NV350キャラバンのスタビってフツーでした。
自社のクルマだったらスタビの品質に多少の妥協をしてそこいらのツルシを
買ってみよっかなっとも考えていましたが、お客様がついてしまった以上
CircitConceptとして一切の妥協は許されません。
スプリングに使われる鋼の材質についてチョロっと書きましたが、例えば
同じ10Kg/mmってスプリングなのにメーカーによって乗り味だとか
パフォーマンスに違いが出るってハナシ、もうちょっと語ってみます。
10Kg/mmって数値でしか語られることがないスプリングですが
ご存知のように試験機で10Kgの静的な荷重をかけたら静かに
1mm変位するってことです。
ところが実際にクルマについた状態、さらには我々がドライビングしている
状態では動的な状態です。
荷重による反力の動的な立ち上がりがメーカーによって違うからそれが
乗り味と言うフィーリングとして返ってくるって弊社では考えています。
おととしのSEMAショウでHypercoの技術者に確認したところ
さらに興味深い特性の違いを教えてもらいました。
これは弊社の企業秘密にしておこうっと。
弊社がメインスプリングとセカンドスプリングを敢えて違うメーカーにして
その組み合わせによって乗り心地とパフォーマンスを追求しているって
お伝えして、いくつかのデータをお見せしたらHypercoの技術者は
コレ、自分で考えたのか??って驚いて(ちょっと盛りました)裏から
一般には公開していないデータを見せてくれました。
コレも弊社の財産の1つです。
世界のトップエンジニアに弊社は支えられています。
スプリングやスタビの鋼材は妥協してはマズいって痛感したものです。