月別アーカイブ: 2020年11月

まだシーズン前半だからこそ今からでも間に合う軌道修正ってのをご提示していきたいネタ、その7

先週にはK森様のEGを終えて今週はS様のEGを載せます。

peg1

愛情を持って仕上げて新品以上の仕上がりです。

peg2

年内にあとT野様とY本様のEGを手がけさせて頂く予定です。

だいじょぶか???

皆様もいくつかのクルマをご試乗した経験はあると思います。

まずEGパワーって大事ですよね。

クルマが遅いとどうしてもヤになっちゃいます。

EGパワーについてはいずれまた語りたいと思います。

で、少し時間が経ってから気になるのがアシですね。

やっとココのおハナシです。

minamiline

富士ショートだとココです。

fswshort

弊社の練習会ではココのアクセル開度を観察しています。

クルマが曲がらない、もしくは曲げる技術が不足しているとステアリングを
切ってからガバッっとロールして、しばらく待たなければならないですから
その間のアクセル開度は低いまんまです。

アクセル開度が低い =  前に進まない ってことになります。

だからココで上級者にドンドン離されていきます。

だからこその運転技術向上ってことなんですけどそうカンタンには
達成できるものでは無いんですが、一つ重要な律速段階があります。

ロール剛性が低いままのアシで練習しても道はかなり遠いです。

繰り返しになりますがツルシのZ34は軸荷重バランスが悪くフロントの
ロール剛性がとても低いのでステアリングを切ってから向きが変わるまで
待っていなきゃいけない時間がとても不毛でムダに要素です。

鈴鹿のショートのこれでもかってS字の連続では向きが変わる時間の蓄積で
1周すると2秒位の差になってくると弊社では分析しています。

まずはココのS字をリズム良く走り抜けるためのセットは絶対必要条件です。

乗りやすくなったクルマでS字で待つこと無く果敢に攻められるように
なったら次にはドライバーさんがご自身でイロイロ試すことによって
引き出しを増やして運転技術を向上させていくんです。

それが十分条件です。

楽しいですよ。

繰り返しになりますがそれを達成するためにはセットを間違えると
1年で達成できたはずの技術が迷走してしまうことで2年も3年も
いや、ヘタすりゃハマったまんまになることだってあります。

そう言えばいたな・・・・そんな人。

まだシーズン前半だからこそ今からでも間に合う軌道修正ってのをご提示していきたいネタ、その6

タイムリーなネタなのかな~~~~?

昨日の日曜日の朝イチは大阪からK森様が車両を引き取りにお見えでした。

EGのナラシなのでチンタラ帰るしか無いんですか6速で3,000も
回せば120Km/h出ます。

後ほど出てきますがナラシでも充分に楽しめるパッケージなんです。

で、午後イチでT野様。

で、夕方にはN村様の車両を納めさせて頂きました。

ナニがタイムリーなのかと言いますと朝イチのK森様、夕方のN村様、
どちらのお得意様も弊社のアシがフル弊社扱いのAP Racing
ブレーキキットが入っています。

もう街乗りから充分に楽しいんです

で、午後イチのT野様の車両を現状を把握するためにチョイとそこいらを
フッ飛ばして、なんですがちょっとフッ飛ばすには怖いんですね。

T野様もウスウス感じていらっしゃったとのことですがご自身のクルマって
なかなか客観的に評価するって難しい・・・いや、ムリだと思います。

ところで昨日の続きですがZ34が最も苦手とするフルブレーキングからの
S字、Z34が最も苦手とするポイントです。

ストリートでも全く同じことがあてはまると昨日は痛切に感じました。

ちょっとしたワインディングでZ34がイマイチ楽しく無いことが
この延長線上にあると考えています。

弊社でイロイロ経験してきてZ34の欠点をあぶり出してきました。

ロール剛性がかなり低いこと

フロントヘビーで軸荷重バランスが悪いこと

EGマウント、デフマウントが柔らか過ぎて位相の遅れが出ること

この3つが大きなポイントです。

逆を書くと上記の3つを正しく対策すればZ34は別モノになります。

以前は弊社2号機に試乗をご希望のお客様はたくさんいらっしゃいましたし
多くのお客様が体感下さってそれはそれは感動して下さったモンです。

コリャZ34じゃネぇな ってのがほとんどのお客様のご感想でした。

最近はメッキリ試乗希望が減ってきました。

言葉じゃどうしても伝わんないからとりあえず乗って下さい

ってお伝えすると

イヤ、イイです、乗ると欲しくなっちゃうから

こんなパターンのやりとりが増えてきました。

あともう一つ同じくらいアルアルなのが

イイのはそりゃそうでしょ、でもいくらかかんのよ?

