月別アーカイブ: 2018年4月

終わりのないアシの開発ネタ

初北陸、相変わらずの弾丸でした。

また行きたいです。

小松空港のラウンジで呑んだくれていました。

komatsu

4種の生ビールが楽しめるラウンジは、ココだけです。

羽田も成田も2種類止まりでした。

しかし、金沢は噂にたがえずに寿司がとてもンまかったです。

Pさん、ありがとうございます。

東京で寿司を食べることがバカらしくなってきます。

アシ のハナシを長々と続けておりますが、今日はちょっと毛色の変わった
ソフト面のハナシを語ってみようと思います。

最高のアシって何なんだろうって考えると、やはり基本は

良く曲がる

安定している

乗り心地が良い

このあたりがストリートで重視される評価基準だと思います。

これが競技用だと、

トラクションが良くかかる

が加わります。

書くとカンタンですが、実践はそりゃあ長く曲がりくねった遠い道です。

補強パーツも含めて、アシの開発にはそりゃ終わりがありません。

ストリートだったらともかく乗りやすくて楽しくて安定していることを
優先してセットします。

これが競技の世界となるとハナシが変わってきます。

弊社が敢えてハイエストグリップタイヤでは無く、ソコソコグリップの
スポーツタイヤでの練習を推奨しているのは、大きな意味があります。

どんなイイ道具を持っていても、使いこなすのは当の本人です。

どんなイイ道具を持っていても適正な使われ方をしないと、本来持っている
優れた性能を享受しないで終わってしまいます。

理想を書けば、切ったら切っただけギュイーンって曲がって、
アクセル開けりゃドーンと前に進む、そんなカンジなんですが
現実はちょっと違います。

ステア特性には特に気を配ってフロントを開発してきましたが、
その動きにリアが付いて来ないと、そりゃ危険なクルマになります。

お客様のご希望を最大限に重視させて頂いてセット致しますが、
オーバー気味はやはり危険です。

ドライバーご自身で曲げる技術を、練習によって培っていきたいです。

ステアリングの切り方も重要ですが、荷重のかけ方でアンダーにも
オーバーにも持っていけるように、懐の深くてコントロール性の高い
そんなアシを目指して開発をしています。

何回も書かせて頂いておりますが、プロが乗るようなスイートスポットの
狭いアシは、弊社では否定的です。

タイム命のアシだと、どうしてもコントロール幅は狭くなります。

しなやかなアシと、柔らかいアシもまたハナシが違います。

アシを良く動かす = 柔らかいスプリング これまた大きな間違いです。

おかげさまで多くのお客様に、弊社のアシを堪能して下さっています。

弊社のアシにお取替え下さって、お客様は初めて弊社製品をご笑覧下さって
同時に今までのアシも評価できるワケです。

弊社が主張している 柔らかいスプリングがダメだった と言うことも
身をもって体験することになります。

スプリングはレートで判断できるから、まだわかりやすい方です。

減衰力特性になると、お客様ではサッパリです。

ダメな道具でいくら練習しても、そこは徒労に終わるだけです。

例えイイ道具だったとしても、使い方を誤ると真価を発揮できないだけで無く
イイ物に対する評価基準や審美眼すらも失ってしまうことにもなります。

高性能な製品を確かな使い方で使いこなす、弊社ではそんなお手伝いも
積極的に喜んでやらせて頂いております。

終わりのないアシの開発ネタ

初北陸。

komatsu

弊社がセミピロを提唱している理由、それはただ一つ、コストです。

いつもの繰り返しになりますが、律速段階と費用対効果です。

ここはやっておいた方がイイ

そこは大金を投入しても・・・・

そこを見極めることが弊社の使命です。

もちろん、弊社の提言に懐疑的な人もいます。

そりゃそれでイイです。

弊社は、全面的に弊社を信頼して下さるお得意様に費用的にも、
パフォーマンス的にも、もっともっとお返ししたいだけです。

コレ効きますよ~~~

ってご紹介したら、価格も知ることなく現物を見ることもなく
お買い上げ下さるチャレンジャーなお得意様も多いです。

大したことなかったら、その後の製品も全て疑わしくなります

フロントのピロアーム化は、ステアリングレスポンスつまりハンドリングに
大きく貢献してくれますし、多くのお客様が喜んで下さった費用対効果の
大きな製品となりました。

