月別アーカイブ: 2018年10月

シーズン本格始動で今シーズンは改めてトラクションについて考察してみるネタ、その4

今シーズン2度目の練習会は大盛況でした。

こんな曇った富士山じゃなくてちゃんと写真を撮っておくんだった。

fisco

天気予報が雨だったのでおそらく当日はチームサーキットコンセプトだけだと
思っていたのですが、最近とても良くお見かけする991GT3のおきな様も
いらっしゃってシーズン早々に健全な殺し合いが始まりました。

それにしても皆様、上達著しくて弊社はただただ嬉しい限りです。

N村様34秒台突入おめでとうございます

仕様を考えるとかなりのタイムです。

ちなみにタイヤは ZIII  F245/40R19 R275/35R19

6台の弊社お得意様のZ34がコーナーを駆け抜ける姿勢を観察すると、
やはりイロイロなことに気がついてしまいます。

お客様のドライビングのクセっていうのも確かにあります。

それがココ数日にわたって弊社が提唱してるドライバー側のモンダイ。

それは今後ロガーを見ながら徐々に修正していけば済むハナシです。

で、車体側のモンダイです。

今回、弊社お得意様のN須様の車両で検証しました。

新型軽量高剛性ダイアグブレースバー

バンプタッチタイミング調整カラー

1本目は昨シーズンまでの仕様で走ってもらいました。

そして次の走行までにアシをバラして2つの弊社製品を装着です。

ギリギリ間に合ってN須様はコースイン。

事前に ハードル上げてお待ち下さい って大口叩いていたのでN須様も
メチャクチャ期待していますよ とハードルを上げてお待ち下さいました。

で、走行後、VTRでも取っておくんだった。

車両を降りてすぐにN須様は

こりゃスゲェ、メッチャイイです

ナニがどうイイのかは改めてをいをい解説させて頂きたいと思いますが、
いつもココで書かせて頂いておりますが、弊社が大言壮語を繰り返すので
お客様のご期待以下の結果だと、もう次は無いんですね。

弊社のサスペンションキットをお取り付け下さってそれはご満足下さって
もうそれでイイと言う弊社ではありません。

ナニか上があるはずだ

の精神で、お得意様とサーキットをご一緒して今、ナニが律速段階なのか?
を弊社が適切に見極めて、それに対応する製品を費用対効果を重視して
適材適所でご提示差し上げる、それだけのハナシです。

その結果お得意様に感動してもらえるそのためのチームサーキットコンセプト
それだけのハナシです。

ちなみに富士から愛知にお戻りになる間にメールを頂戴しました。

車体が安定するようになりました

nsmail

シーズン本格始動で今シーズンは改めてトラクションについて考察してみるネタ、その3

あ~~あ~~~KYBまで・・・・。

これでKYBのショックアブゾーバーも売れなくなっちゃうでしょうね。

やっぱり、と言うか韓国や中国でとても嬉しそうに報道していますね。

CNNでもやっていました。

Fake in Japan

KYBの記者会見を見ていたら、本来なら±10%の精度が要求されるのに
40%を超えた結果が出たところもあったらしいです。

40%を超えたらもはや精度とは言えないですね。

昨日、ココでこんな表現をしました。

余程の上級者でも無い限りリアのスプリングだけ交換しただけで、リアの
トラクションが改善されることは無いと考えた方がイイと思います。

リアのトラクション不足の原因がピンポイントでリアのバネレートだったら
それはあり得るハナシだとは思いますが、そもそもリアのバネレートが
本当に律速段階だったとしても、正解のバネレートを選出することは
それこそよっぽどの上級者でもない限り不可能だと考えた方がイイです。

