日別アーカイブ: 2022年5月24日

さ、そろそろ今シーズンを総括して来シーズンにできるだけ効率的につなげなければ損しますってネタを書いていきましょう、その1

ここで改めて費用対効果と律速段階について考察していきます。

そりゃそうですよね。

お金が無尽蔵にあるわけではありませんから。

例えばこの10万円だったらココに使ったほうがイイ20万円だったら
あっちを先にやった方がイイ、そんな感じです。

まずはパフォーマンスと言う点からではフロントピロロワーアームがイチバン
効きます

そして次にはフロントキャンバーアジャスタブルアッパーアームです。

何回もココで書いていますがドカンとブレーキングした時に安定して止まるか
止まらないかっていうのはこの2つのパーツに大きく関与しております。

タイヤの接地面が右と左で違うんじゃそりゃそうでしょってハナシです。

この2ヶ所をまず手をつけないで他に手を出したところで全く何の解決にも
なりません。

フロント周りをキッチリ固めるとブレーキングの安心感がかなり変わるので
次にはリアに目を向けてみます。

リアは最初にアームのピロ化してもほとんど効果がないどころか体感すら
しません。

実際に弊社が最も入力が大きいとみられるツチノコアームをピロ化しましたが
全く体感できませんでした。

つまり費用対効果がとても悪いです。

リアアームのピロ化がダメだって言っているんではなく律速段階の問題なので
ココはもうちょっと深く掘り下げてみます。

確認のためもう一度書きますとリアアームのピロがムダって言うわけでは
ありません

その前にやるべきことがリアサスペンションメンバーのゴムブッシュ強化です。

スカイラインやフーガと共通なんでしょうね。

乗り心地重視のとても柔らかいゴムブッシュが純正で採用されています。

つまり縦方向や横方向の入力に対してとても良く動くんです。

あの悪名高いデフマウントブッシュリアピースと同様に大きな入力に対して
1センチ単位で動きます。

つまりわずか数ミリくらいしか偏芯しないアームのブッシュをピロ化しても
その付け根のゴムブッシュが1センチ単位で動いてしまうので何ら意味を
持たなくなります。

だからリアを固めるならまずこのサスペンションメンバーのゴムブッシュを
固めてから初めてリアアームのピロ化が効果をもたらすと弊社では考えます。