで出かけて行って作ってもらった理由がいくつかありますが
ホンモノの上質な乗り味を実際に体感して欲しい
ってのがあります。
代車としてもお貸出ししますし富士の練習会では実際にお得意様がご本人で
フルアタックして欲しいです。
文面ではどうしても伝わらないフィーリングってヤツをご本人が直接
お乗り下されば弊社が百を語るよりもずっと早いですから。
どうしてもスペック至上主義みたいな所がほとんどの人にはあります。
そりゃしょうがないですね。
例えばS2000。
250馬力の前期AP1に対して242馬力の後期AP2。
フツーに考えてもそりゃ250馬力の前期AP1だろってなりますわな。
ところが242馬力の後期AP2の方がイイんですね。
HONDAだって意味があってビッグマイナーチェンジをしたワケです。
もちろん250馬力の前期AP1の方が好きって人を否定はしません。
さらに他の例を書くとブレーキだってデカい方がイイみたいな。
車高だって低けりゃ低い方がイイって今でもいっぱい耳にします。
キャンバーもそうだし全てに通じるとは思いますが久々に書いてみます。
機械部品には必ず最適値が存在します
それより大きくても小さくてもダメなんですね。
それをキチンと責任持ってお客様にご提示することが弊社の理念です。
オレは違うと思うな って人だっていっぱいいます。
むしろ弊社以外全部?
コレこそがCircuitConceptです。
またまた耳タコで申し訳ありませんが弊社が他社さんと同じことをやっても
誰も弊社を訪れて下さることは無いと思っています。
で、パッケージングのハナシに戻ります。
冷却系を対策したらECUとアシとブレーキ、コレで1つのパッケージです。
書いといて何なんですが弊社のアシやブレーキはどうしても高いです。
高いのにはもちろん確固たる理由があるワケでその性能を引き出すには
相応のコストがかかりますし弊社お得意様は理解して下さいます。
っつ〜〜かソコソコの投資をしてニセ物つかまされる方がず〜〜っと
気の毒だと個人的に思うんですけどどうなんでしょ?
NB後期ロードスターでは敢えての挑戦をしています。
コレ、散々書いといてなんですが中国製のキャリパーです。
そんなに使える方では無いと思います、多分。
ただ。この会社の社長さん、向上心がハンパ無いんです。
去年ももらったキャリパーがあるんですが重くて重くて放置しています。
こんな重いんじゃダメ って伝えたら軽量化にエラい努力したそうです。
APレベルには程遠いですよ。
でもAPとは比較にならない安さ。
ま、ぶっちゃけAPの1/5以下しかしません。
ちゃんと富士でテストしますし弊社だけでなく多くのお得意様たちにも
乗り倒して頂こうと考えています。