弊社お得意様のM田様がいつもご心配下さいます。

せっかくのノウハウそんなにカンタンに公開しちゃダメだよ

だいじょぶです。

理由を一つだけ挙げてみます。

リアのバネはZ34V36に限ってみますと線形シングルレートはダメです。

弊社はそのように考えていますし、997、991、M3、M4の純正も
メーカーがちゃんと考えて弊社が考えるようになっていました。

ま、をいをい小出しに公開していきます。

トラクションがかからない車体側のモンダイだけでも

サスペンションキット

デフ

ゴムブッシュ

前後の軸荷重バランス

タイヤの正確な空気圧管理

そしてトラクションとの関連性についてほとんど語られることがなかった

ECUセッティング

リアのトラクションに関して弊社が考えるだけでこれだけあります。

これだけの可能性があるのにリアのスプリングに正解を見いだすなんて
かなりの認識不足と言えるんではないか? と弊社は考えてしまいます。

弊社のお得意様にはもちろん最適な律速段階と最良の費用対効果でご提示し

それでもやはりアシが占める比重はとても大きいです。

シツコイようですが、まずは律速段階の見極めから正確に行わないと
パーツをいっぱい買っちゃって工賃もいっぱい支払って残ったモノが

徒労

にならないようにシーズン前半は重要です。

シーズン本格始動で今シーズンは改めてトラクションについて考察してみるネタ、その2

やっと台風で割れた6枚のガラスを修理してくれました。

シャッターはまだです  (T_T)

工務店は台風バブルです。

もっともっと名だたる著名なショップさんやトップドライバー監修の
熟成されたアシがいっぱいあるのに、オマエごときが語るな!
って言われてしまえばそれまでです。

でもず〜っとブレずに弊社がご提示してきたこと、それは

お客様に感動してもらいたい

それだけです。

実績あるショップさんやトッププロ監修のアシを入れただけで、サクっと
結果が出るほどこの世界は甘くありません。

トラクションがかからない原因も同様に大きく分けて車体側のモンダイと
ドライバーの技術のモンダイがあります。

コレだ ってピンポイントで指摘できるほど単純でも無いんです。

車体側のモンダイとドライバーの技術のモンダイをバランス良く効率良く
底上げしていくことが正解なんだろ〜な〜って弊社は考えています。

と言うのも自分の今までやってきた体験として若い頃から類い漏れずに
アノ△△△とてもイイよ って情報にあっちフラフラこっちフラフラして
そりゃあ莫大な授業料を支払ってきました。

授業料と言うだけあって今となっては弊社の貴重な引き出しになっています。

あの車高調がイイよ、あのデフがイイよ、あのブレーキがイイよ、
あの補強パーツがイイよ、列挙すればキリがありません。

本当に良かったことももちろんありますが、かなりの確率でハズします。

ハズしたって主張すると言われることが決まっていまして、

みんなイイって言ってるよ、乗れないオマエが悪いんだよ

ま、そりゃそうですわ、ってハナシだったんですけどね。

多分、今でもそんなハナシっていくらでもあるんだろ〜な〜って思います。

お医者様のお客様も多いので決して知ったかぶりを書くつもりはありませんが
まずは症状を知ることから始めないとそれこそ泥沼です。

余程の上級者でも無い限りリアのスプリングだけ交換しただけで、リアの
トラクションが改善されることは無いと考えた方がイイと思います。

スプリングだって最低2本は買わなきゃいけないですし、工賃もかかります。

で、変わらないならまだしも以前よりも乗りにくくなっちゃって結局は
タイムが悪くなった、そんなことって極めて日常です。

まず、現状を客観的に冷静に判断することが最も肝要だと弊社は考えます。

シーズン本格始動で今シーズンは改めてトラクションについて考察してみるネタ、その1

費用対効果がど~のこ~のって言ってもやはり肝心なアシのハナシです。

様々なお客様とご一緒してつくづく感じることがあります。

そのアシでは・・・・・。

平日にお休みを取ってガソリン代や高速代をかけて練習にお越し下さって
パッドも減ればタイヤも減ります。

その分、血となり肉となれば投資に見合った効果として還元されるはずが
ナニにもならないどころかタダの欲求不満を溜め込みに行っただけでは
どう言葉をかけて良いのか? そんな事すら考え込んでしまいます。

