月別アーカイブ: 2019年2月

1ランク上の温度管理について改めて考えるネタ、その1

昨日の続きっぽくなりましたがオイル、フルード関係の温度管理について
もうちょっと語って見たいと思います。

コレ、Z34MTのドレンに付けた温度センサーです。

tempadapter

もう3年くらい前になりますかね、MTオイルクーラーは必要か??
ってハナシを検証したことがあります。

MTオイルクーラーが必要か否か? は、もちろん温度計測から始まります。

温度が上がればもちろん必要ですが上がらなかったら必要ありません。

とあるお客様が30分サル走りすると後半ギアが入らなくなる、と言う
ことでしたので弊社でも検証しましたが、弊社試乗車では本コースでも
ギアが入りにくくなると言う現象は経験がありませんでした。

弊社お得意様にお伺いを立てても誰一人としてギアが入らなくなると言う
症状はありませんでした。

そうなるとお客様のギアオイルがダメなんですって疑いが濃厚になります。

オイルって難しくて性能のモンダイよりもオトナの事情としてのモンダイ、
つまり大して良くないモノを高値で買っているパターンが多いです。

ま、とりあえずそれは置いといて1ランク上の温度管理のハナシです。

何回もココでご紹介しているように、

フかないオイルを入れるのが正解ではなくフかない温度管理が正解です

技術が進んで沸点が高い油脂類もどんどん開発されています。

シツコイようですがソコを目指しても・・・・と弊社は懐疑的です。

温度が上がれば金属は確実に膨張します

そうなるとある領域からメーカーが設定したクリアランスをブッチ切ります。

で、金属の極圧が異常上昇して焼き付く、と。

デフやPSが壊れる時ってこのパターンです。

EGやATだって同じメカニズムなんですが強力なフェイルセーフに守られて
壊れるまでに至ることは少ないですが確実に蝕まれていきます。

10万キロ当然、20万キロも視野に入ってくるお得意様も多い中で
できるだけ良い状態を維持するために温度管理は必要です。

いつものことですが弊社がネットで叩かれます。

不安を煽って商品を売りつける商法 だそうな・・・。

必要ないって言っているヤツらをマトモに信じて壊してしまっても
そいつらは一切責任を取りません。

思いつきでモノを言っているだけですから。

弊社はカンや旧態依然のセオリーに頼らずに工学的なアプローチを
目指しています。

EG、MT、AT、PS、デフ、温度管理をキチンとしておけば避けられる
トラブルをみすみす看過してしまうことは、もはや自己責任を通り越して
高い授業料としてご自身に返ってくるだけです。

そうならないために1ランク上の温度管理を提唱していきたいです。

12万キロのS15メインテナンスをZ34V36に生かしてみるネタ、その4

コレ、O2センサーってヤツです。

o2sensor

12万キロのS15ではほぼ死にかけています。

死にかけって言うのは完全に壊れているワケではないのでEGがかからないとか
ストールするとかって言うのは無いんですが、息つきとかハンチングなどと
乗っていて不快な症状は出てきます。

Z34V36は片バンクに2個、計4個付いています。

Exhaustpipe

Z34V36のバヤイはEG不調なんて事になると末期で、早い段階で
車検に通らなくなります。

純正ECUを車検用にちょっとイジれば回避できることがほとんどですが
なにせいろんなフィードバックをかけている現代のECUです。

センサーが調子悪かったら思い切って新品交換をオススメしたいところです。

しか~~~し。

このセンサー高いんですよね。

S15で1個税別34,600円です。

Z34V36なんて4個ありますからタイヘンです。

で、あることに気がついちゃいました。

センサーを良~~~く見るとBOSCHって書いてあります。

つまり・・・・ケケケケケ Ψ(`∀´)Ψ

ここで書くとイロイロとモンダイが出てくるので弊社お得意様から
順次ご案内していこうと思います。

知らないってのは何かにつけて損しますね~~~~。

恐ろしい恐ろしい。

12万キロのS15メインテナンスをZ34V36に生かしてみるネタ、その3

コレ、S15のPSフルードポンプ日産純正取り付けブラケットです。

stockbracket

どうせ外したんだからちょっくら軽量化してみよう。

lightbracket

ま、ほとんどっつーか全く意味無いですね。

費用対効果は最低ってヤツです。

ところがです。

Z34V36にもなるとPSフルードポンプのブラケットかなりゴツいです。

bracket

実はPSフルードポンプ、ACコンプレッサー、オルタネーターの
日産純正の取り付けブラケット3種を作りました。

まだナイショですがMagnesium合金製です。

ナイショになってないやん。

最近すっかりハマっているMag合金。

今度イベントに現物を持って行きますのでハードル上げてお待ち下さい。

ビックリしますよ。

コレ、プラスチックちゃう?