リアのピロアーム化の目的は2つ、リアのトラクションとブレーキング時の
安定性です。

イイのはわかっていても、やはり重要なことは

いくらかかんのよ

ですね。

弊社の大きな利点の一つであるクルマをトータルバランスでチューニング
ができるという観点から、

パワーに関することは別にして、走り、と言う観点からでも

エアロパーツ

サスペンション

スタビライザー

ピロアーム

デフ

補強パーツ

軽量パーツ

ブレーキ

これだけのモノを自社生産または自社プロデュースをしています。

ツルシのモノをそのまま販売することはありません。

効果は大きいですがやはりそれなりに費用がかかるモノが多いですが、
意外と、エ゛っそんなモン?? てのもあります。

弊社製軽量ダイアグブレースバー、かなりの進化を遂げています。

大幅な軽量化はもちろんのことですが、パフォーマンスが
とても向上しました。

間違いなく効きますよ~~~~

出し惜しみじゃないですけど、やはり耐久テストも含めて
検証は必要です。

しばらくはお得意様の車両に取り付けさせて頂いておりますので、
一般販売はちょっと先になります。

終わりのないアシの開発ネタ

春の全国交通安全運動が始まりましたね。

いつも以上に、注意しなくてはなりません。

特に、ネズミ取り、携帯、一時停止、コレあっちゃこっちゃでやります。

アシ と一言で表現しても、実に奥が深いことはなかなか伝わりません。

だからこそ、再三書いているように お試し下さることがイチバンです。

お客様によってもご要望は様々です。

ただ、一貫して弊社が主張している 乗りやすさ はわかりやすいです。

フロントは、ほぼ完成形です。

ほぼ、ってナニ?  ってハナシなんですが、この先に大きな仕様変更は
必要無いと断言できるまでの完成度になりました。

じゃあリアは未完成なの? ってハナシになりますね。

リアはまだまだ試したいこともありますし、解決したい事象もあります。

試してみて必ずしも良くなるとは限らないところが難しさを助長しています。

うまく行かなかったとしても、それは弊社の大事な引き出しになります。

リアは、フロントとは違った考え方でセットしなくてはなりません。

1ランク上のコーナリングフォースを出すこと

アクセルで向きを変えられること

リアが流れても、コントロール性が高いこと

これがリアを開発して行く弊社の命題です。

こうやって書くだけだったら、誰でもできます

コーナリングフォースが高いか低いかは、データロガーに顕著に現れます。

一つの部品を取り付けて、まずは走って検証してみる。

良かったらそりゃそれでイイですし、ダメだったとしても部品がダメなのか
セットがダメなのかを責任持ってキチンと検証しなければなりません。

リアが流れてもコントロール性が高いこと、これが一番難しいですし、
弊社のアシの最大の武器と言えるように、まだまだやるべきことが
どっちゃりある、それが正確な表現です。

弊社は、アシを売ったっきりではなく、お客様に合わせてのセットアップも
積極的に取り組ませて頂いております。

どの段階でナニを取り付ければより効果的かと言うことも含めて
限られた予算を有効に使う方策もお届けしていきたいです。

終わりのないアシの開発ネタ

一つの純正ブッシュを抜き取るのに、弊社では一つ一つ全部、
正確なアタッチメントを45C削り出しで作っています。

attachment

そりゃあ専門メーカーですからね。

純正アームを支えるこの治具、キチンと段差を作ることによって、
なるべく正確に直角を出して、カジることなく正確に抜き取れます。

支える治具だけでなく、抜き取るアタッチメントの方にも段差を作って、
これまた正確に純正ブッシュを抜き取るように尽力しています。

remover

ピロをアームに圧入するときはもっと神経を使います。

まずは正確に純正ブッシュを抜き取った後、精密に計測です。

ボアゲージってヤツをこれまた削り出しで作るんです。

boregauge

0.1mmの精度では弊社が自信を持ってオススメできるような結果に
繋がらなかったので、5/100mmのボアゲージを作り直しました。

つまり純正には、±5/100mmくらいのバラつきがフツーにあります。

そこを見なかったことにして、画一的な1種類のピロアウターレースでは、
何個かに1個は、弊社的にはダメなモノができあがってしまいます。

だからこそ、弊社を信頼して下さった大事なお得意様の車両が入庫すると、
キチンと1個1個ボアゲージで計測して、最適な寸法のアウターレースで
ピロアームを作ることで、最高のパフォーマンスを追求しています。