以前はお客様のコストも最大限考慮して、既にあるモノは使いましょう
ってご提言してきましたが、最近はハッキリとお客様にお伝えした方が
トータルではプラスになるんではなかろ~かって考えています。

リアのアームを昨シーズンにセミピロ化しましたが、フロントほどの効果は
今のところ得られていません。

今のところと言うのはいつもココで書かせて頂いている律速段階のハナシで
リアのピロアームが真価を発揮する前に悪さをしているポイントの対策が
先と言うハナシをしてみたいと思います。

フロントのアームのピロ化はかなりの推奨メニューですが、リアのピロ化は
もちろんやったらやったなりの効果は無いワケでは無いとは思いますが
ソレをやる予算でコッチやった方がトータルバランスは上がりますって
そんなネタをいくつかご提示しております。

昨日までのリアのダイアグブレースバーも然りですし、純正デフマウントの
リアピースは早い段階で必ずチギれます。

チギれないまでも新品状態でもブニャブニャの純正デフマウントリアピースは
律速段階として優先順位は上の方です。

キチンとアシをやればやったなりに、リアのトラクション強化のためには
純正ゴム対策は必須になってくるでしょう。

キチンとアシをやった と言う前提のハナシです。

250台ほどのZ34V36に乗ると、あ、コレはダメじゃ~ん てのが
わかるようになってきます。

ナニがダメなのかももちろん責任ある情報発信として弊社のお客様には
ご説明差し上げますが、お客様にはご予算ってモノがあります。

そこをどうやって高次元にバランスさせていくかも弊社の課題です。

先日ご紹介したバンプタッチタイミング変更カラー、弊社お得意様に
1台ずつ1台ずつお取り付けさせて頂いております。

しかも富士で。

わかりやすいのでやはりショートです。

しかも最初の1本は今までの仕様で30分サル走ってもらいます。

で、次の1本の間に弊社が取り付けます。

そうすれば違いを身をもって体感できることになります。

トラクションってナニ?

正確に答えられる一般の人って、まず、いません。

別に正確にリクツを知る必要もありませんが雑誌の影響なのか何なのか
知ったかぶりをする人は必ずいるモンです。

何回もココで書いていますが 上達の最大の障害が知ったかぶりと先入観
スキーのハナシやテニスラケットのハナシで過去にやらかした例で
ご説明差し上げたこともあります。

トラクションがかかんないんですケド

このご相談をZ34V36だけに限定してもココ5,6年で
10名以上のお客様からご相談を受けました。

トラクションってとても壮大なテーマです。

タイムアップにもとても重要です。

特にFRは深刻です。

弊社なりのアプローチを全面的に支持して下さるお得意様達が今シーズンに
どのように成長して下さるか? と言う視点からトラクションについて
実証をしていきたいと思います。

CircuitConcept超軽量ダイアグブレースバーフルセットネタ、その2

いつものハナシです。

何で価格と納期を書かないんだ? (ノ`△´)ノ:.┻┻:・’