ってプチギレのお客様も少なくありません。

確かに相応の費用はかかりますケドここでやっとその本題です。

本題が何だかわかんなくなっちゃいましたね。

今からでも間に合う軌道修正ネタです

Z34V36、もう新車発売が始まって10年以上経ちます。

弊社にお任せ下さるお得意様の中にはアシ、ブレーキ、マフラー、ECU、
冷却系やり直しってどれだけあっただろうか?

アシやマフラーなんて2セット目3セット目なんて珍しくありません。

コレも経験と言う名の授業料って言ってしまえばそれまでですが
お客様にとってはかなり切実です。

だからこそ弊社では費用対効果と律速段階を理論的にご提示してきました。

今ソレやっても・・・・

コレやるならあっちが先でしょ

こんなことが毎週のように弊社では繰り広げられています。

まだシーズン前半だからこそ今からでも間に合う軌道修正ってのをご提示していきたいネタ、その5

世界的に爆発的に感染者が増えているみたいです。

アメリカって1日の新規感染者数が12万人だそうな。

バイデンさんが大統領になってあんだけ言ってんだから就任したら
きっと全米でロックダウンです。

で、アメリカの産業が壊滅的な打撃を受ける、と。

で、中国が世界経済の覇権を手にする、と。

とりあえずその前に行ってこなきゃ。

鈴鹿ショートならではの長所を弊社なりに活かしたいと考えております。

その一つがココです。

minamiline

なかなかこんなコースは無いですよ。

富士のショートはブレーキングの修練に適したコースである一方、鈴鹿の
ショートは複合コーナーの攻略には最高だと感じました。

コレ、本コースだとなかなかできないんですよ。

筑波の本コースなんてそもそもこんなトコ無いですし。

袖ヶ浦が割と似ているけどココまでじゃあ無いです。

先日書きました齟齬があるって注釈したモヤモヤがやっとココで晴らせます。

まず弊社がドッカンブレーキを強く推奨して経緯からです。

ご経験ある人も多いとは思いますが弊社も多くのプロドライバーさんと
お付き合いさせて頂きましたし数多くのドライビングレッスンにも
参加してきました。

特にトッププロドライバーさんはナニもかもが違うんですが弊社なりに
感じたことがいっぱいあってそれをチームメンバーにお伝えしたい、
ただそれだけです。

弊社が感じた大きな違和感の一つがスローインファーストアウトってハナシは
以前にも書きました。

もちろんスローインファーストアウトを真っ向から否定するつもりは
毛頭ありません。

できるだけ正確な表現に努めるとトッププロのスローインファーストアウトと
我々のようなシロートのスローインファーストアウトではその解釈自体に
大きく乖離があるように思えてならないんです。