先日、90Supraネタでもご紹介しましたが理想の軸荷重バランス
50:50を目指すためにはフロントセクションの飽く無き軽量化に
もっと貪欲に取り組まなくてはいけないと考えております。

12万キロのS15メインテナンスをZ34V36に生かしてみるネタ、その2

まずはコイツを見てみて下さい。

oilleak

漏っています。

ナニかって言いますとS15のPSフルードポンプです。

アンダーカバーもビッチャビチャなくらい漏れていました。

ジャジャ漏れってワケでもないのにアンダーカバーにはかなり漏った形跡が
ありまして末期症状であることには変わらないです。

バンジョーボルトが緩んでいるワケでもなかったの単にガスケットが
劣化しているだけだと思われます。

フツーだったらガスケットの銅ワッシャを交換して終わりってトコですが
これから練習機として多くのお得意様に酷使され倒されます。

っつーワケでこのPSフルードポンプ交換です。

って言っても新品で10万以上もします。

リビルト品でずっと安く上げられます。

そもそも日産は伝統的にPS廻りの熱対策がダメですね~~~。

じゃ、ドコのメーカーならイイの (゚o゚)? ってハナシなんですけど
国産はどれも似たり寄ったりで30分サル走り耐性のある国産車
弊社は見たこと無いです。

以前にも何回か書きましたがPSフルードが吹くと言うことは液体が
沸点を超えて気化しているという証拠です。

沸騰するほどチンチンになっているって事です。

ココでやってはいけないこと、それは吹かないって言われているような
フルードに交換すること、弊社はそのように提唱しています。

吹かないフルードは沸点が高いだけです。

PS廻りは確実に温度は上がっています

吹かないだけのハナシで確実に高温になってしまったPS廻りにどのように
影響があるのかって壊れてみないと一般の人にはわかる術がありません。

250台以上のZ34V36をお預かりすると状況の悪いPS廻りの車両、
ちょくちょく遭遇します。

まずは軽微な症状としてハンドル操作が重くなっちゃっています。

弊社の試乗車をお試し下さるお客様、一律ハンドル軽いっすね~~って
感想をお持ちになりますが特殊なことはナニもやっていません。

フロントのタイヤなんて275/40R18です。

新車時から弊社PSフルードクーラーVマウントツインコアをつけて
PSフルードも高いモンじゃないので1年ごとに交換しています。

皆さんのZ34V36も新車時は軽かったハズのステアリング操作も
少~しずつ少しずつ熱によって蝕まれていって重くなっていきます。

少しずつ劣化していくからお客様はなかなか気がつくことができません。

次に重篤化していくと音がし始めます。

ギィギィ言ってきます。

もうかなりカウントダウンですね。

で、ある時に突然ステアリングが全く回らなくなる、と。

脅してど~~するってハナシになっちゃうかもしれないんですが、
もう何台も何台もPS廻りのトラブルを経験してきました。

事前にキチンと対策をしておけば状態が良い状況をずっと維持できますし、
トラブル自体を回避できる可能性もずっと高くなります。

シングルコアのPSフルードクーラーなんてたかが19,800円です。

PS廻りを壊してしまうと最高で30万近くかかることもあります。

もう一度、確認のため書いておきます。

吹かないフルードを入れても温度は確実に上昇します

12万キロのS15メインテナンスをZ34V36に生かしてみるネタ、その1

一応、スポーツ走行をターゲットにした弊社練習機S15です。

事前にトラブルのタネを摘んでおくんですが、10万キロオーバーの
お得意様も増えてきたZ34V36にフィードバックしていっています。

ATのOH兼チューニングはとても良かったので現在Z34にフィードバック
していますし、S15でやればカンタンなことはどんどんやっていきます。

まずは基本中の基本、スパークプラグを外してみました。

srplugsold

焼け具合はイイので一安心です。

よーく見ると端子のエッジは丸くなっちゃっています。

きっと火花の状態も良くなかったと推察されます。

で、同じ品番のプラグを買ってみました。

srplugsnew

何でTOYOTA用??