はい~~~~~~~~言い訳シリーズです。

一般販売することの意味は当然ですが広くあまねく入手可能ということです。

本来ならフロントピース、センターピース、リアピースの画像を紹介して
お客様にもご納得下さって これなら効きますね、買います ってなります。

ところがです。

ちょっとした機械加工の設備があればカンタンにパクれます。

で、そんなヤツに限って こんなんずっと安くできるって 得意そうに
発信するモンです。

そこに至るまでのそれはそれは見えない開発魂や試作、テストの繰り返し
つまり企業努力なんてモノは最も伝わらないモンですから。

だから本来なら特許でも取って自らを防御するべき何でしょうが
特許ってビックリするくらい時間とおカネがかかります。

取らないですけどね。

特許はコストがかかりすぎて弊社にはムリです。

そもそも特許なんか取ったってパクるヤツはパクります。

ただ、ここで大きなモンダイがあります。

何かしら弊社で公的な権利を取得しておかないと後々に弊社が
パクった事になっちゃうと言う悲惨な可能性があるんです。

だから画像付きの完全公開はその後です。

とは言っても、もう既にとても多くの受注を頂戴しております。

いつもいつもココで書かせて頂いているように現物を見ることなく
価格もお伝えすることないうちにご成約下さるチャレンジャーな
お得意様から順次お取り付けさせて頂いております。

こうやって微力なモノから劇的に変わるモノまで一つ一つ検証しながら
律速段階に基づいて取り付けて行くことで少しずつ少しずつですが
トータルバランスとしての戦闘力を上げていくんです。

CircuitConcept超軽量ダイアグブレースバーフルセットネタ、その1

ここに来てCircuitConcept超軽量ダイアグブレースバーの
お問い合わせが集中してしまったので、キチンと情報発信をします。

何回かご案内させて頂きましたが純正がコイツですね。

bar1

確かベースが5.7KgでverNISMOが6.5Kgだったような。

ちゃんとした補強パーツならコイツを剛性アップして軽量化ってカンジで
行きたいところなんですが、そもそも存在自体が???の部品です。

至ってカンタンなハナシです。

取り去って走ってみればおわかりになるハナシです。

そもそも弊社がダイアグブレースバーを刷新した理由はいくつかあります。

まずムダに重い

効くとは思えないところをつないでいる

コイツのせいでマフラーの取り回しが悪い

これだけ揃ってりゃ弊社が看過するワ~~~~ケがありません。

弊社の試乗車は純正を取り去っちゃったままでしばらく走っていましたが、
やはりお客様は元から付いているモノを取り去るには抵抗があります。

じゃあ純正よりもずっと軽くて純正よりもずっと効いてしかもマフラーの
取り回しも良くなって弊社製チタンマフラーの性能にも軽量化にも貢献し
なかなかここまで効果絶大な製品って無いくらいのモノを作ったろ~~、
で、自分で言うのも何ですがエエ物できましたとです。

ハードル上げてお待ち下さい。

で、CircuitConcept超軽量ダイアグブレースバーフルセット

フロントピース、センターピース(一般販売済み)、リアピース
部品点数は純正よりもずっと増えた割にはかなりの軽量化を見込めます。

まずは以前にもご紹介した純正のリアメンバー、ゴムの4点留めです。

rearmember

コイツが純正のトラクション悪化に大きく寄与しています。

性能だけ考えたらココはアルミリジッドなんですが、いつもココで
書かせて頂いているようにエラいことになります。

奥様や彼女には確実に

元に戻してよ o(-_-#”)

って確実に言われます。

で、弊社得意のプログレッシブレートゴムブッシュを作ったネタは
5年くらい前に書きましたが、費用対効果が悪かったです。

純正のリアメンバー脱着にアームもバラすのでアライメントを取り直し、
工賃もかなりの額になっちゃいますからなかなかオススメできません。

そんな中、弊社製ダイアグブレースバーセンターピースを作ったら
いくらプログレッシブレートとはいえゴムブッシュよりも効きました。

しかも快適性は純正と同等です。

それでいて体感できるほどのトラクションアップが見込めます。

そりゃそうです。

純正はココを留めているだけです。

rearmember2

そんなプラプラするリアメンバーをガッツリ留めるワケですから。

もうすでに100セット以上もご好評を頂戴しておりますが、早くも
センターピースがパクられちゃっています。

だからもっと弊社の技術力を結集してフロントピースとリアピースを
イチから開発して後塵を一蹴します。

純正がたかが3点留めの重量ブツに対して弊社製フロントピースは4点留め。
センターピースは3点留め、リアピースは4点留めの計11点留め

しかもずっと計量でさらにはマフラーのムダな遠回りを回避できます。

自分で書くのも何ですが、かなりのスグレモノです。

シーズン本格始動ちょっとその前にネタ、その4

超~~~~~どハマりしています。

これも試練なのかな~~~~。

ハマった分だけ弊社の経験値が積み重なっていくのでひたすら頑張ります。

バンプラバーについてとても多くのお問い合わせが来ちゃいました。

御社の使用するバンプラバーはドコ製ですか?

