いつも感じています。
弊社の開発日記、画像が少ねぇな・・・・
サーキットコンセプトZ34クラッチライン(パンク回避キット)の
お問い合わせがとても多いです。
そりゃそうですね。
クラッチが戻らなくなったお客様、今までは新車保証対象でしたが、
5年または10万キロを超えると有償です。
ディーラーやショップさんにもよりますが、Z34クラスになると
MTを脱着するだけで5万前後はかかります。
オイルやショートパーツは別です。
新車保証対象内でディーラーで修理をしたお客様は、ナニが悪かったのか?
ナニを交換する必要があったのか? を知ることなく作業は完了します。
弊社でも、すでに30例以上ほど取り扱わせて頂きました。
症状が軽微なモノはエア抜きで元に戻ります。
モンダイは重症な時です。
本当にCSCがダメな時もあります。
マスターシリンダーがダメな時もありました。
10万キロ以上の走行なら、安心を買うためにゴッソリ交換をオススメします。
一部だけ交換しても、他がいずれダメになってしまうからです。
ナニがダメになるのかと言いますと、
ゴム
です。
油圧を発生させたり、シールだったり、使われているゴムが劣化します。
これはもう、しょうがありません。
ゴムの寿命ですから。
ところがです。
走行が2~3万キロでも起きることがあります。
サーキットガンガンの車両とは限りません。
何回かご紹介させて頂いております
日産のやらかしちゃったところ
です。
キャタライザ、つまり触媒ですね。
そいつのすぐそばをクラッチラインが通っていて、しかも上向きにループ。
全ての元凶です。
そもそも触媒というのは、わざと温度を上げて反応速度を上げるために
あるんです。
何の反応かと言いますと、排気ガスの浄化です。
だから、ちょっと暖機しただけでもチンチンになります。
なると言いますか、そういう風に作ってあります。
純正のクラッチフルード、過酷な状況にあまり絶えられません。
5万キロ以上放置のお客様、エア抜きをするなら立ち会わせてもらって下さい。
黒酢みたいなのが出てきます。
エンジンルームのリザーバーを見てみると、そんなに状態が悪くなくても、
黒酢が出てきます。
もう完全に変性しています。
熱で完全に劣化しています。
新品のフルードって、シールのゴムを保護するような成分があります。
そのありがたい成分もとっくに熱でダメになっちゃっているから、
余計トラブルを誘発しやすくなっています。
ま、負のスパイラルってヤツですね。
ここまで書かせて頂くとお客様もおわかりになるのではないかと・・・・
と思っちゃいけないんですね。
読者に伝わっていないんです、ちゃんと。
だからお問い合わせのメールがいっぱい来るんです。
これが送り手責任ですね。
同じ事でも、いろんな角度から解説することも必要だと感じています。
ブレーキのエア抜きならやったことあるからいっしょやろ
程度のご経験なら、Z34クラッチフルードのエア抜きはヤめた方がイイです。
下に潜ってブリーダーのニップルにφ5のビニールホースをつないで、
8mmのスパナでエイってゆるめると、黒酢がツツーって降りてきます。
おお~~黒酢だ
なんてボ~~っと見ていると、CSCにどんどんエアが入ってしまいます。
その状態でクラッチペダルをぱかぱかぱかぱかぱかぱかぱかぱか踏んでも、
エアなんてビタ一文出てきません。
やっちまったな~~~~
不動車いっちょあがり、です。
弊社も最初はハマりました。
でもイロイロと経験させて頂いて、効率の良い方法を探り当てました。
押すよりも引く方が、ずっとラクで確実でした。
ショップさんによってはやり方もあるとは思います。
で、弊社の探り出した方法を画像付きでご案内させて頂きたいと考えました。
そりゃそんなことすりゃタイヘンです。
この忙しいのに・・・。
でも、もっと有意義な情報をもっとわかりやすく。
そんな弊社ならではの送り手責任を感じています。