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NV350キャラバンQuantumサスペンションキット、うわはははははははははは、誰も買わねェよネタ、だったんですケド、ナント!!受注してしまいましたネタ、その2

NV350キャラバンのスタビってフツーでした。

NV350stabilizer

自社のクルマだったらスタビの品質に多少の妥協をしてそこいらのツルシを
買ってみよっかなっとも考えていましたが、お客様がついてしまった以上
CircitConceptとして一切の妥協は許されません。

スプリングに使われる鋼の材質についてチョロっと書きましたが、例えば
同じ10Kg/mmってスプリングなのにメーカーによって乗り味だとか
パフォーマンスに違いが出るってハナシ、もうちょっと語ってみます。

10Kg/mmって数値でしか語られることがないスプリングですが
ご存知のように試験機で10Kgの静的な荷重をかけたら静かに
1mm変位するってことです。

ところが実際にクルマについた状態、さらには我々がドライビングしている
状態では動的な状態です。

荷重による反力の動的な立ち上がりがメーカーによって違うからそれが
乗り味と言うフィーリングとして返ってくるって弊社では考えています。

おととしのSEMAショウでHypercoの技術者に確認したところ
さらに興味深い特性の違いを教えてもらいました。

これは弊社の企業秘密にしておこうっと。

弊社がメインスプリングとセカンドスプリングを敢えて違うメーカーにして
その組み合わせによって乗り心地とパフォーマンスを追求しているって
お伝えして、いくつかのデータをお見せしたらHypercoの技術者は
コレ、自分で考えたのか??って驚いて(ちょっと盛りました)裏から
一般には公開していないデータを見せてくれました。

コレも弊社の財産の1つです。

世界のトップエンジニアに弊社は支えられています。

スプリングやスタビの鋼材は妥協してはマズいって痛感したものです。

NV350キャラバンQuantumサスペンションキット、うわはははははははははは、誰も買わねェよネタ、だったんですケド、ナント!!受注してしまいましたネタ、その1

弊社がアシを開発するのに切っても切れない重要な関係性を持つ部品が
スタビライザーです。

自分で書いてて憚られる点ではありますが弊社の最大の利点の一つでもある
トータルバランスと言う観点からスタビはアシの大事な一部と断言できます。

っつ~~か手を出さないのがもったいないくらいの費用対効果です。

なぜか純正のスタビって必要以上に柔らか過ぎるモノが多いです。

純正のタイヤ、ホイール、そして純正のアシで法定速度+αでテストされた
スタビがタイヤ、ホイールをグレードアップしただけでバランスを崩すのも
容易に想像できるハナシだとは思います。

サーキットだけで無く、交差点を曲がるときや車線変更のときにフロントの
グニャリ感はZ34V36のハンドリングを大きく損なっていると感じます。

で、弊社では早期にスタビに着目してイロイロと紆余曲折と経験を積んで
イチからスタビを作りました。

スタビなんて作るのカンタンです。

作るだけなら。

タカがスタビ一本で感動を与えられる製品にするためにはその何十倍も
試行錯誤とテスト、検証は絶対に必要です。

一般に売ってる製品をポン付けしてお客様がご満足するならナニもワザワザ
弊社を訪れて下さることは無いってことくらい自認はしております。

スタビ、作るだけならカンタンって書きました。

それ相応の設備があれば鉄の棒を曲げて穴を空けて塗装すれば完成です。

極論みたいに聞こえるかもしれませんがそんな製品、いっぱいありますよ。

当然、純正と同じ形状にしないと付かないですから、見た目からは区別って
全く付きません。

でも中身は似て非なるモノ、いや全くの別物って性格があるのがスタビです。

一方、スプリングに関しては一家言をお持ちのショップさんは多いです。

Hyperco、Eibach、Swiftなどのメジャーなところ3種でも
差があるので面白いです。

イイ悪いと言うのでは無く性格が違うんですね。

もっと書けば同じメーカーでも自然長によって乗り味は変わりますし
特にリアではトラクションに密接な関わりを最近は痛感しています。

ちなみに弊社のアシのスプリングですら仕様変更していますからね。

このネタはまた改めて書きます。

ナニが言いたいかって論点は、メーカーによって材質の差が乗り味として
差が出てくるってことです。

それもメジャーな上記3社のハナシです。

ランクが落ちるメーカーだと乗り味のダメダメ感は顕著です。

またこう言う書き方をする ヾ(ー ー;)

でも上海オートショウや台湾自動車部品見本市(AMPA)に行けば
車高長1セット、当然4本で198ドルなんてのいっぱい見ました。

スプリング、ショックアブソーバー、アッパーマウント全部付いてですよ。

それを日本に輸入して販売している業者さんもいっぱい見かけます。

100円ショップにモノが悪いって怒る人はいないと思います。

1セットで198ドルの車高調に性能を期待する人はいないでしょう。

でも、その先が大問題なんですね。

コレ以上は書けないので直接聞いて下さい。

で、1セットで198ドルの車高調の真逆に対峙し続けなくてはならない
弊社はそれこそ飽くなき追求の連続です。

繰り返しになりますが、スタビは作るだけならとてもカンタンです。

マーケティングと言う観点からはコストを抑えて大量に作ってソコソコの
価格で販売するってのが正解なんだと思います。

スプリングの材質ってメーカーの社外秘で詳細はわかりませんが金属の
系列はわかります。

スプリングだけじゃ無いですよ、ピストンだってブレーキキャリパーだって
メーカーのこだわりがイチバン出るところだと思います。

松竹梅ってのは全てに通じるハナシなんだと感じてしまいます。

で、アジア圏で1セット198ドル相当の車高調を取り付けるとどうなるか?

