機械式LSDを付けることだけで満足してしまう人が多く見受けられる中、今シーズンは改めてデフのチューニングを進めたいと考えていますネタ、その15

最もわかりやすいのが富士の本コースならココ100R。

筑波の本コースならココ。

初級者はどうしてもビビリミッターが発動するのでアクセルを開けられません。

それでもイイです。

焦っちゃあいけません。

ムリにこんなトコ踏んで行きましょうじゃ大変な結果が待ち受けています。

くれぐれもムリしちゃいけません。

キチンとショートコースで反復練習を積んで少なくともリアが流れた時の
修正がカラダに染みついてからじゃないと危険極まり無いですから。

リアが流れた時の修正技術が身につけば自然とビビリミッターは解除されます。

アクセル開度もグンと上がりますしコーナーリングスピードも上がります。

コレができるかできないかで弊社では初級と中級の判断基準としています。

リアが流れても適正な修正が出来なければ業界で言うところのタコ踊り、
運が悪ければガードレール、コンクリートウォールに激突です。

今日もどっかで繰り広げられていると想います。

そうならないための基礎練習です。

何回も書きますがショートで出来ないことを本コースじゃできません。

ムリに背伸びをすれば大変な結果が待っているという事をシツコイようですが
弊社は提唱し続けます。

さて、充分に基礎練習を積んで運転技術が向上して上記のコーナーでリアが
流れても踏んで行けるようになると機械式LSDが必要になります。

もっと早い段階でLSDを導入してもダメじゃあ無いんですがLSDだって
無敵の武器じゃあありません。

こうなっちゃってる状態でLSDを入れても・・・・・。

LSDの恩恵どころかさらにアンダーが強くなって運転技術の向上と言う
観点からは遠回りになると弊社では考えております。

しかもおカネのかかるハナシです。

まずはアシとブレーキにおカネをかけて練習を重ねてコレができるように
なることが運転技術向上の律速段階だと弊社では考えています。

コレじゃあいつもと変わらなくなっちゃうのでハナシを進めましょう。

今シーズン、弊社がLSDのチューニングを進めることにしたのはもちろん
理由があります。

まさに表題の通りです。

機械式LSDを入れたことだけで終わっちゃう人があまりにも多いからです。

先日、久々に筑波の本コースに行ってN織さまのアシをセットしてきました
ネタはご紹介させて頂きましたが

以前にお取り付けだったアシでは怖くて筑波を走れない から始まりました。

さすがに経験だけは弊社にはムダにいっぱいあるので筑波の本コースなら
こんなセット、で取り敢えず1本走ってもらいました。

以前にお取り付けだったアシと比較すると格段に良くなったと言うご感想で
怖くなくなった分、もっと踏めるようになったとのことでとてもご満足を
して下さったと同時に踏めるようになった分、新たな課題も見えました。

その場で弊社がアシの味付けを変更してこう言う動きになるはずだから
もっと行けますってご提言差し上げました。

2本目を終えてZ34から降りてきた直後のN織さまの表情を皆様に動画で
お見せしたいくらいです。

すっかりご満足下さいましたがまだまだ通過点です。

で、次のハード面の課題としてデフを挙げさせて頂きました。

後ろからついて行って動きを拝見してわかったことが典型的な乗りにくい
機械式LSD。

このパターン、実はかなりあるんです。

一般のお客様にとってアシの良し悪しってLSDよりはず〜〜っとわかり
やすいですから乗り心地が悪いとか曲がらないとか粘らないってご主張は
頻繁に弊社に届きます。

一方、LSDはイイのか良くないのかすら判断が付かないと想います。

アシやブレーキと同様に良くないデフで練習してもかなり遠回りです。