バンプタッチのカラーってドコに入れるんですか?

このような個別の質問にはとてもじゃないけど対応しきれません。

責任ある情報発信 と言うことと情報ダダ漏れってことは根本的に違います。

星の数ほどあるバンプラバーから弊社が採用を決めるにはそりゃあ筆舌には
尽くしきれないほどの過程と企業努力があります。

以前にも書きましたが まずはどうしたいのか? と言う明確な方向性を
お客様が持つことは絶対に必要です。

中でも多かったお問い合わせは トラクションがかからない でした。

その人のクルマの仕様もわからないですしアシだってザックリと△△△が
入っているですけどトラクションがかからなくて悩んでいます なんて
抽象的なことを言われても対処のしようがありません。

お医者様に電話して おなか痛いんですけど何が原因ですか? って電話しても
あ、ソレ△△△ですね って回答は世界中探しても一件も無いと思います。

そもそもトラクションがかからない理由がバンプラバーにあるとは思えないし
弊社からバンプラバーだけを買ってもイイ方向に向かうとは思えないです。

弊社の製品はやはり安くは無いモノが多いです。

いつもココで書かせて頂いておりますが

価格には理由があります

安くてイイ物はできない

弊社の理念にご賛同下さった大事なお得意様のために弊社はいつも
責任を持ちます って主張をしています。

弊社で外した数セットの車高調を見て コレじゃムリだろ って思いますが
お客様にとってはそりゃ深刻です。

コレもいつも弊社がココで主張していますが、

クルマはトータルバランスが最も重要です

一言でトラクションがかからないって主張されてもその原因を特定することは
一般のお客様にとってはよっぽどの上級者でも無い限り不可能だと思った方が
イイと思います。

ちょっと言葉が過ぎたかもしれませんから

トラクションがかからない原因がデフ玉だったこともあります

進入時でリアがスッポ抜ける原因がブレーキだったこともあります

自己判断でアシを3セットも換えた結果、弊社を訪れて下さったお客様も
いらっしゃるくらいで、そのムダになっちゃった時間と投資を考慮すると
凄まじいくらいに遠回りをしています。

それに気がつかないで猪突猛進をしてもお客様が期待するような結果とは
どんどんかけ離れて行ってしまっているのを見ていると、とても不憫です。

もう何十人のお得意様から

もっと早くサーキットコンセプトに来るべきだった

もっとガンガンに書かないと伝わりませんよ

まあそりゃそうなんですけどね、なかなかそう言うワケにも行きません。

イベントの都度に多くの業者さんとお会いすると苦言を刺されます。

笑って冗談っぽく言ってくれますが内心は あのヤロー余計なこと言いやがって
なんだろーなーと容易に推察されます。

情報発信ってとても難しいって骨身に沁みています。

あたり障りのないスジ論だけ書いてたら誰も弊社に訪れてくれません。

とは言っても画像付きで ココこんなんになってますケド ってアップしたら
弊社は業界にはいられなくなります。

それでも弊社は責任ある情報発信に努めたい気持ちが強いのでイベント等には
現物でご説明することが多いです。

お客様だけで無く業者さんだって、エ゛っこんなんなってんの ?

