日別アーカイブ: 2019年2月25日

10年目を無事迎えてさらに今後10年を真剣に考えるネタ、その7

Z34V36には水温計が付いていません。

あんなインジケーターつけるくらいなら水温計をハナっから付けりゃイイと
思うのは弊社だけではないとは思うんですが日産の考えは違います。

以前に聞いたことがあったんですが割と正確な水温計を最初から付けると
ちょっとでもいつもと違う水温変化にユーザーが一喜一憂するらしい。

だから付けないってのもかなりネガティブな理由ですね。

で、純正のインジケーターがいつもより動いちゃった時って既にアウトです。

燃焼効率だけを考慮すると水温って105-108度くらいがイイらしい。

ただ、燃焼効率のことだけ、です。

そんなに水温が高いとイロイロと他に弊害が出てきます。

昨日、チームサーキットコンセプトのU様とおハナシさせて頂いて
やはりいつもの結論に達しました。

もっと早くわかっていれば・・・・

弊社とお取引があったのが走行7万キロくらいの時ですが、それまでに
例によってイロイロと装着されている部品を外してキチンとした状態に
調律することにおカネがかかってしまいました。

まだ道半ばなんですが、弊社製品に一つ一つ交換して弊社が調律すると
今までのパーツがいかにダメだったかを身をもって体験することとなりました。

弊社でメインテナンスも含めてキチンと手がけさせて頂いたおクルマは、
10万キロでも状態がイイことが多いです。

多くの要因の中で水温管理もその一つです。

ナニも対策が講じられていない車両はEGを降ろして補機類も含めて
状態が良くないです。

サーキットを走られる人は少なくとも何かしらの水温管理は必須です。

S15でも30分サル走り耐性のために

大容量アルミラジエター

電動ファン化

電動ウォーターポンプ化

を推進していますがフツーに考えるとオーバークールです。

せっかくのシステムを将来的にZ34V36に移行するために電動ポンプで
キメ細かいデジタル制御を開発しています。

で、正確な水温管理をするためにココにセンサーをつけてみました。

upper1

エンジンからすぐに出た高温の冷却水を計るためです。

radiatorupper

こんなカンジでセンサーを埋め込みました。

upper2

Z34V36に1ランク上の水温管理で、サーキットを走られるお得意様に
さらに10年良い状態をご提示していきたいと思います。