今日も朝からフーリエ変換、ネタ

八王子、雪が舞っています。

積もるほどじゃ無さそうですが、寒いです。

弊社お得意様のM田様やI様やK田様やPさん、次々とベスト更新のようで
とてもうれしく思います。

弊社が一貫して提唱していること、それは

お客様自身が、楽しく安定してドライブすることがタイムにつながる

それをブレずに一つ一つ具現化していくことが、結果を結んでいます。

最初は皆様、弊社の試乗車の車高の高さに辟易とします。

でも、弊社が自信を持って納めさせて頂き、その乗り味とハンドリング、
ひいてはサーキットでの安定性やタイムに繋がっていくと、そのうちに
誰一人として、

車高下がんないかな

と、言わなくなってきます。

やはり、結果を出すことがイチバンの説得力です。

今日は、久々に弊社のデフのハナシです。

試乗したお客様のほとんどは、ご興味は

アシ

ECU

でして、デフというのはほとんどありません。

試乗したお客様によっては、機械式デフが入っていることに気が付きません。

イチバンわかりやすいのが、今での機械式デフから弊社製に交換した時です。

タイムに繋がることはもちろん、とにかく乗りやすいんです。

どんなことをやっているのか?

です。

ショックアブゾーバーの減衰力特性

damping2

デュアルスプリングのスプリングレート特性

dualrate

お気づきになると思いますが、カキ~ンと曲がっています。

つまり、その前後で特性が変わるんです。

急に柔らかくなったり固くなったり。

コーナーで踏ん張っているときに、その特性の前後にかかってしまうと、
急に固くなったり柔らかくなったりという現象が必ず起きます。

それを

過渡特性

と言います。

今後、ちょくちょく出てくるのでアタマの隅にでも置いておいて下さい。

その過渡特性をいかにマイルドにするか?

それがお客様にとっては乗りやすく、そして結果的に積極的に踏んでいける
そんな車両に仕上がってくれるんです。

書くとカンタンですが、実践はとてもとてもタイヘンです。

カキ~ンと曲がっている特性を擬似的に曲げていく手法と言えば

Fourier変換

が、工学には最も応用されています。

数式書くと、どん引きされるのでヤめときます。

弊社のアプローチは

どう言う乗り味にしたいのか?

そのためにはドコをどうイジるのが

どう言う特性にすればイイの?

計算してみる

部品を作ってみる

試走

ここで、もうちょっとこうしたいああしたいってのが必ず出て来ます。

で、仕様変更

試走

その繰り返しでしか、イイ物はできないと信じております。