日別アーカイブ: 2018年4月3日

終わりのないアシの開発ネタ

まずは、肝心のピロです。

spherical

以前にもご紹介させて頂きましたが、弊社が採用するのは

Made in Germany

つまりドイツ製です。

日本にも優れたピロはあると思います。

でも、いつもここで書かせて頂いておりますが、弊社が他社さんと
同じ事をやっても誰も弊社を訪れてくれません。

ナニか特別なことをやり続けないと、弊社の存在意義が問われてしまいます。

もう一つの大きな利点が、このピロシリーズにある品番の最後に
MSって付いています。

これはモータースポーツ用の略で、レースの世界で使われるように
特化しているとドイツ人は言っていました、ホントです。

このピロを使うようになって、実に長持ちしますし、信頼性も高いです。

やはりお値段は張ります。

それでも、ソコソコの価格でご提供したピロアームがすぐにガタが出て
ガチャガチャ言い始まっちゃうと、お客様はガッカリです。

弊社フロントピロロワーアーム、フロントアッパーアームをリリースして
もう2年以上経ちます。

多くのお客様がご装着して下さいました。

サーキットをガンガンのお得意様も多いです。

今のところ、全然だいじょぶです。

どんな優れたピロを採用しても、その装着方法にこだわりがないと、
せっかくの優秀な製品もダメにしてしまうことがあります。

次に弊社がこだわることが、アウターレース、インナーレースの精度です。

アウターレースってコイツです。

outerrace

そもそもピロを純正のアームに直接取り付けることはありません。

キチンと固定するための中間材を作ります。

この精度次第で、ピロアームの品質をダメにしてしまうことがある、
それを前述のJZA80でイヤと言う程、思い知らされました。

今想えば、イイ経験をさせて頂きました。

アレがソコソコのモノだったら、こんなに研究しなかったでしょうから。