日別アーカイブ: 2020年11月10日

まだシーズン前半だからこそ今からでも間に合う軌道修正ってのをご提示していきたいネタ、その7

先週にはK森様のEGを終えて今週はS様のEGを載せます。

peg1

愛情を持って仕上げて新品以上の仕上がりです。

peg2

年内にあとT野様とY本様のEGを手がけさせて頂く予定です。

だいじょぶか???

皆様もいくつかのクルマをご試乗した経験はあると思います。

まずEGパワーって大事ですよね。

クルマが遅いとどうしてもヤになっちゃいます。

EGパワーについてはいずれまた語りたいと思います。

で、少し時間が経ってから気になるのがアシですね。

やっとココのおハナシです。

minamiline

富士ショートだとココです。

fswshort

弊社の練習会ではココのアクセル開度を観察しています。

クルマが曲がらない、もしくは曲げる技術が不足しているとステアリングを
切ってからガバッっとロールして、しばらく待たなければならないですから
その間のアクセル開度は低いまんまです。

アクセル開度が低い =  前に進まない ってことになります。

だからココで上級者にドンドン離されていきます。

だからこその運転技術向上ってことなんですけどそうカンタンには
達成できるものでは無いんですが、一つ重要な律速段階があります。

ロール剛性が低いままのアシで練習しても道はかなり遠いです。

繰り返しになりますがツルシのZ34は軸荷重バランスが悪くフロントの
ロール剛性がとても低いのでステアリングを切ってから向きが変わるまで
待っていなきゃいけない時間がとても不毛でムダに要素です。

鈴鹿のショートのこれでもかってS字の連続では向きが変わる時間の蓄積で
1周すると2秒位の差になってくると弊社では分析しています。

まずはココのS字をリズム良く走り抜けるためのセットは絶対必要条件です。

乗りやすくなったクルマでS字で待つこと無く果敢に攻められるように
なったら次にはドライバーさんがご自身でイロイロ試すことによって
引き出しを増やして運転技術を向上させていくんです。

それが十分条件です。

楽しいですよ。

繰り返しになりますがそれを達成するためにはセットを間違えると
1年で達成できたはずの技術が迷走してしまうことで2年も3年も
いや、ヘタすりゃハマったまんまになることだってあります。

そう言えばいたな・・・・そんな人。