ま、付いていたのと同じ品番なんでだいじょぶっしょ。

ホントは違うのかな??

で、交換してみると確かに調子は良くなります。

Z34V36の日産サービスマニュアルによりますとスパークプラグの
交換時期は5年または10万キロとなっております。

もう5年以上になっている車両も多いと思われますがいかがですか?

すぐに壊れるってワケではありませんが調子は落としていると思われます。

5年または10万キロと言う交換時期も、日産ではサーキット走行を
想定していないと思われます。

1年に数回サーキットを走られるなら点検も含めて交換をオススメしたいです。

弊社では3種類のスパークプラグを準備しています。

日産純正

H社プラチナプラグ

NGK Racing

どれがエラいと言うワケでは無くシチュエーションに応じて弊社では適切に
ご提言させて頂いております。

通勤快速にはやはり純正でイイです、って言うか純正がイイです。

サーキットを走るお客様には、頻度やターゲットに応じてご案内しています。

適材適所ってありますから。

独創性を追求してこそ、ネタ

おとといの動画、余計わからんくしてしまったようでご質問やお問い合わせ
いっぱいきちゃいました、うわはははははははははは。

またキチンとわかりやすくご説明しようと考え中です。

BohemianRhapsodyのハナシでもう一つあります。

EMIレコードのおエラいさんと口論になるシーンが印象的です。

おエラいさん   オマエらは既に売れるFormula(公式)がある
.                                      その公式に従って曲を作ればイイんだ

BryanMay オレたちは2回同じ事はしない
.                                           常にオリジナリティを追求する
.                                           それがQueenだからだ

カッコイイ、カッコ良すぎます。

結果を出し続けてこそ堂々と言えるセリフですね

CircuitConceptもオリジナリティつまり独創性を追求します

何回もココで書きましたが他社さんと同じ事をやっても支持されません。

そりゃそうです、弊社を訪れて下さる理由がありませんから。

外装だってCircuitConceptらしさ満載だと思っています。

弊社のボンネット、海外にもいくつか輸出されています

エロいフェンダー、弊社製の外装品の中でイチバン出荷しています

サイドスカート、ナニにも似ていない

リアウイング、やり過ぎって言われます。

ドライカーボンルーフ、ホネまでドライカーボンは弊社製だけです

フロントアンダーウイング 効き過ぎてステアリング重くなります

EGパーツだって何回も仕様変更を重ねています。

一発でイイ物なんか絶対にできっこありません。

ピストンだったりコンロッドだったり1gでも軽量化できないか?
もっとフリクションを低減できないか? 調査研究してみると
まだ市井に出回っていない最先端技術がいくらでもあります。

で、RenautMeganeRSのテクノロジーのハナシですが、
こんなに優れた技術を何で日本のメーカーが看過しているのか?
弊社にとっては極めてフシギです。

ま、知らないんでしょうね。

勉強不足とも言えます。

サスペンションは楽しいですね。

CayennGTSと全く違ったアプローチなんですが目指すところは
同じロードホールディング性の高さという点ではゴールは同じです。

車高をペッタペタにしてキャンバーをガッツリ付けて・・・・。

なんかテクノロジーが20年は停滞しているように弊社は感じてしまいます。

いや、弊社がそう感じているだけのハナシかもしれません。

ナニか特別なことをもっともっと追求していきます。

 

