ガソリンタンクを開けて燃料ポンプを交換していたらガソリンの匂いに興味を
持ったのか? いきなり大スズメバチが車内に2匹も入ってきました。
大スズメバチなんてほとんどの人が見たことないと思いますが体長5センチ
以上もあるので目の前で見るとかなりのド迫力です。
攻撃性がとても強いでお馴染みの大スズメバチですからここ10年以上で
イチバンびびりました。
2匹に刺されていたらもう救急搬送で2、3日仕事になんないと思います。
さて先日の鈴鹿ではもう1台、興味深いケーススタディーがあったんですね。
これまた別のメーカーの4枚ドアスポーツセダンです。
そして昨日の例と同じように何回も単独スピンをしていたんですが昨日の
ケーススタディーとは原因が全く異なるんです。
その原因というのがこれまた絵に描いたようなカックンブレーキでコーナーに
突ッ込むごとに毎回ギャッって音を立ててそれからABSが介入する、そんな
様子が観察されました。
ブレーキバランスがとても悪いというのが原因でコーナー進入時にノーズ
ダイブがかなり激しいんです。
ドライバーご本人さんも乗りにくいなぁって言う自覚はきっとあると思います。
ブレーキも皆さんが想像する以上にとても奥が深いです。
アシの時にも書きましたがスプリングをちょっと硬くして減衰もちょっと硬く
して車高をちょっと下げる恐らく世の中に売られているアシの98%くらいが
このパターンだと弊社は感じます。
先日の袖ヶ浦ではM上さまのアシの仕様変更も敢行しました。
次回から052を265/40R18から275/40R18に変更するので
そのままのアシのセットでは基本アンダーが強くなります。
それで前もってショックアブソーバーの減衰力を変更して275/40R18に
対応するようにセットをしてきました。
M上さんのインプレッションではクルマの動きは概ね良好で弊社が狙った
ような動きとなったので次回がとても楽しみです。
繰り返しになりますがスプリングをちょっと硬くして減衰力もちょっと
硬くして車高をちょっと下げたくらいでは絶対に良いアシはできないと
弊社では考えます。
ブレーキも全く同じでまたこのFERODOのチャートを見てみます。
これだけ多くの因子があるわけでもちろんそれをブレーキメーカーもそれを
認識しているからこうやって公開しているワケです。
本日のケーススタディーの4枚ドアスポーツセダン、明らかにイニシャル
バイト、つまり初期制動が強過ぎるのと、実際に自分で乗ったわけでは
ありませんがコントロール性が著しく悪いように感じてしまいます。
その結果、ギャっと毎回のようにタイヤをロックさせてしまうような進入に
終始してしまう、そんな印象でした。
恐らくそんな状態でも0.8Gも出ていないと思います。
つまりそのブレーキシステムでいくら練習しても・・・ってことになります。
弊社チームメンバーがそこそこタイヤにもかかわらずブレーキングでバンバン
思いっ切り突っ込む姿を見ればなんとなく気付きそうなモンだと思いますが。