日別アーカイブ: 2018年11月18日

ちょっとヤバいカモ? 

初めての経験とは言え精神的にも肉体的にもかなりキツいですね。

ヘルペスが暴れ出しました。

そんな中、寸暇を惜しんで一台一台こなして行くしかありませんね。

思えば台風で窓ガラスとシャッターを破壊されてから計画はぐちゃぐちゃです。

ココんトコ以前からのお得意様に加えてAT車が増えてきました。

弊社の強みはZ34V36に特化していることで、多くの車両を経験すると
アレ? コレ何か変だぞ! ってのにすぐに気がついてしまいます。

最近のハナシですと走行が少ないY田様のV36、F井様のV36から
10万キロオーバーのPさんやI町様のZ34までAT車を手がけて
イロイロと気がつくこともありました。

アタリマエですけどキチンとメインテナンスされているとZ34V36は
サーキットをかなり走っても10万キロオーバーが可能なんですね。

弊社が知らないだけかもしれませんがこんな国産車は無かったです。

やはりいくらメインテナンスがキチンとしていても経年劣化には勝てません。

劣化したモノは交換するなりOH(オーバーホール)するなり対策が必要です。

放置して自然治癒する事は絶対にありえませんし適正な時期に適切に
OHしておけば安く上がったモノを完全に壊してバラバラになると
ずっと高くつきます。

サーキットアタッカーのPさんやI町様は日頃のメインテナンスを
しっかりとやられていた方ですが、それでもATの性能劣化は
体感してしまいますね。

ほんの少~しずつ少しずつ劣化して行くのでオーナーさんは気がつきません。

それでも走行距離が少ない新しめの車両と乗り比べてみると変速時の
トルコンスリップを感じてしまいます。

MTならサーキットアタックも含めた10万キロオーバーだと確実に
クラッチもフライホイールも交換しているでしょうしクラッチペダルが
戻らないって持病も1度や2度は経験していると思います。

MTだって乗り方やメインテナンスにもよりますがギア鳴りが大きい
車両も何台もありました。

ココで1つのZ34V36のメインテナンスのコツと言うか要みたいなモノを
弊社の経験でハナシをさせて頂きたいと感じました。

まず台数の多いMTのハナシからです。

EGオイルは銘柄や交換時期に細かい人は多くてもMTオイルになると
その割合はずっと減ってきます。

デフオイルはさらに減りますし、PSフルードに至っては新車で購入して
1度も交換した事が無い人も多いです。

むしろデフオイルやPSフルードはちょっと飛ばせばEGオイルよりも
高温にさらされます。

Z34V36に限ってはMTオイルの温度は上がりにくいです。

弊社の2号機にMTオイルの温度計をつけたのをアップしたことがあります。

デフオイルの温度計と並べてモニタリングしているんですが、デフオイルは
サーキットではガンガンに上がって行きますが、MTオイルは30分の
サル走りでも全然だいじょぶです。

2号機では細工と言っては何ですが、ちょっとした小細工をいくつか
してありますので富士の本コースや袖ヶ浦でも100度も行かないです。

それに比較してデフオイルは20分くらいの全開走行で150度です。

じゃあMTはそんなに神経質になんなくても良くね?

ってなりがちだとは思いますが温度だけでは語れない部分もあります。

怒られたら消しますがやはりディーラーさんの日産純正のギアオイルが
あんまりデキがイイ方では無いので、弊社が推奨するオイルを定期的に
交換して下さるお得意様のMTの状態とはどうしても差が出ています。

走行距離が行けば行くほどその差は大きくなっていきます。