月別アーカイブ: 2019年9月

練習機2号ネタ、その1

首都圏、一晩開けてエラいことになっていますね。

停電で信号機が消えちゃっていたり高速道路はこんなに通行止め。

traffic

電車も止まっちゃったから一般道は凄まじいほどの大渋滞です。

さらにあっちゃこっちゃに折れた木が散乱しています。

木の枝じゃないですよ、木です。

太さ20cmくらいのまで落ちていました。

とりあえず弊社には損害は無かったですが今日はほとんど仕事にならん(T_T)

しかも今日は今シーズン最高気温らしいです。

ま、例年ですが9月の第2週が最も気温が高いんです。

明日はもっと暑いらしい。

あと2週間もするとす~~~~っと気温が下がってとうとうシーズンインです。

やっぱりア゛っつ~~間にやってきましたね。

今シーズンの目標をハード面ソフト面の両方から昨シーズンとは違った切り口で
ご案内していきたいと考えております。

多くのお得意様がご贔屓にして下さいまして代車が1台じゃ足りなくった
ってのも一つの要因ではありますがせっかくなのでここは
CircuitConceptらしく行きます。

弊社の代車として活躍しているS15に加えてまたまたNB8Cロードスターが
追加されました。

練習機2号です。

S15も練習機1号と言う役割はありますが、どうしても代車っつ~役割も

14万7000キロのNB8Cでナニをするかと言いますと

ズバリ、スライドコントロールです。

どうしてもリスクが高いサーキットでタイムが上がってくるとやってくるのが
予期せぬドヒャ~~~~って流れてしまうことです。

慣れてくれば難なくコントロールできるんですがやはりどうしても初級者は
ビビリも入るしアタマじゃわかっていても適切にスライドコントロールを
する前にとっちらかってしまうことがほとんどです。

その結果アタってしまうと軽症でも1シーズンはダメ、重症だと一発廃車。

やっぱりせっかくZ34V36で弊社とご縁があった多くのお得意様に
そんな憂き目にできるだけ遭って欲しくないですし星の数ほどある
ショップさんの中から弊社をお選び下さったお得意様にパーツだけを
販売するだけでなくFRスポーツと言うとても楽しいカテゴリーを
楽しみ倒して欲しいと考えております。

そのための練習機2号です。

練習機1号と2号では練習内容も目標も違うんです。

弊社がブレずに一貫して主張していること、それが

楽しく練習して運転技術が向上、その結果タイムは縮まる

それをもっともっと今シーズンは具現化していきます。

どうせいっちゅうねんネタ

コチラハハチオウジシヤクショデス
サイガイケイカイレベルヨンデス
イノチヲマモルコウドウヲトテクダサイ

って放送しているように聞こえるんですが雨の勢いがスゴくてよくわかりません。

念のためにお預かり手いるお客様の車両にウマをカマせて30cmほど
かさ上げして大事に至らないようにしました。

この忙しいのに・・・・。

モロ直撃ってココ20年くらい無かったからちょっとビビっています。

携帯の緊急速報が鳴りっぱなしです。

所詮浮き草ですがモノ造りの立場から想うネタ、その4

昨日帰ってちゃんと今日は朝から仕事しています。

でも、ちょっとツラい・・・・・。

コレ、Pさんのリアビューです。

extail1

extail2

特に右が気になるところではあります。

弊社のイチバン初期型のオール304ステンレスマフラーです。

性能は良かったですよ。

改良すれば今でも全然イケます。

その改良ってのがPさんのリアビューでお分かりのように出口の精度です。

さらには弊社初期型のマフラー開発時には軽量高剛性ダイアグブレースバーの
構想がまだ無かったので純正ダイアグブレースバーを避けるように純正と同じ
下に垂れ下がるような構造を余儀なくされていました。

あれから10年!  きみまろか っ! ヾ(ーー;)