ナニ言ってんの? ┐( ̄ヘ ̄)┌

ってなりそうなのでもうちょっとわかりやすい表現に努めます。

トッププロドライバーさん達はギリギリまで詰めてドッカンブレーキをして
その後のコーナーに向けてリズム良く脱出できる運転技術があります。

我々のようなシロートにはそんな技術はほとんどありません。

そうなると次のように断罪されてしまうことはとても多く経験したきました。

ツッコミでムリして姿勢崩してライン外すくらいならそんなにツッ込むな

20年以上前に故山路選手に言われたのから始まって山野選手やロニー選手
クルム選手にも言われ続けてきたのでそれは正しいことなんだと思います。

ところがです。

上記の4選手は明らかにもっと思いっきりツッ込むんです。

それでいてナニごとも無かったかのようにス〜〜っと曲がっていきます。

その時にイロイロ感じました。

今でこそわかるようになりましたがその瞬間瞬間コンマ数秒の間に
トッププロドライバーさんたちは実に様々なことをやってきます。

で、弊社なりにかなり試行錯誤を繰り返してきた結果、安全を最大限に確保して
こうやったらンまく行くんじゃね? ってのを少しずつですが構築しています。

ドライビングレッスンジャンキーだった20年くらい前、NA8ロードスターで
アチコチのコースで試したことが弊社的にはとても有効だと感じました。

で、やっと本題です。

相変わらず前フリが長ェな〜〜。

まだシーズン前半だからこそ今からでも間に合う軌道修正ってのをご提示していきたいネタ、その4

昨日の続きです。

そのセットで練習しても・・・・です。

読む人が読むとわかっちゃうので少し表現を変えさせて頂きました。

*************** 前略 ****************

私はもう、サーキットコンセプトさんのところでないとチューンするつもり
ないです。
基本サスとブレーキは、優先して変えていきたいとおもいます。
軽量化の見積もりもお願いします。
私は、アグレッシブで怒りエネルギーですが、サーキットコンセプトさんは
私よりそのエネルギーがあるかと思っています。
もはや、サーキットコンセプト信者ですから今度とも宜しくお願いします。

*************** 後略 ****************

弊社がず~~っと主張しているそのセットだとダメだと弊社は思いますから
いったん純正にお戻しして純正状態から評価しましょう! ってご提言を
お聞き入れ下さるお客様といや、せっかく高いおカネ出して買ったんだから
コレを使いこなしたいってお客様がいらっしゃいます。

上記のお客様のように、もう全てサーキットコンセプトにお任せします!
と言うとてもありがたいお客様は実は弊社にとっては最もプレッシャー
当然だと思いますが弊社も全力で取り組んでいきます。

そりゃそうです。

ンまく行かなかったら100%弊社の責任です。

車高調はA社、スタビはB社、ブレーキはC社、デフはD社、補強はE社
そして軽量化は自己流、お客様のご選択ですからもちろん尊重はします。

でも弊社が最も重要視するトータルバランスを上記のような組み合わせで
達成することはムリですって断言しちゃいます。

そりゃそうです。

特に車高調、スタビ、ブレーキ、デフって開発側がターゲットにしている
ステージお客様のターゲットが完全に合致することなんて無いでしょうし
メーカーが開発してくる開発車両って純正状態のクルマがほとんどです。

タイヤなんてサイズだけでも純正状態で3セットありますし銘柄も入れたら
10パターンは超えてくると思います。

しかも純正状態で走るような人はそもそも車高調、スタビ、ブレーキ、デフ
そんなにこだわりも無いと思います。

アルミやタイヤを社外に交換する人がほとんど? いや全員だと思います。

そうなるとメーカーがいくら純正状態のクルマでホンキで開発しても
その時点でバランスは保たれないってことになります。

それくらいシビアに捉えるべき要因だと弊社では考えています。

書いてること伝わっていますかね?

