日別アーカイブ: 2018年7月22日

軽量化の費用対効果と律速段階について真剣に考えるネタ、その5

毎年恒例になっちゃいましたけど、冷たいモノをガブ飲みして腹を壊して
今度は飲み物から水分を摂取できなくて熱中症が重篤化する、と。

毎年毎年進歩ねェ〜な〜〜

で、軽量化のおハナシに戻ろうと思ってはいるんですがまたまたその前に。

多くのお客様にご試乗下さいました純正EG最後の弊社試乗車ですが、
SNS等で情報発信をしていらっしゃるお客様もいらっしゃるので、
インプレッションを

先ほど弊社お得意様のH野様からお電話を頂戴しまして、どう表現したら
正確に伝わるか? と腐心していらっしゃいました。

いつもココで書いていますが文面じゃ伝わりません。

乗りやすさ、フィーリング重視です。

下を犠牲にしたり常用域が多少乗りにくくてもピークパワーを追求すれば
数字上では魅力的なEGと言うことにもなりかねません。

経験豊富な人ならばそれもお分かりでしょうが、初めてのチューニング、
しかもNAチューンだと文面で伝えることは不可能に近いです。

アメリカやオーストラリアあたりからストローカーキットと称しまして
排気量を上げるセットを手に入れることができます。

いずれ中国からもずっと格安でリリースされるでしょう。

それでも弊社のお得意様は弊社にEG製作をご依頼下さるにはそれは
長いお付き合いや

滑走路みたいなところでヨーイドンすれば、400馬力のZ34は
380馬力のZ34よりも確実に速いです。

でも、ストリートだったりコース上だったりするとトータルバランスに
優れた380馬力のZ34の方が速いなんて事は珍しくありません。

以前にも書いたことがありますが、筑波をメインにやっていた頃に
FDをキチンとセットアップして1秒台2秒台にはすぐに行きます。

やはり分切りをしたいと言う心情でビッグタービンに手を染めてしまう。

450〜480馬力なんて真の上級者じゃないと扱い切らないような
ピーキーな車両にしてしまって、トータルでは遅くなっちゃう。

そんなパターンを何回か見てきました。

トータルバランスに優れた380馬力の純正タービンの方が450馬力よりも
タイムに優れているなんてご経験が無いと理解を超えていると思います。

弊社の試乗車をご体験下さったお客様が一律

なんだコレ、Zじゃねぇな

そんな感想が多いです。

誤解を招か無いように書くと、ストレートはやっぱり遅いです。

でも、適正な軽量化や弊社のアシ、デフのおかげと言っちゃあなんですが、
実にコントロールしやすく仕上げてありますのでグリップが強力じゃ無い
タイヤで多少滑っても面白いように踏んでいくことができます。

弊社お得意様のM田様に代車でお貸出しする時なんか、地元のスタンドで
リフトアップして隈なく観察するそうです。

なんかズルやってんじゃないの?

っていつも責められますが至ってフツーです。

弊社の試乗車だけ特殊なことはやっておりません。

そりゃあ実験段階の製品や試作品が付いていることもありますが、
全て情報公開をしておりますし、いずれ一般販売を予定しています。

大事なことはその順番です。

おカネがかかることです。

ソレ今やっても・・・・

が、トータルバランスを崩して乗りにくい車両を作っちゃうんです。

で、やっと軽量化の費用対効果と律速段階のおハナシです。