弊社もイロイロと成長できましたし多くの引き出しも蓄積できました。

せっかくなら最先端のテクノロジーでイチから作ったんで!ってなワケで
ちゃんと型から起こしています。

コレまたおカネもかかるし時間もかかります。

でも世界最高峰品質を安定して量産するためには避けて通れません

マフラーの出口はキチンと左右均等に対象でなければなりません。

よしゃあイイのに出口テールを2種類作ると言う暴挙。

七色のいわゆるチタンカラーってヤツと何回か登場したmaclarenの
パクリっちゃあそれまでですがカーボンテールの2つです。

さらによしゃあイイのにverNISMOのリアバンパー用のテールも作り
全部で4種類です。

verNISMOの純正リアバンパーに社外のマフラーを入れると奥の方に
引っ込んでしまって実にカッコ悪いと弊社は考えました。

ど〜〜せココまで莫大な開発費をかけたんだからトコトンやったります。

V36スカイラインも含めて実に6種類なんですけどね。

だいじょぶか? ウチ・・・・・。┐( ̄ヘ ̄)┌

タダの重量物である純正のダイアグブレースバーを廃した弊社のマフラーの
レイアウトって最低地上高がずっと稼げるんですね。

他社さんのマフラーも含めてヒットするのはココです。

exbottom

こんなに下に出っ張ってりゃアタるわな。

Sさんのワンオフマフラーなんて水が溜まっていました。

下に潜ってリアピース外したらズブ濡れになりましたからもう罰ゲームです。

どうせソコまでやるんだから更に1cmくらい上に上げられそうです。

そしたら地面にヒットするなんて事は弊社のフルチタンマフラーで
ありえないことになると考えています。

せっかく買ったマフラーも地面にヒットさせて排気漏れしてバリバリ言って
修理しなきゃってんでマフラーを脱着して修理するのもおカネかかります。

しかも構造がそのままだとまたいずれヒットします。

弊社の製品は最初は一見高価そうに見えますがトータルすると安くあがると
多くのお得意様たちから支持されています。

そのご期待のさらに上を行くためにもうちょっとお時間を下さい。

所詮浮き草ですがモノ造りの立場から想うネタ、その3

ま~~~世界的に航空会社の増えたこと増えたこと。

shenzen

例の香港の騒ぎで隣に位置する深圳に軍隊の多いこと多いこと。

これからいずれ突入するんでしょうね。

写真なんか撮ったらタイヘンですよ。

国家機密ナントカ法ってヤツで拘束されますから。

ところで多くのお客様がお待ちかねのフル64チタンマフラーです。

なんでこんなに時間かかんの?ってハナシでしょうから、やはり責任ある
情報発信は大事ですね。

今回プロトタイプは完成しました。

が、これで納めるワケにはいかないんですね。

多分このまま納めても半分のお客様は文句を言わないと思われるような
できあがりではあります。

でも少なくとも2、3人、いや、もっとカモ? は、こうなります。

これで世界最高峰品質???

売る方がそう認識しているんですから買う側はもっとだと思います

弊社の車検対応64フルチタンマフラーは触媒以降のフルセットです。

フロントパイプは別売りとかそんな中途ハンパなことはしません。

だからこそより一層の精度が要求されます。

そのうちどっか車体にアタってゴトゴト音がしてきたとか割れてきたとか
そんなネタをアップしているSNSはちょくちょく見かけます。

そんなの弊社的には許されません。

だからこそcm単位、いやmm単位の精度追求をしています。

カンペキでないと世界最高峰品質のカンバンは揚げられません。

でもちょっとイイお知らせです。

まずはコイツを見て下さい。

welding1

welding2

どうです、この溶接の美しさ。

前回、張社長に溶接をもっと美しくできないか?って提言しました。

さすが深圳です。

見たこと無いような凄まじい溶接ロボットマシーンを導入しました。

以前にも書きましたがフツーはこんな設備投資は中小企業はムリなんですが
中国政府が補助金を出して割とカンタンに導入できるんだそうです。

そのかわりその設備でドンドン儲けて税金払ってねって考え方です。

社会主義国家が経済をイチバンわかっていますね

チタンの溶接一筋30年なんて職人(そもそもそんな人が存在するのか?)
よりもコンピュータフル制御の溶接マシーンの方が優れています。

こんなチタンの溶接の仕上がりを見たことありません。

所詮浮き草ですがモノ造りの立場から想うネタ、その2

台湾や中国に足繁く通う理由って値段だろって思う人がほとんどだと思います。

確かに価格って魅力はとても大きいです。

いくらイイ物を作ってもあんまり高過ぎると販売力はありません。

できるだけコストを下げるのも弊社の企業努力としての使命だと考えます。

20年前くらいに最初に来た頃は確かに価格が目当てでした。

ところがです。

最近は品質です。

同じモノをそもそも日本で作ってくれる業者ってどのくらいいるんだろ?

昨日の自宅の間口を丸ノコでブッタ切ったハナシです。

シャカリキになって調べ上げればカンナひとつでキレイに仕上げる大工って
見つかるとは思います。

現実ではまず不可能です。

それだけの技術を持った高レベルの大工がわざわざ弊社の自宅に来て
カンナがけだけの仕事を受けるのか?

それだけの高レベルの大工にやってもらったとしていくらかかんのか?