終わりのないアシの開発ネタ

久々にIllustrator使うと、使い方がわかんなくなっちゃいます。

spherical1

上下はガッツリ固定されていて、真ん中のボールみたいな部品が回転して
スムーズに回転すれば、しなやかなピロアームとなるワケです。

このスムーズな回転と言うのが実はとても難しいんです。

実際にはこうなります。

spherical2

こうやって表現するとカンタンそうですが、実際にはもっと複雑です。

昨日も書きましたが、純正アームの精度が良くありません。

そりゃそうです。

純正はゴムブッシュです。

1mmくらいツブれたって、わけありゃしません。

そんな所にメーカーは精度を求めません。

ところがです。

ピロの圧入公差1/100mmで、仕上がりと動きが変わってきます。

量産のピロアームって、純正の個体差が怖いのでキツめに作ってあります。

ユルめに作って、走行中に抜けちゃったらエラいことになるからです。

で、キツめに作ると、ココに負担が集中します。

spherical3

設計時にメーカーが設定したクリアランスよりもキツめになっちゃうと、
とても動きが渋くなってしまうんです。

それだけではありません。

渋めになった状態で使っていると、すぐにピロはダメになります。

つまりガタガタになって音がし始まります。

結果、耐久性を自ら落としてしまうことになります。

終わりのないアシの開発ネタ

まずは、肝心のピロです。

spherical

以前にもご紹介させて頂きましたが、弊社が採用するのは

Made in Germany

つまりドイツ製です。

日本にも優れたピロはあると思います。

でも、いつもここで書かせて頂いておりますが、弊社が他社さんと
同じ事をやっても誰も弊社を訪れてくれません。

ナニか特別なことをやり続けないと、弊社の存在意義が問われてしまいます。

もう一つの大きな利点が、このピロシリーズにある品番の最後に
MSって付いています。

これはモータースポーツ用の略で、レースの世界で使われるように
特化しているとドイツ人は言っていました、ホントです。

このピロを使うようになって、実に長持ちしますし、信頼性も高いです。

やはりお値段は張ります。

それでも、ソコソコの価格でご提供したピロアームがすぐにガタが出て
ガチャガチャ言い始まっちゃうと、お客様はガッカリです。

弊社フロントピロロワーアーム、フロントアッパーアームをリリースして
もう2年以上経ちます。

多くのお客様がご装着して下さいました。

サーキットをガンガンのお得意様も多いです。

今のところ、全然だいじょぶです。

どんな優れたピロを採用しても、その装着方法にこだわりがないと、
せっかくの優秀な製品もダメにしてしまうことがあります。

次に弊社がこだわることが、アウターレース、インナーレースの精度です。

アウターレースってコイツです。

outerrace

そもそもピロを純正のアームに直接取り付けることはありません。

キチンと固定するための中間材を作ります。

この精度次第で、ピロアームの品質をダメにしてしまうことがある、
それを前述のJZA80でイヤと言う程、思い知らされました。

今想えば、イイ経験をさせて頂きました。

アレがソコソコのモノだったら、こんなに研究しなかったでしょうから。

終わりのないアシの開発ネタ

4/1から、またまたいろんなモノが値上げとなりましたね。

世の中景気がイイらしいです。

baseup

うらやましがってもしょうがないので、弊社らしくコツコツ行きます。

リアのピロアーム、やはり律速段階と費用対効果を考慮するとココです。

rearlowerarms

なぜココなのか?  と言うことは、をいをいご説明していきますが、
お客様にとってはきっとどーでもイイようなノーガキだと思います。

低い投資で効果が大きければ、きっとそれでイイと思います。

それを弊社でキチンと検証していくことが信用に繋がると思います。

工賃も安めですし、莫大な投資をしなくてもトータルでは大きな効果を
得られるので、まずはココをオススメしていきたいと考えております。

弊社はピロアームを手がけて30年なんて言う老舗ではありません。

まだまだ経験は必要です。

以前にもチョロっと書きましたが、10年以上前に初めてJZA80で
フルピロを経験しました。

今、思い返してもそりゃあヒドいモンでした。

乗り心地は最悪で、しかも純正ゴムブッシュよりもパフォーマンスは下。

現在の弊社の知識と経験では、なぜそんなんなっちゃったのかは、
とても明確にわかりますが、当時はわからなかったです。

そんなモン作ったメーカーにモンダイがあるだけでなく、そんなモンを
選択してしまった知識の無い弊社にもモンダイはあるワケでして、
取り付けを依頼したメカもわかっていない。

良くなるわ~~けがありませんね。

その経験があったので、今となってはとてもノウハウを蓄積できました。

そのために

品質の良い大型のピロ

精度の良いアウターレース、インナーレース

ピロに負担を掛けないオフセット圧入

この3つを追求すれば、ピロアームを高品位に作ることができました。

ひょっとしたらもっとあるかもしれません。

ここにたどり着くまでは、何回も仕様変更してテスト、検証を繰り返して、
自信を持ってイイ物と言えるようになりました。

そこで沸き出るギモンです。

イイ物ってどんなピロアーム??

それを一つ一つ丁寧にご紹介させて頂きたいと考えております。

終わりのないアシの開発ネタ

先日のスーパーオートバックス千葉長沼さんのイベントで、弊社試乗車を
お試し下さったS2000乗りのS様、Z34にお乗り換えになりました。

その決め手が、弊社試乗車のハンドリングとのことです。

いずれチームサーキットコンセプトとして、ご一緒する日も近いです。

まずは、鈍重なステアフィールの改善が最優先課題です。

開発していていつも考えさせられる命題があります。

いくら? そして いつ?

そりゃそうです。

カネに糸目は付けネェ

ってお得意様はごく僅かです。

ほとんどのお客様に、弊社から率先して費用対効果を提唱しています。

ソコはそんなにおカネかけても・・・・

そっちをやるならコッチが先でしょ!

その開発理念に賛同して下さったお客様に、もっともっとお返ししたいです。

で、既に結果を出して実績を構築できたフロントのピロアームに続いて、
リアのピロ化をテスト中です。

パフォーマンスだけを考えれば、フルピロがイイのはわかりきっています。

ストリートだったらこのあたりで充分

サーキットならここまでやりたい

ってのを、丁寧に丁寧に1組ずつ検証しています。