日別アーカイブ: 2019年9月5日

所詮浮き草ですがモノ造りの立場から想うネタ、その2

台湾や中国に足繁く通う理由って値段だろって思う人がほとんどだと思います。

確かに価格って魅力はとても大きいです。

いくらイイ物を作ってもあんまり高過ぎると販売力はありません。

できるだけコストを下げるのも弊社の企業努力としての使命だと考えます。

20年前くらいに最初に来た頃は確かに価格が目当てでした。

ところがです。

最近は品質です。

同じモノをそもそも日本で作ってくれる業者ってどのくらいいるんだろ?

昨日の自宅の間口を丸ノコでブッタ切ったハナシです。

シャカリキになって調べ上げればカンナひとつでキレイに仕上げる大工って
見つかるとは思います。

現実ではまず不可能です。

それだけの技術を持った高レベルの大工がわざわざ弊社の自宅に来て
カンナがけだけの仕事を受けるのか?

それだけの高レベルの大工にやってもらったとしていくらかかんのか?

結論としてムリってなるしかない事が現実です。

チタンマフラーひとつ取ってみるととてもわかりやすいです。

何回かご紹介した64チタンフランジです。

flangeweight

コレ日本で作ることってまずムリです。

技術的にできる職人さんは日本にもいっぱいいると思います。

そもそもなんでこんなモンにこだわるか? ってハナシになるんです。

弊社もムダに長い経験からチタンマフラーはけっこうハマりました。

FD、80Supra、S2000。

関係者も見ているので詳しい言及は避けておきます。

Z34V36だけで既に30セット以上のバックオーダーを頂戴して
さらには某有名高級外車スポーツカーショップオーナーの盟友からも
ご注文を頂戴していると言う現状を真摯に受け止めなければなりません。

弊社にご注文を頂戴すると言う事は当然ですが世界最高峰品質です。

パワーが出てアタリマエ、ちょっとやそっとで割れたり排気漏れするのなんか
言語道断です。

しかも車検対応です。

車検非対応で作る方がずっとず〜〜〜〜っとカンタンですよ。

でもスーパーオートバックスさんやナント、日産自動車販売さんまでもが
お取り扱って下さる現状を斟酌すると避けて通れない道なんです。

イイ悪いはココでは置いといて、さすがに名が知れ渡ってきた弊社です。

弊社に全面的なご信頼を寄せて下さるお得意様だけとは限りません。

今、取り付けてあるマフラーがどうも納得行かないのでちょうどイイや、
浮き草がまたデカいことホザいてやがるからいっちょ試してやるか!

ってお客様だって現実にいらっしゃいます。

これだけの高度情報社会です。

弊社の64チタンマフラーに交換してビフォアアフターをSNS等で
アップする人だって出てくると思います。

望むところです

そのためには一切の妥協や虚飾を排除しなくてはなりません。

弊社の要求に応えてくれる職人が日本では見つからなかったってハナシです。

探しゃいるだろ って感じる人も多いとは思います。

最大の障害のひとつがしがらみってヤツです。

しがらみに相当する英単語って無いんですよ。

日本独自の負の文化です。

検索すればいくつか出てきますがしがらみ相当の意訳でニュアンスが違います。

CircuitConceptと取引するならウチはオマエから引き上げる

ま、そんなことです。

ま〜〜業界から嫌われちゃったモンですね〜〜。

そりゃそうだろ、ってハナシなんですけどね。