お客様の走りを目の前で拝見させて頂いたり、今シーズンから積極的に
データロガーを活用させて頂いたりと、より一層の運転技術の向上に
取り組んでいます。

そのためにやはりアシとブレーキはカナメ中のカナメだと痛切に感じます。

まだシーズン前半だからこそ今からでも間に合う軌道修正ってのをご提示していきたいネタ、その3

お得意様からのツッ込みありがたいです。

いくら試作とは言えEibachのスプリングちゃんと上下揃えましょう

良く見ていらっしゃいますね。

ところで釧路のW部様からご連絡を頂戴しました。

後輩のI本様がバリバリの新車C63で十勝を走られたそうです。

で、カブリオレのW部様は見ていることしかできなかったのことですが
火が付いてしまったようです。

*************** 前略 ****************

もっと早く行っとけばよかったです(笑

ロールバーよろしくお願いします。

*************** 後略 ****************

いつもココで書いていますが正常進化だと弊社では考えます。

Z34V36乗りならば誰でもチャンスはあると感じています。

別にZ34V36じゃ無くても・・・・・なんですが、取りあえずは
弊社はZ34V36のお得意様には責任を持ちます。

車両はロールバー以外はキチンと仕上がっていますのであとは
安全装備です。

ヘルメット

HANSデバイス

レーシングスーツ

レーシンググローブ

レーシングシューズ

4点

消化器

まずはこれだけ必要です。

敷居が高いように感じるかもしれませんがチームサーキットコンセプトの
メンバーにはお安くご提供させて頂いております。

ヘルメット 3~4万から

HANSデバイス もちろんホンモノのHANS イギリス製 4~5万

レーシングスーツ Sparco イタリア製 3~4万 

レーシンググローブ SparcoまたはSimpson 1.5万

レーシングシューズ Sparco 2~3万

4点 Sparco 4万

消化器 1万

こんなモンです。

もちろんFIA Approvedってレースでも使えるモノです。

おカネをかけようって思ったらいくらでもかけられる世界です。

そんな予算があるならパーツやタイヤに使ったほうがず~~っとイイです。

どうせレーシンググローブやシューズなんて何年か使い込めばダメに
なっちゃうモンですからその時にまたお好みの製品にすればイイだけの
ハナシです。

HANSデバイスなんてニセ物、パチ物がとても多い製品です。

こういうところは由緒正しいイギリス製のHANSを買っておけば
一生モンです。

あとで買い換えるのはイチバンバカらしい分野です。

弊社が扱う4点だって車体側の加工は一切無い製品です。

取り付けにヘンな棒買って重くなったりムダな工賃は一切かかりません。

まだシーズン前半だからこそ今からでも間に合う軌道修正ってのをご提示していきたいネタ、その2

富士山、やっとキレイに冠雪しました。

画像撮るの忘れました。

富士や鈴鹿の練習会で以前から感じていたことは確信に変わりつつあります。

ちゃんと伝わるためにストレートに書きます。

そのセットで練習しても・・・・

です。

何十回って書いてきましたが冷却系が不備だとせっかくサーキットに
来たのにロクに練習できません。

で、さらにはアシとブレーキです。

ロガーを積んで解析するようになったら以前は目視でなんとなくだったのが
グラフとして顕著に出てきますしわかりやすいです。

この状況を打開するにはそのアシではムリです、そのブレーキではムリです

そう言う事になってしまいます。

むずかしいですよ。

どうせ自分の製品売りたいだけだろって言われちゃうと説得どころか
反論する気にもならなくなってしまいます。

少なくとも一旦、純正に戻しましょう!ってご提言させて頂くんですが
ここから先はもうオーナーさん次第です。

アシなんて言葉では絶対に伝わらないパーツの一つです。

正真正銘イギリス製ショックアブソーバーなんですが通常ラインアップには
存在しないフルタップを創業社長にお願いして作ってもらいました。

quantum

で、Z34V36に合わせてロワー側ブラケットを弊社で作りました。

以前にも書きましたが車高を調整するための部品じゃ無いんですよ

イロイロ勉強したり研究したり世界のトップエンジニアとお付き合いさせて
頂いて自分で書くのもなんですがメキメキ音を立てて成長できている、
そんな気がします。

気のせい??

せっかくなので新型の弊社サスペンションシステムに合わせてアッパー
マウントもイチから設計し直しました。

upper

弊社の成長の証としてまだまだあるんですがナイショです。

日々是研究

です。

 

 

 

まだシーズン前半だからこそ今からでも間に合う軌道修正ってのをご提示していきたいネタ、その1

ニュース番組からのテレビを付けっ放しにしていたら和田アキ子さんが出ていて、
なんでも芸能界生活が50年以上なんだそうな。

別に興味があったわけでは無いんですが一つだけ気に留めました。

今でもボイストレーニング等、毎日ガッツリ練習をしているんだそうです

練習は裏切らないからね

その言葉がとても印象的でした。

今日もアチコチで誰かしらは走っていると思います。

もちろんイイことばかりではありません

シーズン真っ只中です。

この1ヶ月で弊社にご依頼下さったお客様だけで

1.ブレーキがおかしい

2.エキマニが割れた(弊社製では無い)

3.PS周りが壊れた

4.デフが壊れた

5.ATが変速しなくなった

6.クラッチが切れなくなった(3名)

