フロントの車高調のツルシを並べてみました。
K野様、K森様、B様のお取り付け前のツルシのBILSTEINです。
以前にも書きましたが弊社ではシェルケースしか使いません。
ツルシはバンプラバーが標準装備されていません。
所詮はツルシって言ってしまえばそれまでですけど弊社のアシが
投資に見合った効果が無ければ誰もお買い上げ下さいません。
BILSTEINのツルシには16Kg/mmのスプリングが標準装備です。
レバー比と実効値を理解すればこんなに柔らかいバネはナシだと感じます。
弊社がお客様のアシを手がける時にはお客様のステージを最大限に考慮します。
サーキットに行くお客様、行かないお客様。
サーキットに行くお客様でもそのステージや経験によっても変えています。
昨日のバンプタッチタイミング変更カラー、弊社のサスペンションキットには
最初っから標準装備されているわけではありません。
今までに何回も書いてきましたが経験がそれほど多くないお客様だと、
どうしても上手く曲げられないし上手く脱出できません。
そりゃそうです。
最初っから上手くできちゃうとそれはそれでレベルの低いハナシです。
上手く曲げられない対策をど~するか?
とても良くありがちなのが車高をイヂるかキャンバーに頼るか?
決してそのアプローチを弊社は否定するワケではありません。
過去のネタを読み返すと、否定してるな・・・・・。
いつもココで書いていますが弊社が他社さんと同じことをやっても・・・・。
コレが順調に上達するかそれともどんどん自己流と言う泥沼にハマるか?
大きな分岐点になってしまうと弊社は考えております。
お客様の現在の技術レベルよりチョイアンダーに振るべきと言うのは、
以前にもご紹介したことがありますがキャロッセの創始者の故加勢氏が
指導して下さった技術です。
このチョイアンダーってのがミソです。
どアンダーだとナニをやってもダメです。
そのチョイアンダーを練習と経験で技術レベルを上げることによって
積極的に曲げられるようになると今度はスピンするようになります。
正常進化です。
つまりチョイアンダーを消せるようになったことで相対的にオーバーに
なってしまうんですね。
もちろん突っ込みの速度もコーナーリングスピードも上がっています。
1ランク上がったお客様のレベルにはもはやチョイアンダーでは無く
むしろオーバーになってしまいます。
先日も書いたようにスピンをする原因の車体のモンダイとドライバーの
モンダイと言うのがここで密接に絡んできます。
その都度、お客様にとって適切なセットをできるだけご提供させて頂くのが
弊社のサスペンションキットの大きな優位点だと考えております。
弊社の製品に限ったハナシではないと思いますが、どんなに優れた製品でも
そのセットアップや使い方によってはその性能を充分に発揮できないことも
とても多く耳にすることもあります。