日別アーカイブ: 2018年12月3日

タマにはクラッチラインについて語ってみるネタ、その2

元アイドルが一般道で86Kmの暴走状態で人身事故、しかも飲酒ひき逃げ。

朝っぱらに基準値の5倍のアルコール量。

で、執行猶予がついて実刑にはなりませんでした。

そんなに甘いんだ日本の法律って。

飲酒運転が無くなるワ~~~ケがありません。

イギリスで拘束された日本航空さんの副機長がイギリスで禁固10ヶ月の
実刑判決を受けて懲戒解雇になりました。

懲戒解雇ですから退職金も出ません。

ご本人が招いたこととは言え、エラい差ですね。

弊社のクラッチラインに交換下さったお客様の車両から取り外した純正の
クラッチホース一式です。

clutchline1

3点構成です。

一般的に量販されているZ34用のクラッチラインってココの部分だけです。

clutchline2

後期から純正で断熱材が巻かれるようになりましたが中身はゴムホースです。

量販タイプはこのゴムホースだけを交換するステンレスメッシュホースです。

そりゃ弊社製より安いに決まってますわな。

純正で断熱材を巻いてきたって事はメーカーもモンダイは認識しています。

でもソコだけじゃあ~~無いんですよね。

昨日の続きですが必要条件であって十分条件を満たしていないんです。

もう一つ重要なモンダイはココなんですね。

clutchline3

純正のホースが触媒のすぐ側を通っているからエアが発生しやすいんですが
その発生したエアがココに少~~~しずつ少しずつですが溜まっていきます。

エアが小っちゃいうちは割とカンタンにエア抜きができますがそんな時に
エア抜きをしようなんてフツーの人はまず考えないと思います。

定期的なメインテナンスでクラッチフルード交換なんてキチンとやる人、
1%もいないと思います。

だから少~~~しずつ少しずつ気泡が大きくなってきます。

クラッチフルードは非圧縮性流体ですが気泡は思いっきりツブれます。

ペダルを踏んだ力がマスターシリンダーで液圧に変換されるんですが
その力がCSCに伝わる前に気泡がツブれちゃうんです。

で、重症になるとクラッチが切れなくなってそのまま不動車です。

このご説明で伝わってくれればイイのですが結論から書くと純正の
ゴム部だけを交換してもほとんど意味がありません。

ちなみにCircuitConcept製クラッチラインをお取り付けの
Z34V36のMT車でクラッチトラブルに見舞われたという報告は

一件もありません