日別アーカイブ: 2017年6月16日

サル走りについて語ってみたいネタ、その1

暑くて暑くてバテちゃいました (×_×ll)

ニュースでご覧になった人もいらっしゃるとは思いますが、ロンドンの
タワーマンションの火災、凄まじいですね。

罹災して亡くなられた方のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。

ロンドンでは、実は何回か指摘されていました。

スプリンクラーが無いとか、火災報知器が完備されていないとか、
イギリスやイタリアでは良くあるハナシです。

ホテルでもあるハナシなので、ヨーロッパを旅行する人はお気を付け下さい。

以前から何回も指摘されていると言うことは、住民も知っているはずです。

知っているハズ・・・・

よくありがちなハナシです。

伝わっていない

そういうことです。

このマンションに住み続けると、そのうち死ぬぞ

ってダイレクトに言えば伝わるんでしょうが、そんなことをしたら
マンションの経営陣から訴えられることも考えられます。

だから当たり障りのない表現にとどまります。

その結果、

伝わらない・・・

230台以上のZ34、V36を扱わせて頂くと、

アレ、おかしいゾ

と言うことに気が付くことがあります。

お客様によっては、

言われる方も気分が悪いんで~~

って、不快感をあらわにすることもあります。

そうなると、弊社も気心が知れたお得意様にしか言わなくなってきます。

でも、その結果

この遅さ、フツーじゃない

ノッキングしまくり

デフからガコガコ音がする

ステアリングが異常に重くなっている

ATが滑る

クラッチ、終わりかけてますよ

MTからジャラジャラ音がする

識者にとってはシツコイと感じるかも知れませんが、ソコはなるべく丁寧に
繰り返し啓発させて頂きたいと考えております。

サーキット走行のご経験が多くは無いまでも、ソコソコあったとして、
さて、Z34でも走ってみっかなと思い立ったことを想定します。

どノーマルでサーキットに行く人はいないとは思いますが、実際の所、
ナニをやったらイイのか? ナニからやった方がイイのか? を、
正確に判断することは難しいです。

ソコソコの対策と普段履きのラジアルタイヤで行ってみたとします。

Z34で、初めて走ってみたと言うシミュレーションです。

富士の本コースなら10秒、ショートで40秒

筑波なら8秒

袖ヶ浦なら25秒

鈴鹿なら40秒

大体このあたりです。

もちろんご経験や、車両に手が入った程度で変わりますが、ザックリです。

その後の数回は、行けば行くほどタイムは縮んで行きます。

ある所で、アタマ撃ちになります。

今気がつきましたが、アタマ撃ちって恐ろしい言葉ですね。

アタマを撃つんですよ。

で、ハナシはこっからです。

次のステージに上がるためにはどうすれば良いの?

単にタイムだけを追求するのか? それとも、経験を積んで純粋に

上手くなる

と言う道を追求するならば、ちょっと違ったアプローチを弊社は提言します。

今さら感はありますが、上達にはやはり

サル走り

が必要不可欠と弊社は考えます。

な~んだ、結局は走り込み?

いやいやいやいやいやいやいやいや

そんな情報提供だと、弊社の存在意義が問われます。

まずは費用対効果と律速段階を適切に踏まえたクルマ作りからです。

ピンとこないお客様のために、もっとわかりやすい表現に努めてみます。

どノーマル、ツルシの状態で

約10分でフェイルセーフで終了

で、EGオイルクーラーを付けてみますが、ちゃんとした製品をお選びなら
もうエンジンオイルの心配は無いですが、ここは敢えてダメなパターン。

10分が20分になるだけのモノもありますし、水温に影響しちゃって、
エンジンオイル温度は良くても、水温が上がっちゃって・・・・・だと、
結局は走り込みが続けられなくなります。

ブレーキも、当面は、パッドとフルードだけでイイです。

ブレーキは欲を言い出すとキリが無いので、もうちょっと技術が上がると
必然的に必要性に迫られますから。

中途ハンパなモンに手を出して、結局、買い換えることがイチバン不毛です。

次はやっぱり、アシだと思います。

純正でも物理的にはサル走りはできます。

ただ、心情的にムリです。

わかりやすく書くと、30分走り続けるのが楽しくありません。

これに関しましては、多くの人がSNS等で書いています。

そんな状況で走り続けても、上達は遠いです。

まず、ここまでがギリの最低限です。

費用対効果を重視するなら、まずは壊さないことです。

そして次に弊社がとても大事と考えること、それは

中身の濃いサル走り

です。