先日ご案内した最大静止摩擦係数のハナシ。
毎回ココでブレーキングできるのはほんのトッププロだけです。
GT500クラスのドライバーならそりゃできなきゃドライバーとして
そもそも採用されませんが300クラスだと見ていて割と差があります。
我々のようなシロートドライバーだとブレーキングに関してもうコレ以上
詰めることができないなんて勘違いしたらその時点で終了です。
まだまだできることはあります。
サーキットと言えば必ずタイムが付いて回ります。
当然っちゃあ当然です。
でもそのアプローチに弊社らしく一石を投じてみます。
富士のショートでラジアル自走の弊社お得意様が33.9と言うベストを
3名様が叩きだして下さっていますが、弊社が特に着目していることは
ベストのタイムも大事なんですがセカンドベストなんです。
何回も書かせて頂いておりますが勝ちにフシギの勝ちあり
結果を出した人にはもちろんその課程には敬意を払うべきです。
ただ、その上を目指す上で冷静に1度立ち返ってセカンドベストを見直します。
筑波や富士の本コースでとても良く取り沙汰される仮想ベスト。
第1第2第3セクターのそれぞれのベストを足すと実際のベストよりも
1秒近く速くなる事が多々あります。
2秒近く速くなる人もいます。
イイ言い方をすればそれだけ潜在的に速くなる可能性があります。
悪い言い方をすればそれだけ安定していない証拠となってしまいます。
33.9のお得意様たちも車載やロガーを分析すると運転技術だけで
33.5くらいは割とすぐに行けそうです。
過去の経験上、コケの一念でタイムタイムって狙うよりはコンスタントに
安定して33.9を出し続けるように集中した方が運転技術は上がるようです。
ここから先はアタマをフル回転させて考えて走らないと同じ失敗を何回も
繰り返してしまって安定してベストを叩き出すことはムリだと思います。
行ったれ〜とか気合いだけじゃすぐに限界を迎えるでしょう。
まずはキチンとリクツを理解してそれをいかに実践できるか、しかも
安定して具現化できるか? が次への大きな課題です。
そんな事をsuperGTのお手伝いに行った時に盗んできました。
当時は故山路選手とずっと親交がありまして、初期の頃はロガーを見ながら
かなりチーム監督に矯正されていたのを憶えています。
その後500に行ってLeManまで行きましたね。
で、我々のようなサンデーアタッカーがイチバンありがちなミスと言うか
もったいない事をやっちゃってるのがコレだと思います。