日別アーカイブ: 2019年2月11日

1ランク上の温度管理について改めて考えるネタ、その3

ニュースでいっぱいやっていますが史上最強の寒波だそうです。

東京八王子では0℃とか1℃とかです。

今日の最高気温が4℃だそうです。

スリップ事故で事故処理に当たっていたパトカーに別のクルマが追突した
ニュースもやっていました。

ユキの影響で路面が凍結したスリップも多いとは思いますが、実は完全な
ドライ路面でのスリップ事故も冬場は多いんです。

1年くらい前の1月にちょっとしたメンドーなことに巻き込まれました。

朝の7時くらいに弊社の1ボックスで移動していたときのことです。

下りのちょっとS字っぽくなっている制限速度が30Km/hの一般道で
30Km/hちょいで下っていったときでした。

ProboxだったかSucceedあたりのライトバンがATを
キックダウンしてフル加速で追い抜いていきました。

で、元の車線に戻ろうと思ったんでしょうね、目の前でリアが流れて
なんにもできずに思いっきりスピンして左にアタって跳ね返って
右にアタって止まりました。

ま、大破です。

道路上にいろんな破片を散らかしたのでその場でUターンして立ち去ったのが
後でモンダイになって事情聴取されました。

制限速度が30Km/hを弊社が遵守していたワケではありません。

0℃とか1℃とかの路面温度だとドライでもグリップ力がかなり落ちる事を
経験則で熟知していますが、一般の人たちはまず知らないと思います。

その運転手さん、過去に何回かそのS字を通っていたでしょうね。

弊社も毎日のように通っています。

Z34V36のお客様もご経験があると思いますが、朝イチで車庫から出て
ステアリングを切って一般道に出るときにフロントタイヤがゴゴゴゴゴゴ。

喰わないんですね。

弊社がタイヤモニタリングシステムを強く推奨してきているには一般道でも
有益などころか、こんな気温だとむしろ必要不可欠の領域です。

タイヤの温度とグリップ力の関係をカンに頼って熟知できているのは
かなりの上級者、いや、もうプロレベルです。

EGオイルの温度には皆さん敏感ですが、PSフルードやATフルード、
デフの温度には関心が無いパターンが多いです。

タイヤの温度に至っては無頓着どころか温度とグリップの関係性すら
認知されていないように見受けられます。

この季節って、タイヤの空気圧も重要ですが温度も同じくらい重要です。