とうとうやってきましたね~~この季節。
雨降ったら確実にユキです。
急激に気温が下がるこのシーズンになると決まって事故がとても増えます。
雨なんか降っちゃった日にゃあボッコボコです。
JARTICのサイトで首都高速の交通状況を見てみるとこの時期の雨は
そこいら中でジコってるのがわかります。
冬の雨の日にジコが多い理由、それはタイヤが喰わないからです。
東京近郊のドライバーにとってはユキが降るってことはせいぜい数回です。
ユキの日には運転しない人も多いです。
雨だと割と甘く見ているドライバーも多いのでアタっちゃうんですね。
首都高なんて制限速度が60Kmhなんですが、そんな速度で走ってる人
見たこと無いです。
だいたい90~120Kmhくらいです。
ドライの感覚でステア操作をしたりブレーキングをするとドライバーが
想定いていた以上にこの時期はタイヤが喰いません。
で、アタる、と。
原因はきわめてカンタンで、認識不足と経験不足、それだけです。
タイヤはゴムでできています。
冷えると硬くなってグリップ力が落ちます。
どのくらい寒いとどのくらいグリップが落ちるのかなんてフツーわかりません。
そもそも法定速度で走っている分にはそうそうモンダイが起きないように
メーカーも考えて作っていると思います。
法定速度で走っている分には・・・・です。
キモチ良く飛ばしていたら何か飛び出して来たとか、高速道路で走行中に
となりのクルマがいきなり車線変更してきたとか想定外の時にはやっぱり
ガツンとブレーキを踏んでしまうモンです。
そんな時にはやっぱり上手な人はアタらずに済みますし、そうでない人は
コントロールできずになすがままってことになります。
富士に行くとP2(富士で最も広い駐車場)でLEXUSドライビングスクールを
やっているのをよく見かけます。
散水車で水を撒いてソコで思いっきりブレーキングしたりスピンしたりの
練習をしているのを見ると、弊社のメソッドがパクられた、って感じます。
あ、ウソです。
トヨタさん怒らせて富士を出禁になってもマズイです。
トヨタさんもウェットのフルブレーキングの重要性をドライビングスクールの
受講者に伝える事が優先課題だと考えているからわざわざ散水車を準備して
広いP2に水をバシャバシャ撒くんだと思います。
弊社が先にやったのにな・・・・・
まだ言うか ヾ(ーー;)
さて、ドライのフルブレーキングとウェットのフルブレーキングでは少し
勝手が違うんです。
F=μN
何回か出てきた摩擦力のおハナシです。
以前はNつまり垂直抗力について語ってきました。
消しゴムの理論です。
今日からはμの方を語ってみたいと思います。
以前はμはタイヤと路面状況で決まる定数って書きました。
マチガイでは無いんですが正しくも無いんです。
実はμって変数なんです。
こんな特性をしています。
コレを理解して練習するのと知らずに闇雲にフルブレーキングするのでは
数ヶ月後に運転技術に大きな差ができてきます。