弊社のサスペンションキット,フロントは完成の域
なんて書き方をしたモンだから当然こうなりますわな。
リアは?
そりゃそうです。
フロントとリアって全く違ったアプローチですし、方向性も違います。
ザックリと表現すればフロントは運動性の追求、リアは安定性です。
サーキットでお得意様のサポートをさせて頂く特に、他人のランナーの
走りで一緒にケーススタディをすることも多いです。
クルマに限ったハナシではありませんが、他人様の事って良く見えます。
曲がらないのには理由はあります。
クルマのモンダイとドライバーのモンダイ。
当のご本人はわからないんでしょうね。
曲がらないからって安易に曲がるアシにすると、今度は危険が待っています。
クルってコマのようにスピンする車両も多いです。
これが本コースで起きると大変なことになります。
大変なことになっちゃったお客様も何名かいらっしゃいます。
コマのようにスピンしてしまうのは、かなりの割合でクルマにモンダイが
あります。
同じスピンでも、ターンインでスピンする場合と脱出でスピンする場合と
ハード面とソフト面の両方の対策が違ってきます。
何回も書かせて頂いてますが、ハード面がダメな道具でいくら練習しても
ソフト面の上達はかなりムリがありますし、時間的にも大損をします。
弊社がリアのアシに求めることは、ひたすら安定性です。
初中級者と上級者の違いを弊社ならではの視点で表現してみます。
曲がるブレーキができる
アクセルをポンと抜いてタックインで曲げられる
うまく発生させたヨーにリアタイヤの駆動を乗せられる
まだあるとは思いますが、この3つは特に重要だと弊社は考えます。
ピッチングをアクティブに利用して荷重移動を上手く使ってステアリングの
蛇角が小さくても曲がれるようになると、自然にタイムは縮まりますし
コントロール幅がずっと広がります。
そうするために、まずハード面をしっかりさせることが弊社の使命です。
自分で書くのも憚られるハナシではありますが、サスペンションについて
かなり、かなり勉強して研究しました。
やっぱり自己流はどの分野でも限界があります。
フツーはスプリングレートと減衰力とアライメントくらいしか語られません。
もっとたくさん複雑に要因が絡んでいます。
バンプラバーって皆様が想像する以上にはるかに重要です。
こんなスペーサーも作っています。
ナニコレ???
ってなると思いますが、こんなんでリアの安定性が変わるんです。
3mm、5mm、10mmと試しています。
イイところが見つかったら、さらにコンマミリ単位で試します。