も~~~~タイヘンです。

そしてやっぱり大ごとは・・・・EGブロー・・・です。

弊社でキチンとメインテナンス下さるお得意様ならサーキットガンガンでも
10万キロくらいなら何てこと無いんですが、特にEG油温、水温が高めの
クルマは寿命がず~~~っと短くなる傾向が強いようです。

EGブロー、タイヘンですよ。

ナント言ってもおカネがかかります。

最低でも100万以上はかかります。

100万程度で安く上げると爆彈抱えたような修理になっちゃいます。

ホントにキチンとした修理だと130くらいはかかります。

それでも所詮は純正状態です。

だからこそ弊社では純正修理チョイ足しで370RSを推奨しています。

ま、そんな営業ハナシは今回は置いときましょう。

先日も書きましたがシーズンインでトラブルが発生するとヘタしてしまうと
今シーズンを棒に振ってしまいます。

ま、良くあるハナシ・・・・・じゃ無いんですね。

今シーズンは特別です。

何回か書きましたがK田様、M上様が運転技術の向上とと言う点で劇的な
進化を遂げています。

そりゃンまくなりますよ。

何と言っても情熱が素晴らしいです。

鈴鹿支部の新メンバーT中様もとてもとてもアツい情熱をお持ちでして
弊社も襟を正す想いですし、K田様、M上様に劣らず劇的な進化を
遂げて下さると確信しています。

私自身も余裕ブッかましているとそのうちチームメンバーにやられるので
20年ぶりくらいですかね、ギラギラ燃えてきましたよ。

チームサーキットコンセプトの手本とならなくてはなりませんから。

チームサーキットコンセプトのあこがれにならなくてはなりませんから。

も、いっかな・・・・って自分で妥協していた部分を全て捨て去って
スンゲ~~アグレッシブなキモチを取り戻させて下さってメンバーに
感謝すら芽生えてきました。

鈴鹿で想うネタ、その5

同じショートでも富士と鈴鹿ではもちろん違います。

長所もあれば短所もあるのでそれをキチンと認識して有効に利用すれば
同じ練習量でも多くを学べることができると考えています。

ショートでできないことが本コースでできるワ〜〜〜ケがありませんし
できるつもりになっちゃうと速度レンジがず〜〜っと高い分リスクは
ウナギ登りです。

鈴鹿のショートコースの長所はこれでもかっ! ってくらいのテクニカルな
コースで昨日も書いたリズムってヤツが一層要求される複合コースです。

あ、ちなみにPSフルードクーラーVマウントツインコア必需品ですよ。

無いとすぐにでも思い知らされます。

昨日書いたことと一見、齟齬があるように感じるかもしれませんが
ツッ込み過ぎてその先のリズムを崩すと負のスパイラルのように
タイムを失っていく難コースであることは間違いありません。

ココで練習、経験を積めば本コースはだいぶ楽になると思います。

一方、鈴鹿のショートの短所って言ったら語弊はありますがちょっと残念な
点はあります。

まずはストレートが短いことですね。

土地はいっぱい余ってるのに・・・・・。

ストレートエンドで120Km/hくらいの最高速がほとんどです。

対して富士のショートでは弊社2号機が3年前のデータで154Km/h。

EGが純正の時です。

今シーズンはもっと出ると思います。

120Km/hからのフルブレーキと150Km/hからのフルブレーキでは
恐怖心もリスクもかなり違ってきます。

鈴鹿での練習会はまさにこれからだと思いますが、120Km/hからの
フルブレーキではちょっと役不足感は残ってしまいますので何かしら
考えないとですね。

もう一つ懸案事項があります。

鈴鹿のショートには高低差がありません。

富士のショートでは1コーナーに向けてかなり下がっています。

クルマがキチンとセットできてないと思いっきりABSが誤介入してきます。

チームメンバーが富士のショートで30分サル走りをすれば当然ながら
30〜40回ほど150Km/hからのフルブレーキングを敢行します。

1回でもヘンなことになったらそれこそタイヘンなことになります。

ヘアピンの立ち上がりからS字にかけては上りがキツく丁寧な荷重移動が
要求されますし失敗するとアンダーオーバーとなって返ってきますから
ドライバーにはとてもわかりやすいんです。

