今日はクルマ作り編です。
リタイアしたHyundaiを、くまなく見ておきました。
競技が始まる前や後でも、WRカーはサービス隊に囲まれているので、
こんなに身近で車両を見ることはできません。
超ラッキーです。
ばしゃばしゃ写真を撮りましたが、どの写真も車両開発のヒントの宝庫です。
何回か書かせて頂きましたが、弊社がこんなモノ開発しています、って
ココでアップして、製品ができる前に他社さんから先に出てしまうと、
弊社がパクったことになってしまいます。
製品化のメドが付いたときに、少しずつご紹介させて下さい。
まず、エンジンルームをのぞいてみました。
あ、弊社が採用しているのと同じカーボンケブラーホースだ。
やはり、最高の性能を追求するとコレになるんですね。
しかも#16でした。
画像では比較対象物が無いのでわかりにくいですが、かなりブッといです。
次にコレを見て下さい。
この車高の高さ。
弊社がいつもここで提唱させて頂いておりますが、純正のイイ所は延ばして
純正のアリャ~~~って所を改良していく、そんなチューニングです。
Z34やV36のサスペンションキット、ショップさんのオリジナルも含めて
かなりの数に上ると思います。
ショップさんにはショップさんのお考えがあります。
ぜ~~んぶ並べてみたとしますと、弊社の車両がイチバン車高が高いです。
多分。
お客様は最初は、カッコ悪い~~ってイヤがります。
そりゃそうです。
低い方がカッコイイに決まっています。
そこを敢えて純正車高のチョイ低にこだわるには、かなりの覚悟と
確固たる理論に基づいた開発理念があるんです。
おかげさまでバックオーダーをとてもたくさん抱えてしまっています。
弊社サスペンションキット、納期かかります。
だから、あまりここでも最近は触れていません。
それでも、カネが無い弊社が広報車をご用意させて頂いた理由の一つに、
100を語るより1度試乗してもらいたかった、と言うのがあります。
メーカーが莫大な開発費をかけて開発したサスペンションの機構。
良い所を探っていくと、やはり適切な車高があるんです。
GTカーは低いよ
S耐車両は低いよ
耳タコです ┐(-。ー;)┌
否定するつもりは毛頭ありません。
GTカーにはその車高が適切なんです。
S耐車両にはその車高が適切なんです。
4年くらい前のネタで、弊社がFerrariChallengeを
手がけさせて頂いたネタをご紹介したことがあります。
新車でスリックタイヤが付いてくるような車両です。
車高もペッタペタでした。
茂木で走って、乗りづらさだけがとても印象的でした。
首都高なんか走ったら、エラいことになりそげでした。
弊社が追求する車両作りは、とにもかくにも
乗りやすさ
です。
昨日のトップドライバーの走りをどれだけ取り込めるのか? です。
ドライビングスキルはそうそう身につくモンじゃありません。
クリップについてアクセルオンにした時に、修正が少ないクルマ作りで、
グイグイ踏んでいけるようなクルマが、結果的に速いんです。
そのように弊社は考えております。
もう一つあります。
上の写真からはわかりづらいですが、キャンバーあまり寝かせていません。
パッと見、1度から1度半くらいです。
これも弊社がずっと探求してきたことです。
弊社のお得意様のM岡様が、以前はもっとキャンバーを寝かせるようにと
お願いされていました。
その都度、弊社は
ダメです!
と、かたくなにお止めさせて頂きました。
M岡様も、当時はきっと
なんだよ~~~~
って思ったんではないかと思います。
キャンバーを付ければ、取りあえずは曲がりやすくはなります。
でも、それに伴って失うモノもたくさんあるんです。
M岡様はガマンして弊社とお付き合いしてくれました。
少しずつ、少しずつですが熟成を重ねていくことでどんどん良くなります。
昨日の岡山国際の後に、
キャンバーこれでも行けますね
とのご感想でした。
ちなみにクラストップだったそうです。
いつもの繰り返しになります。
弊社のような浮き草ショップを支援して下さるチャレンジャーなお客様を、
トコトン支援させて頂きたいと考えております。
その材料を仕入れるために、コルシカ島まで行きましたから。