日別アーカイブ: 2017年3月13日

牛歩の如く開発は進んでいます、サスペンション編、ネタ

メールのお返事が遅れて申し訳ありません。

明らかに冷やかしだとわかっても、シカトっちゅうワケにもいかないです。

チタンバルブのお問い合わせ、大変ありがとうございます。

でも、チタンバルブ単体の販売予定はありません。

さらにご説明させて頂きますと、VVELコントロールユニット単体では
販売予定もありません。

欲しいって言ってんだから売っちゃえよ  by  弊社の銀行担当者

そうもいかないんです。

かなり特殊なことをやらせて頂いております。

単体で装着して結果が出なかったり、壊れちゃったりしたら間違いなく

あの浮き草ダメじゃん (#`Д´)凸

って、なります。

弊社で手がけさせて頂いたお客様の車両を全力で支援させて頂くことで
精一杯という状況を、どうかご理解下さい。

いつもここで書かせて頂いておりますが、

クルマはトータルバランスの賜物です

一つ取り付けて劇的に変わる部品もありますが、とても希有なハナシです。

ほとんどが装着することによる得るモノと失うモノのバランスで成り立ちます。

そう言うことを無視すると、乗りにくい車両を作ってしまうんです。

それでもエンジンは、まだラクな方です。

お客様にとってもわかりやすいです。

速いか遅いか? ですから。

調子イイのか悪いのか? ですから。

それに対して、アシと言うテーマは壮大です。

キヨブタの覚悟で弊社を信じて下さったお客様に、全力で支援させて頂き、
サーキットコンセプトに頼んで良かったと感じて下さるようなスペック、
それはそれはタイヘンです。

弊社の最大のアドバンテージは工学的なアプローチです。

ガキの頃から算数や数学が得意だった利点を最大限に生かしています。

例えば、コイツです。

damping1

雑誌の記事で何回も目にしたことがあるとは思います。

これはこれでとても大事な要因であります。

ここで一つのギモンがあります。

同じ減衰力特性を得られたら、安くて良いアシが手に入るのでは無いのか?

です。

そんなにカンタンだったら、みなさんコピーしますよ。

現に弊社のダンパー、やられているみたいです。

コレ、リサージュ波形といいます。

Lissajous

日本ではリサージュって言いますが、実はLissajousって、
フランスの数学者の起草で、正しくはリサジューです。

これもれっきとしたショックアブゾーバーの性能特性です。

弊社も去年に、レーシングコンストラクターから教えてもらいました。

このタマゴみたいな形の特性がとても大きくモノを言うことも知りました。

ダメなダンパーは、全然タマゴになっていません。

ドコまで公開して良いのか、ちょっと思案中です。

別に知ったかぶりするつもりで書いたネタではありません。

弊社が他社さんとおなじことをやっていても、埋没するだけです。

ナニか上があるはずだ

の精神で、イロイロ研究してみるとあるモンです。