ワザワザ書かなくても結果は明白で、このハナシってキャラバンのお客様や
引いてはZ34V36のお客様にも密接な関係があったんです。

NV350キャラバンQuantumサスペンションキット、うわはははははははははは、誰も買わねェよネタ、その3

誰も買わネェよって表題だったのにお問い合わせを数件頂戴してしまい
改めてアシに悩む人って確かにいるんだな~~って再認識しております。

一律、皆さんが主張していることは同じで整理してご紹介したいと思います。

で。

トーションバーってコイツです。

NV350spring

コイルスプリングの代わりです。

原理はスタビと一緒です。

コイルスプリングと比較してバネ下が軽くできるって長所がある反面、
プログレッシブレートが難しい構造です。

難しいってだけで不可能では無いんですが純正がどんな特性か興味深いです。

Z34でアシを開発して、スプリングのプログレッシブレートの優位性
改めて思い知らされました。

ま~~~勉強しましたよ、研究しましたよ。

その分だけ成長できました。

こういう動きにしたい、って時にどう作り上げるか? どうセットするのか?

日々是研鑽です。

一発でンまく行くことなんてまずありませんがキチンとリクツにのっとって
方向性を決めて、あとは実践あるのみです。

いや~~~来週のテストが楽しみで楽しみで。

NV350キャラバンQuantumサスペンションキット、うわはははははははははは、誰も買わねェよネタ、その2

スゲ~~なこのハナシ

cocoa

コロナの世界的な勝ち組みと言われる台湾で最大の功労者として名高い
唐 鳳 氏(タン・フォン) オードリー・タンとして報道されることが
多いようです。

35歳の若さでIT大臣に任命されたことも有名ですが、IT技術の手腕を
いかんなく発揮して様々なアプリを開発してコロナ封じ込みに多大な貢献を
してきたからこそ、現在の成果となっているようです。

日本のIT大臣って誰だか知っています?

ナニをやってきたかなんて知ってる人、日本中で3人くらいはいるのカナ?

さてさて。

まずは当然、純正状態の評価からです。

 

350damper

知らなかった。

スプリング、トーションバーなんだ。

車高、ストロークは当然のことスプリングレート、ショックアブソーバーの
減衰力もキチンとチェックしてからの開発となります。

ちょっとおもしろいハナシがありました。

新品の純正を外してテスターにかけたりショックアブソーバーって空輸が
できないのでイギリスに直接に持って行かなくちゃならなくなったりと
その間に不動車になってもイヤなので暫定的なキャラバン用のアシを
ネットで検索して探してみました。

結構ありますね。

いくつかメーカーにちょっと尋ねてみたらオドロキの回答が返ってきました。

キャラバン界までも敵に回すのでコレ以上はヤめときます。

でもコレが現実なんでしょうね。

テレビの視聴率と似てるなって思います。

イイ番組を作っても観る側が要求しなければ無くなっていきます。

タレントが遊んでいるだけのくだらねェ番組でも、観る側が多ければそれは
成立するように見受けてしまいます。

イイ物を作っても売れるとは限らない

イイ番組を作っても視聴率が取れるとは限らない。

だから視聴率が取れる番組だけ存続する

メーカーだって売れる商品を販売する

もっともっと書きたいこといっぱいありますが弊社は粛々と結果で
アピールするしか方法を思いつきません。

と、言うワケでまずは純正の新品を買ってみることにします。

純正って新品1本1万円です。

100円ショップにモノが悪いって怒る人はいないでしょうけど、1本1万の
ショックアブソーバー、良いワケありませんね。

それでも高くても純正以下って商品よりもまだマシか・・・・

NV350キャラバンQuantumサスペンションキット、うわはははははははははは、誰も買わねェよネタ、その1

ンまいモンが食いてぇ~~

す、すいません、取り乱しました。

弊社のNV350キャラバン、アシを作ったろ~って考えてます。

そんなことやってるバヤイ? ( ̄~ ̄)

ってツッ込みの前にキチンとご説明をしなくては。

やはりZ34V36にフィードバックするためです。

その主たる目的は耐久テストです。

弊社2号機の走行距離は5年間でわずか9,000Km

イベント、テストでしか出動しないのでまぁそんなモンです。

最近はもっぱらturboNBばっかに乗っていました。

世界のトップエンジニアのご協力を賜って2号機にはイチから弊社で
作り上げてきたアシが装着されています。

どうしてもお客様の車両が優先なのでなかなかテスト走行ができないで
もどかしいところですが今月はゲリラ的に富士の本コースやショートを
フラっと1本走りに行くってのを敢行する予定です。