またこんな書き方したら怒られんだろ〜な〜

ただ、怒ったところでこれだけの高度情報社会です、高度ネット社会です。

いずれ露見します。

そうなった時に やっぱり浮き草の言ってたことが正しかったんじゃん
ってなればそれはそれでイイと考えています。

シーズン本格始動ちょっとその前に熟考のオススメでした。

シーズン本格始動ちょっとその前にネタ、その3

フロントの車高調のツルシを並べてみました。

Bilsteins

K野様、K森様、B様のお取り付け前のツルシのBILSTEINです。

以前にも書きましたが弊社ではシェルケースしか使いません。

ツルシはバンプラバーが標準装備されていません。

所詮はツルシって言ってしまえばそれまでですけど弊社のアシが
投資に見合った効果が無ければ誰もお買い上げ下さいません。

BILSTEINのツルシには16Kg/mmのスプリングが標準装備です。

レバー比と実効値を理解すればこんなに柔らかいバネはナシだと感じます。

弊社がお客様のアシを手がける時にはお客様のステージを最大限に考慮します。

サーキットに行くお客様、行かないお客様。

サーキットに行くお客様でもそのステージや経験によっても変えています。

昨日のバンプタッチタイミング変更カラー、弊社のサスペンションキットには
最初っから標準装備されているわけではありません。

今までに何回も書いてきましたが経験がそれほど多くないお客様だと、
どうしても上手く曲げられないし上手く脱出できません。

そりゃそうです。

最初っから上手くできちゃうとそれはそれでレベルの低いハナシです。

上手く曲げられない対策をど~するか?

とても良くありがちなのが車高をイヂるかキャンバーに頼るか?

決してそのアプローチを弊社は否定するワケではありません。

過去のネタを読み返すと、否定してるな・・・・・。

いつもココで書いていますが弊社が他社さんと同じことをやっても・・・・。

コレが順調に上達するかそれともどんどん自己流と言う泥沼にハマるか?
大きな分岐点になってしまうと弊社は考えております。

お客様の現在の技術レベルよりチョイアンダーに振るべきと言うのは、
以前にもご紹介したことがありますがキャロッセの創始者の故加勢氏が
指導して下さった技術です。

このチョイアンダーってのがミソです。

どアンダーだとナニをやってもダメです。

そのチョイアンダーを練習と経験で技術レベルを上げることによって
積極的に曲げられるようになると今度はスピンするようになります。

正常進化です。

つまりチョイアンダーを消せるようになったことで相対的にオーバーに
なってしまうんですね。

もちろん突っ込みの速度もコーナーリングスピードも上がっています。

1ランク上がったお客様のレベルにはもはやチョイアンダーでは無く
むしろオーバーになってしまいます。

先日も書いたようにスピンをする原因の車体のモンダイとドライバーの
モンダイと言うのがここで密接に絡んできます。

その都度、お客様にとって適切なセットをできるだけご提供させて頂くのが
弊社のサスペンションキットの大きな優位点だと考えております。

弊社の製品に限ったハナシではないと思いますが、どんなに優れた製品でも
そのセットアップや使い方によってはその性能を充分に発揮できないことも
とても多く耳にすることもあります。