だからこそ1ランクも2ランクも攻められるクルマ造りが要求されると
弊社ではイロイロと盛り込んでいます。

高低差の無い鈴鹿ショートではあんまりエラいことにならないでナリで
走ってしまうと言う印象を受けました。

富士のショートではチョイミスが大きく増幅される傾向があるようで
あ〜〜失敗ってのがドライバー側にも伝わりやすく鈴鹿のショートでは
ナリに走ってしまうから、ドライバー側が良く良く考えて走らないと
せっかくの得るべき情報をみすみす逃してしまう、そんなカンジに
見受けられました。

じゃあ具体的にナニを考えて走るべきか?ってことを改めて弊社から
責任ある情報発信が必要だと感じました。

鈴鹿のショート練習会は今月にもう一回ありますからメンバーズルームで
ご確認ください。

2号機持って行けるかな〜〜?

もちろん富士も11月、12月とも2回ずつは予定しています。

鈴鹿で想うネタ、その4

あああああぁぁぁぁぁぁ

来週行くはずだったのに。

ヨーロッパがまたロックダウン。

イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ。

コレでまたまたイロイロ遅れてしまう。

ホントに早めのご予約をお待ちしています。

このままだと納期が半年とか1年とかになっちゃうでしょうから。

昨日のブレーキングのハナシですが本来ならきっとこうなると思います。

suzukaline

ライン取りだったりリズムだったりです。

もちろんその通りだと思いますよ。

私自身、かつていろんなドライバーさんと親交がありました。

ツッ込み過ぎでラインを崩したりリズムが取れなかったりするくらいなら
そんなにブレーキでムリするな!って何回も何回も言われてきました。

いわゆるスローインってヤツですね。

個人的な意見です。

オレは違うと思うなって意見だっていっぱいあると思います。

弊社は結果としてお返しするしか方法がありません。

数多くのメンバーが同じタイヤでタイムが縮まってくださればそれは
純粋に運転技術の向上を意味すると弊社では考えています。

シツコイようですが個人的な経験からの持論ですよ。

ブレーキをムリしないでライン取り重視で行くと運転技術はソコソコにしか
ならないって感じるんです。

ブレーキでムリしない、コーナーでムリしない、つまりタイヤの限界の
70~80%くらいでキチンとラインを重視して走る、カンタンですよ。

すぐできるようになります。

そりゃそうです。

限界が低いんだから。

レベルが低いんだから。

ソコを狙っても・・・・って個人的には感じてしまいます。

誤解が無いようにキチンと書いておきます。

第一は安全です

クルマを壊してしまうと元も子もありません。

鈴鹿で想うネタ、その3

サーキットでのベストラップあるあるなんですがセクタータイムのベストを
つなぎ合わせるとスゲ~~仮想タイムが出ちゃうんですね。

以前に筑波をバリバリに走っていた時には仲間で盛り上がったモンです。

仮想タイムでは分切り続出です。

でもやはり現実です。

そんなに甘い世界ではありません。

ひとつの可能性や目標として仮想タイムってのはアリだと思いますが
現実を直視すれば・・・なんか・・・・違う・・・。

これはどういうことかと言いますと、昨日のネタの続きです。

ベストラップを叩き出した時のデータを分析するとあることに気が付きます。

ベスト時に最高速が出ているワケではありません。

ベスト時に最大減速Gを叩き出せているワケではありません。

そんなことがキッチリできるなんてトップドライバーだけです。

身もフタもネェ ┐( ̄ヘ ̄)┌

じゃあどうするか?

そこでココ数年、富士ショートで構築してきたメソッドを鈴鹿南でも
適応していきたいと思います。

数多くのチームメンバーが上達して下さった実績がありますので
それを適応しない手はありません。

いっぺんにいくつものことなんか克服できないので一つ一つ確実に
目標を持って考えて走ることを推奨しています。

まずはココですね。

mimami

イチバンわかりやすいですし最初に克服するべきポイントは富士と同じです。

この目標を達成できないと分切りはキビシイと思います。

まずは縦Gが1.00Gオーバーできるように基礎練習あるのみです。