究極のトラクションってコイツだと思います。
アクセル開度がハンパ無いですね。
ほぼほぼ全開です。
それも世界のトップドライバーにメーカーが全力で作り上げた車両という
コンビネーションがなせるワザでして、次元が違いますね。
よい子は決してマネしてはいけません。
我々のように車検対応のナンバー付き車両でサーキットアタックを楽しむ
クラブマンスポーツと言う考え方は同じ方向性ではムリがありますと
弊社は常々考えています。
半年前に富士をご一緒したお客様で気づいたことがあります。
昨日もご案内したスピンしにくいコーナーで30分間に3度も回りました。
ナニかがおかしいと思って車両を点検させて頂いてもそんなに回るほどの
明確な機構的欠陥は認められませんでした。
で、今回、弊社のECUに書き換えて下さいましてあることに気がつきました。
横軸が実際にアクセルを踏み込んだ量を16進数でECUに入力して
縦軸に電子スロットルの開度として出力するグラフです。
青が純正のアクセル開度特性で赤がお客様のECUのアクセル開度データです。
ご覧下さるとおわかりになると思いますが、開け過ぎです。
世界のトップドライバーでは無い我々がアクセルコントロールとして
頻繁に使う中間域でこんなにガバっと開いてしまってはそりゃあ
スピンしますわな。
弊社のECUはココで何度かご案内したことがあると思いますが、
サーキットverとストリートverがあります。
どっちがエラいとかそういうことではなくて、サーキットverでは
アクセルコントロールをやりやすいような特性にしてあります。
スイートスポットを広く取って、扱いやすいクルマにしてあります。