シーズン本格始動ちょっとその前にネタ、その2

まずはコレを見てください。

collar

なんやねんコレ ですよねー

カラーです。

スペーサーとも言います。

5mm8mm10mmと3種類ほど準備してあります。

あんまり公開したくなかったんですけど、このカラーによって変わるモノは

バンプタッチタイミング

初めて聞く人も多いと思います。

アシ周りを開発する時って、フツーはスプリングとショックアブソーバーの
減衰力特性と車高とアライメント、ソコで終わっちゃうことが多いです。

もちろんとても重要ですけどね。

重要なだけであって弊社的にはそれで充分とは考えておりません。

バンプラバーと言う部品があります。

こんなゴムみたいな部品でステアリング特性を変えられるんですね。

EIBACHの本国のサイトに行けば割と詳しく解説がありまして、
バンプラバーと言う表現ではなくセカンドスプリングと表現で、
その重要性を説いています。

樹脂を使用している恩恵で非線形つまりプログレッシブレート
選択することができます。

これもまた大きな利点です。

Hypercoは、ちっちゃいスプリングをセカンドスプリングとして
ラインアップしています。

bumpspring

そのくらいメーカーが重要視しているバンプラバーです。

純正にももちろん付いています。

弊社は積極的にバンプラバーをいくつかテストしてきました。

で、バンプラバー自体もとても大事な部品ですが、セットアップつまり
その使い方がアシの特性を左右するほど重要なんです。

それがバンプタッチタイミングと言うヤツです。

コレがスピンと密接な関係があるんです

シーズン本格始動ちょっとその前にネタ、その1

いつもここで書いているように弊社がチームサーキットコンセプトを構成して
サーキットサポートをさせて頂いている理由は一つです。

運転技術を楽しみながら向上

所詮シロートと言っちゃあ何ですが職業ドライバーではない我々には、
時間も予算も限られています。

その限られた予算と時間を最大の効率で活用するようにご提示しております。

初級者から中上級者への大きなステップの一つがスピンです。

スピンはわかりやすいです。

ブレーキングはわかりにくいです。

アクセルコントロールもわかりにくいです。

わかりにくいことをなるべく可視化してご提示するのも弊社の役目です。

ブレーキはもうコレ以上ツッ込めないよ

コレ以上アクセル踏んだら回っちゃうよ

過去20年以上も耳にしてきました。

今の仕様じゃもうタイムアップは望めないよ

コレも何十回聞いてきたか・・・・・。

タイムが伸びない理由はご本人にあると弊社は感じてしまいます。

キチンとしたクルマ作り

理論に基づいた段階的プログラム

そして最も大事なこと、それは

情熱

真摯に取り組んで情熱を持って続けることによって初めて見える世界です。

そのお手伝いを効率良くさせて頂いているだけのハナシです。

上記の3つは三位一体で、一つでもバランスを欠くと効率は悪くなります。

まずはわかりやすいスピンから語ってみます。

スピンは大きく2つに分けて進入時のスピンと脱出時のスピンがあります。

どちらも重要な意味があります。

弊社が5年前に富士のコースを借り切って練習会をやった時に、多くの
お得意様が 人生初めてスピンした とおっしゃっておりました。

Z34V36に限らず、スピンをしたことがない人の方が圧倒的に多いです。

スピンというのは実はとても重要で、スピンをしたことがない、もしくは
ハーフスピンすらほとんど無いと言う走りは、ある意味まだまだタイヤの
限界内で走っているという証拠にもなってしまいます。

一般公道でやったらタイヘンなことになります。

だからこそチームサーキットコンセプトの意味があります。

まずは進入時のスピンから弊社の考えを語ってみたいと思います。

スピンするというのは多くの人が間違えて理解していると弊社は感じますが、
オーバースピードが原因とは限らないんですね。

その証拠に上級者やプロドライバーはもっと高いスピードで駆け抜けます。

それでは進入時のスピンについてもう少し検証してみたいと思います。

進入時のスピンの原因は2つに分けられます。

車両側のモンダイドライバーのモンダイ

一般のお客様にとって原因の特定をするのはほとんどムリです。

まずは車両側のモンダイについて追求していきたいと思います。

なぜならばモンダイを抱えた車両でいくら練習を積み重ねても待っているのは

徒労

さらに書くと、徒労で終わればまだマシな方かもしれません。

最悪・・・・・全損・・・・・・。

それだけは避けたいですね。

避けたいどころか避けなければなりません。

車両にモンダイがあれば当然そのモンダイを排除しなくてはなりません。

もったいぶんないで早く書け (`Д´)凸

ってツッ込みの総攻撃が弊社まで届きました。

そんなにカンタンな一言で済めば誰もができてしまいます。

一つ一つ責任ある情報発信をしていきます。