日別アーカイブ: 2017年3月15日

今日も朝からフーリエ変換、ネタ

八王子、雪が舞っています。

積もるほどじゃ無さそうですが、寒いです。

弊社お得意様のM田様やI様やK田様やPさん、次々とベスト更新のようで
とてもうれしく思います。

弊社が一貫して提唱していること、それは

お客様自身が、楽しく安定してドライブすることがタイムにつながる

それをブレずに一つ一つ具現化していくことが、結果を結んでいます。

最初は皆様、弊社の試乗車の車高の高さに辟易とします。

でも、弊社が自信を持って納めさせて頂き、その乗り味とハンドリング、
ひいてはサーキットでの安定性やタイムに繋がっていくと、そのうちに
誰一人として、

車高下がんないかな

と、言わなくなってきます。

やはり、結果を出すことがイチバンの説得力です。

今日は、久々に弊社のデフのハナシです。

試乗したお客様のほとんどは、ご興味は

アシ

ECU

でして、デフというのはほとんどありません。

試乗したお客様によっては、機械式デフが入っていることに気が付きません。

イチバンわかりやすいのが、今での機械式デフから弊社製に交換した時です。

タイムに繋がることはもちろん、とにかく乗りやすいんです。

どんなことをやっているのか?

です。

ショックアブゾーバーの減衰力特性

damping2

デュアルスプリングのスプリングレート特性

dualrate

お気づきになると思いますが、カキ~ンと曲がっています。

つまり、その前後で特性が変わるんです。

急に柔らかくなったり固くなったり。

コーナーで踏ん張っているときに、その特性の前後にかかってしまうと、
急に固くなったり柔らかくなったりという現象が必ず起きます。

それを

過渡特性

と言います。

今後、ちょくちょく出てくるのでアタマの隅にでも置いておいて下さい。

その過渡特性をいかにマイルドにするか?

それがお客様にとっては乗りやすく、そして結果的に積極的に踏んでいける
そんな車両に仕上がってくれるんです。

書くとカンタンですが、実践はとてもとてもタイヘンです。

カキ~ンと曲がっている特性を擬似的に曲げていく手法と言えば

Fourier変換

が、工学には最も応用されています。

数式書くと、どん引きされるのでヤめときます。

弊社のアプローチは

どう言う乗り味にしたいのか?

そのためにはドコをどうイジるのが

どう言う特性にすればイイの?

計算してみる

部品を作ってみる

試走

ここで、もうちょっとこうしたいああしたいってのが必ず出て来ます。

で、仕様変更

試走

その繰り返しでしか、イイ物はできないと信じております。