世界最高峰品質なんて誰でも言えますから・・・・ネタ

機内でBohemianRhapsody見ました。

期待がデカかっただけになんかイマイチの映画だったな~~~。

そもそもFredyMarcury役がなんか違う。

言動とか含めてBryanMay役は良かったです。

表題のBohemianRhapsody,30年以上前くらいに初めて
聞いたときにはなんじゃコリャ~~~ってほどの衝撃でした。

今までにない完全に独自性の強いロックです。

どれにも似ていない完全なオリジナリティ。

全てにおいて規格外の破天荒な新型のロックでした。

映画内でも表現されていましたが当時の評論家はこぞって酷評でした。

当時のEMIレコードの担当責任者もシングルカットを許可しなかった
と言うエピソードもあります。

それがフタを開けてみれば歴史に残るほどの大ヒット。

イギリスでは史上最高のシングルとしてあのビートルズすら凌駕しています。

評論家の酷評をひっくり返すほどの結果って痛快ですね。

こんなん見て想いました。

90suprareview

先日の荒選手のインプレと一線を画すどころか真逆に近いです。

TOYOTAさんからの仕事を失いたくないって裏事情が伝わるほどの
提灯記事、って感じてしまいます。

批評するのって誰でもできます。

酷評だって絶賛だって誰でも自由にできます。

これだけの高度情報社会です。

世界中に発信されます。

テキトーな事や感情的な事を発信してもわかる人にはわかっちゃいます。

で、そのうち アイツはああ言うヤツだから って相手にされなくなります。

滑稽なことに当の本人は最後まで気がつかないと言うオマケ付き。

物事を正当に評価できる能力って、これからの高度情報社会ではとても
価値が高くなってくると思います。

△△がイイよ

◇◇はダメだよ

って、その先を深慮しないで軽率に書いてしまえば結果的には
弊社の信頼を大きく下げてしまうことになってしまいます。

とてもエエもんできました

って書こうと思ったんですが、いやちょっと待てよ。

もうちょっと検証してからにしよう、って考えました。

決してもったいぶっているワケではありません。

最先端のアシの進化についていくのがタイヘンです、ネタ

日本に帰りました。

コレ、昨日のネタだったんですけど時系列が1日狂いました。

今日も朝から働いています。

お待ちになっていらっしゃるお得意様がいっぱいいらっしゃいますから。

で、昨日のネタです。

これからロンドンなんですが、ユキで遅延です(T_T)

cathay

ラウンジで飲んだくれています。

だいたいフランスにナニしに行ってんの? ってハナシです。

まずはコイツを見てみて下さい。

https://www.renaultsport.com/-butees-hydrauliques-de-compression-.html

っつってもわからんですよね。

一生懸命作った割には伝わらない動画です。

オマエに言われたくネェよ ヾ(ーー;)

そもそもショックアブゾーバってナニをするモンなのか?からなんですが
ショックをアブゾーブするってのが本来の目的なんですが、技術が進んで
単なる衝撃吸収の意味よりももっと重要なことがたくさんあるんです。

世界中の優秀な技術者たちが日々、研鑽を積んでもっとイイ物をって
追求してきた結果が製品として現れているんですね。

世界に目を向けると本当に素晴らしい技術者はいるモンです。

さすがにRenautが弊社なんか相手にしてくれません。

だからパテントに思いっきり抵触しない範囲で、おこぼれを頂戴します。

その前に何でRenaut??

以前からちょくちょく書いていますが海外に行くとレンタカーにあるんです。

458やAMG GTだってありますよ。

458あたりで3時間で6万くらいです。

興味深いクルマはまずは乗ってみないと何とも評価できないです。

我々は、ほぼほぼスペックでしか判断できないことが多いです。

そんなことはメーカーも100も承知でだから数字にこだわります。

ユーザー側もそれに惑わされてどうしても数字が大きい方がエラいと
思い込んでしまいますがそれは仕方のないことです。

で、こんなハズじゃ無かった・・・・・・になりがちです。

もちろん弊社も散々経験があります。

っつーか誰もが1回は陥るパターンでその後に気がつくかどうかは
ご本人にかかっています。

RenautMeganeRSTrophy

弊社が衝撃を受けたクルマの1台です。

イイ物が売れるとは限らない典型です。

FF最速の座をかけてとかくCivicTypeRと比較されます。

性能もほぼ同じ、価格帯も同じ(定価44,100E)。

CivicTypeRが2Lなのに比較してRenautMeganeRSは
1.8Lですから、もったいないですね。

こんな車両を買う人たちは燃費なんて気にしないでしょうし、最初から
2Lいや2.2Lで出しといて全てに於いてCivicTypeRより
優れていたらもっともっと販売台数も伸びているでしょう。

別にRenautMeganeRSのカタを持つわけではありません。

この素晴らしい特性を弊社でお手本にしているっつーワケです。