結論としてムリってなるしかない事が現実です。

チタンマフラーひとつ取ってみるととてもわかりやすいです。

何回かご紹介した64チタンフランジです。

flangeweight

コレ日本で作ることってまずムリです。

技術的にできる職人さんは日本にもいっぱいいると思います。

そもそもなんでこんなモンにこだわるか? ってハナシになるんです。

弊社もムダに長い経験からチタンマフラーはけっこうハマりました。

FD、80Supra、S2000。

関係者も見ているので詳しい言及は避けておきます。

Z34V36だけで既に30セット以上のバックオーダーを頂戴して
さらには某有名高級外車スポーツカーショップオーナーの盟友からも
ご注文を頂戴していると言う現状を真摯に受け止めなければなりません。

弊社にご注文を頂戴すると言う事は当然ですが世界最高峰品質です。

パワーが出てアタリマエ、ちょっとやそっとで割れたり排気漏れするのなんか
言語道断です。

しかも車検対応です。

車検非対応で作る方がずっとず〜〜〜〜っとカンタンですよ。

でもスーパーオートバックスさんやナント、日産自動車販売さんまでもが
お取り扱って下さる現状を斟酌すると避けて通れない道なんです。

イイ悪いはココでは置いといて、さすがに名が知れ渡ってきた弊社です。

弊社に全面的なご信頼を寄せて下さるお得意様だけとは限りません。

今、取り付けてあるマフラーがどうも納得行かないのでちょうどイイや、
浮き草がまたデカいことホザいてやがるからいっちょ試してやるか!

ってお客様だって現実にいらっしゃいます。

これだけの高度情報社会です。

弊社の64チタンマフラーに交換してビフォアアフターをSNS等で
アップする人だって出てくると思います。

望むところです

そのためには一切の妥協や虚飾を排除しなくてはなりません。

弊社の要求に応えてくれる職人が日本では見つからなかったってハナシです。

探しゃいるだろ って感じる人も多いとは思います。

最大の障害のひとつがしがらみってヤツです。

しがらみに相当する英単語って無いんですよ。

日本独自の負の文化です。

検索すればいくつか出てきますがしがらみ相当の意訳でニュアンスが違います。

CircuitConceptと取引するならウチはオマエから引き上げる

ま、そんなことです。

ま〜〜業界から嫌われちゃったモンですね〜〜。

そりゃそうだろ、ってハナシなんですけどね。

所詮浮き草ですがモノ造りの立場から想うネタ、その1

ラウンジで食い過ぎました・・・・。

naritalounge

5皿も食べてしまった。

また太る。

今回も台北から台中そして台南と弾丸ツアーのあと深圳に移動してから
2社とミーティング。

あああああぁぁぁぁぁ、せっかくの台湾と広州なのにご当地のンまいモンが
一切食べられないという悲しさ。

ま、長~~~~くお待ち下さる多くのお客様のことを考えるとガマンしか
無いっつ~~ことは承知しております。

だいたいまた台風直撃らしい。

深圳行きの中華航空、無事飛ぶのか???

ところで。

お得意様のK島様から間口をブッた切った画像を希望ってメールを
頂戴しました。

忘れていました。

このあたりです。

wallcut

すでに壊れた乾燥機と20年モノの洗濯機です。

その後、無事に最新の洗濯機も搬入できました。

ホームセンターで板を買ってきてキレイに埋め込む予定です。

そもそもあと1cmくらい余裕がなかったのでせいぜいカンナあたりで
柱を削ってもらえばだいじょぶだいじょぶって考えが甘かった。

今どきの大工さんってカンナなんて持っていないらしい。

そもそもカンナをかけるような仕事って無いんだそうです。

メーカーが工場でパーツパーツをキチンと加工済みで現場の大工さんは
それをパカパカ組み立てるだけでカンナどころかクギすら打たないらしい。

時代ですね~~~~。

弊社も痛感しています。

おかげさまで弊社の製品をとても多くの業者さんが取り扱って下さいます。

取り説をキチンと作らない弊社が悪いのは重々承知しています。

見りゃわかるし付くようにしか付かねぇ なんてのは時代に逆行しています。

我々の業界、ポン付けでキチンと性能が発揮できる製品なんてそれこそ
滅多に無いから弊社の製品が取り説が無いくらいぜ~んぜんだいじょぶ
なんてことはもはや通らないんですね。

あ~~~~~~~~また仕事が増えた。

鳥人間コンテストを観て想うネタ、その3

最後は情熱について語って見ようかと思います。

パッと見20mくらいもあろうかという高さから空に向かって飛び立ちますが
記録がモノの数メートルと言うチームも少なくありません。

飛び立った直後、ほぼ垂直落下です。

工学的理論に基づいた機体製作ができなかったんだと思われます。

今年の大会で100m以上の滑空距離を収めたチームの中で去年の記録が
16mと言うパターンがありました。

ま、悔しかったんだと思います。

完成度は別としてあれだけのモノをイチから作ってしかも滋賀県琵琶湖まで
安全に運ばなくちゃならないんです。

その労力たるは我々の想像をはるかに超えると思います。

チーム員の想いは様々だと思います。

イヤになっちゃってヤめちゃう人も少なくないと思います。

何でこんなにカネとテマかけて苦労してんの?