30分サル走りが目的ではありません。

5周も走れば充分にわかります

減衰特性だってもう少し試したいことだってありますし、ココで何回か
ご紹介してきたとあるスペーサー、コレって今までに我々の業界では
語られたことが無かったように感じています。

1mm単位で試したいですね。

サッサとやらないとまたパクられてしまう

このスペーサーのセッティングが決まるとさらに1ランク乗り心地が
良くなるって弊社では計算しております。

サーキットを走らないお客様にもかなりのフィードバックになると思います

ただ、弊社2号機ではあまりの走行距離が少ないために耐久テストが
できないんです。

弊社NV350キャラバンは年間の走行距離が30,000Kmです。

10,000Kmおきに外してダンパーテスターにかけてみようって
考えています。

10,000Km、20,000Km、30,000Kmでデータを取って
耐久性を検証できるのにわずか1年ですから。

で、早速、プロジェクト発進です。

11年目で新しい開発魂を発動してみたいネタ、その29

コレ、何回か出てきている弊社が採用しているドイツ製のピロです。

upper

全てのモデルを知っているワケでは無いのですが、あのCupCarや
Challengeに採用されているのできっとイチバン良いモノって
勝手に思い込んで使い始めて早5年以上カナ??

以前に使っていた有名ピロはすぐに音がし始めました。

弊社ではもう100件以上の車検対応ピロアームを販売してきました。

今のところクレームは1件もありません。

上述のピロって弊社のアシで鋭意テスト中のピロアッパーです。

とてもしなやかで上質な乗り心地のQuantumに敢えて質実剛健な
ドイツ製のピロ、しかもモータースポーツ用(MS品番)を惜しげも無く
投入すればそりゃあコストはウナギ登りです。

しかも、ナント、弊社ピロアッパーには音保証が付きます

コレ、業界では前例が無いと思います。

あったらすいません、すぐに訂正します。

ピロアッパーは音はしょうが無いよってのが業界の常識でした。

でも数年前に経験させて頂いたChallengeでは全くと言って
イイほど音はしなかったのでソコから研究、勉強、調査をしてきたら
このドイツ製のモータースポーツ用のピロに行き着いたってワケです。

今、こんな次期で入手製に難アリですが春くらいにはだいじょぶそうって
勝手に思い込んでいます。

11年目で新しい開発魂を発動してみたいネタ、その28

コレ、スプリングのロワーシートってヤツです。

 

lowerseat1

左がQuantum純正で右が弊社で作った試作です。

Quantum純正の方が良くね? ってデキだとは思います。

じゃあ何でわざわざおカネをかけてこんなモン作ってんのかってハナシです。

その理由はこんなところにあります。

lowerseat2

軸荷重やフルバンプ時に500Kg以上の力がかかることを考慮すると
看過できなかったってワケです。

まだ試作ですから見た目がカッコ良くないです。

もちろん製品版はカッコ良くキチンと攻めた肉抜きをします。

なんですが、その前にこの試作、もうチョイこうした方が良かったかな~~
ってのが出て来るモンですね。

早速、作り直しです。

11年目で新しい開発魂を発動してみたいネタ、その27

去年の年末に片道750Kmを走破して広島からお見えになったM田様、
イロイロありましてやっとECUが完了しました。

今回はイロイロやってみたのでとてもタイヘンでした。

そりゃそうです。

ちょっとお聞きしただけでもアシは2セット、ECUは3セットで今回の
弊社ECUで4セット目とのことです。

そりゃあ最先端の弊社のテクノロジーを投入したいじゃあ~~りませんか。

ご自宅に到着してホントにすぐにご丁寧にご連絡下さいました。

**************** 前略 ***************

お世話になります。無事に帰りました。率直な感想ですが、素晴らしいです。
非常にスムーズ、扱いやすい、速い、DSモードでの変速ショックが無くなった
ブリッピングするようになった。今まで、何かとガツンとくる変速ショックに
身構えてたのが嘘のようです。今まで何だったんだろう、どれだけ遠回り
したのだろう、あと5年、早く会えていれば無駄なお金は払わなくて
済んだのにって、思います。

**************** 後略 ***************

ECUですら少~~~しずつですが進化を遂げています。

もうココまで来るとヂミ~~な作業しか残っていません。

データをコンマ1変えては実走してみる、その繰り返しです。

以前はスーパーオートバックスさんのローラーをお借りしてブーンって
回してセッティングを取っていました。

これまた以前にも書いたんですがセットを取った後に高速道路で全開時の
A/F値に差が出ることに気が付きました。

それ以来、弊社はメンド臭がらずに実走にこだわってセッティングを
してきたらどんどん良くなってきたんです。

そりゃそうです。

お客様は100%実走ですから。

Z34V36専門店として弊社をご贔屓下さる全てのお客様に感動を
与え続けていきたい、ただそれだけです。