日別アーカイブ: 2021年3月23日

どこまでこだわり切ることができるのか? っつ~~~ハナシなんだと感じていますネタ、その13

Pさん、鈴鹿の本コースを4年ぶりに走って5秒近く短縮。

このとても素晴らしい結果をどうデータとして蓄積するか? そして
他のメンバーにどう適応していくか? ってのは弊社にかかっています。

鈴鹿の本コースをターゲットにしてじわりじわり縮めていったのとは
大きく意味が違ってくるんですね。

初めて走るコースや久しぶりに走るコースで結果を出すということは
純粋に運転技術が高くなってきたことを意味します。

ご自身がターゲットとするホームコースに合わせてセットしてタイムを狙う、
もちろんアリだと思います。

でも弊社ではその道を採りません。

以前、自分自身がやったからこその経験をチームメンバーに伝承したいです。

筑波でタイム命だった頃、例えば最終コーナーに合わせてファイナルギアを
交換して、最終の入り口から脱出までシフト操作をしないで済むように
セットしたモンです。

繰り返しになりますが否定はしませんよ。

シフト操作をしないで済む分タイムは縮まります。

ただコーナーで強烈な横Gがかかったままのシフト操作、そしてピッチング
からタックインを起こすこともありますしそれに対処するための運転技術を
習得すると言う点からは弊社はオススメしていません。

富士の本コース300Rや鈴鹿の本コースならそこいら中に必要となる
運転技術だと弊社では考えます。

弊社が一貫して主張しているタイム命では無いクルマ造りってこういう
ところにも息づいているんです。

ユニバーサル、普遍的って意味ですけど真の運転技術を追求して習得すれば
ドコに行っても通用すると弊社では考えますし、何と言っても一般公道では
危険回避能力だって漏れなく付いてくると弊社では考えます。

本コース30秒はタダの通過点です。

もっともっと課題はあります。

弊社でもネタはまだまだあるんです。

PさんZIIIで28秒くらいにまではイケますがもうZIIIにこだわる
意味が薄れてきています。

ZIIIを100%使い切ったと言ってイイでしょうからコレ以上ZIIIに
固執し続けても052や71の縦G横Gを享受できないままですから。

ココは弊社が押し付けるハナシではありませんのでお客様と要相談です。

弊社では来シーズンに向けてもう動いています。

それが表題のどこまでこだわり切ることができるのか? っつ~~~ハナシ
なんです。

もうちょっと具体的に書いてみます。