誰もがぶつかる壁だと思います。

我々の世界も全く同じだと思います。

弊社の長~~い経験から感じることがあります。

何回かココで書いていますが楽しくないと情熱すら続かないと感じています。

カネと時間かけて何でこんなことやってんの?

ってなっちゃうともうその先はありません。

弊社が一貫して主張していることそれが

楽しく運転技術の向上

それに尽きます。

タイムが出たって動画を拝見してみてもクルマをコントロールしているなって
感じることは珍しいです。

ま、タイヤです。

これまた弊社がブレずに主張していますが1ランク下のタイヤでクルマの
コントロールを身につけていけば運転技術を向上することができます。

ブレーキングやスライドコントロールなんて劇的に向上できます。

運転技術が向上してからタイヤのグレードを上げれば難なくタイムは縮みます。

せっかくの情熱もカラ回りすると繋がるはずの結果にも辿り着けないと思います。

オレはそうは思わねぇな

って人も多いとは思います。

弊社の理念にご賛同下さった多くのお得意様にいろんな形でご提言をしています。

楽しくなければ続かないと弊社は思っています。

シーズンまで1ヶ月です。

富士はもちろん鈴鹿や岡山国際、オートポリスとスケジュールは凄まじいです。

これが弊社の情熱です。

鳥人間コンテストを観て想うネタ、その2

多くの学生チームが参加している中、注目は日大さんです。

日大は理工学部と生産工学部の2チームをがどちらも好成績を残しています。

東大や京大や東工大がポッと出てあっさり結果を出せるワケでもなく
地道に熟成と経験を重ねてきた日大さん2チームが成果を出すところが
この手の競技の難しさを物語っていると感じます。

MCの羽鳥慎一アナウンサーによりますと、書類選考の時点で多くのチームが
通過できないという憂き目の中、ちゃんと本戦に出てくることができるような
チームはそれなりの技術は持っていると判断されたワケだと思います。

特に日大理工学部は過去39回の出場中8回も優勝するという名門です

nichidai

イヤな書き方だとは感じますが東大、京大、東工大がイコールコンディションで
参加すれば日大よりも良い結果を出せる可能性ってとても高いと思います。

そんな環境下でもちゃんと現実に結果を出してきたのは日大さんってことです。

これこそが継続と言う名の経験の積み重ねだと弊社は感じます。

鳥人間コンテストを観て想うネタ、その1

昨日の晩に録画しておいた鳥人間コンテストを見て想うことがありました。

長く一つのことを続けているとある結論に達します。

理論に基づいた正しいクルマ造り

経験

情熱

この三位一体が必要条件であり十分条件も満たしていることにも
改めて裏付けされているんだな~~と。

そんなことを鳥人間コンテストを見ていて再認識しました。

若きは高校生グループから定年間近の社会人グループまで様々です。

3つの条件を一つ一つ語って見たいと思います。

まずは理論に基づいたクルマ造りです。

鳥人間コンテスト、もう40年も続いているんですってね。

初期の頃はいろんな機体がありましたがほとんど淘汰されていきました。

全国から勝つために来ているチームのほとんどが同じような機体です。

現状ですとあの機体が勝てる機体なんでしょうね。

でもよ~~~く観察すると細部はかなり違います。

結果を出す機体はまず美しいです。

左右対称にキレイに均整が取れていますし飛行中も安定しています。

工作精度も必要ですし材料の選定や強度もキチンと理論に基づいて製作されたと
思われる機体と、ちょっと言葉が過ぎるとは思いますがただ結果を出した機体を
コピったような機体とではもう飛ぶ前から造りの差を感じてしまいます。

弊社はとかくコピられる立場にあります。

工学的な理論に基づいてキチンと製作された製品をただ見た目だけコピっても
ヘタすりゃ安物買いの銭失いになることは弊社のお得意様はご存じです。

ひとつのモノを創り出して結果を出すってそれはそれはタイヘンだってことを
鳥人間コンテストで再確認できます。