日別アーカイブ: 2022年4月17日

昔の人はイイことを言う、10年ひと昔、そりゃそうだろってハナシですネタ

やはりK林さまは真冬並みの雨の富士ショートに自主練に行っていました。

今シーズン売出し中であるからこそ意識が高いですね。

ウェット路面でしかわからないことってありますからビフォアアフターを
検証するにはうってつけです。

しかもメーカーの技術者らしく視点が工学的で詳細なご報告を頂戴しました。

**************** 前略 ***************

良いポイント
・4輪がキチンと接地している感覚がある
・頭の入りが良く、S字等切り返し時の待ちが減った
・3コーナー立ち上がりの左で横に逃げていたトラクションが前に進む力に
 なった
・(振り返って思ったこと)ブレーキを残してもリヤが流れにくい?→より
 積極的に突っ込めるかも
・ブレーキングの粘りが素晴らしい

今後の課題
・スライドの振り返しをしようとした際、向きがうまく変えられない
 (粘りすぎ?笑)
 (例:2コーナーの右でリヤが出る→左にカウンターを当てて通過→
 3コーナーの左に合わせてステアリングは左のままでアプローチするも、
 左への旋回のモーメントが止まってしまう印象)
 うまく伝わるか分かりませんが。。笑
 これに関してはスライドのおさまりが良くお釣りが無いと考えれば安心
 ですよね。ここは以前からの変化点が大きく、まだ慣れが必要だと思って
 います。

総評するとダンパーの粘りが強く、メカニカルグリップを最大限活用するぞ!
という意思を感じます笑
雨に降られましたが、アシを変える前後ともウェットで走行出来たので
比較出来て良かったです。
今後のドライ走行が一層楽しみになりました。

**************** 後略 ***************

ホントに弊社が狙った通りの的確な結果ですからもっと掘り下げてみます。

まずはわかりやすいのが頭の入りが良く、S字等切り返し時の待ちが減った
ココですね。

一言で言えば曲がるようになったってことです。

それじゃあこんなに細かい分析をして下さったK林さまに申し訳がありません。

逆な書き方をしますと曲がらないアシって必ず原因があります。

それをキャンバーをつけてごまかすとさらに悪いトコ取りになってしまいます。

ブレーキングの粘りが素晴らしいって評価にも通じることがありますが
弊社のアシってキャンバーは前後2度です。

珍しくデータを公開しちゃっていますがソコはだいじょぶです。

旧態依然のアシでキャンバー2度なんかにしたら全く曲がらなくなりますから。

曲がるのを優先したアシって漏れなくリアが粘らなくなります。

とても良くありがちなのがアンダーを消したいからフロントの車高を下げる

今日も世界中で繰り広げられているんじゃないか? って想います。

その手法だとアンダーは消せても確実にリアは粘らなくなります。

フロントがグイグイ入ってリアが粘る、さらにはドッカンブレーキでも
安定して止まる、ある意味理想のアシって聞こえそうですけど弊社では
当然かな・・・・って想います。

さらに書くと乗り心地も良くて当然です。

まだ大事な要因があるんです。

フッフッフ ( ̄ー ̄

次の練習会でK林さまとM上さまに実証して貰う予定です。