日別アーカイブ: 2015年10月9日

WRCに学ぶネタ、その5

今日はクルマ作り編です。

リタイアしたHyundaiを、くまなく見ておきました。

競技が始まる前や後でも、WRカーはサービス隊に囲まれているので、
こんなに身近で車両を見ることはできません。

超ラッキーです。

ばしゃばしゃ写真を撮りましたが、どの写真も車両開発のヒントの宝庫です。

何回か書かせて頂きましたが、弊社がこんなモノ開発しています、って
ココでアップして、製品ができる前に他社さんから先に出てしまうと、
弊社がパクったことになってしまいます。

製品化のメドが付いたときに、少しずつご紹介させて下さい。

まず、エンジンルームをのぞいてみました。

あ、弊社が採用しているのと同じカーボンケブラーホースだ。

やはり、最高の性能を追求するとコレになるんですね。

しかも#16でした。

画像では比較対象物が無いのでわかりにくいですが、かなりブッといです。

EGoilhose

次にコレを見て下さい。

Hyundicarheight

この車高の高さ。

弊社がいつもここで提唱させて頂いておりますが、純正のイイ所は延ばして
純正のアリャ~~~って所を改良していく、そんなチューニングです。

Z34やV36のサスペンションキット、ショップさんのオリジナルも含めて
かなりの数に上ると思います。

ショップさんにはショップさんのお考えがあります。

ぜ~~んぶ並べてみたとしますと、弊社の車両がイチバン車高が高いです。

多分。

お客様は最初は、カッコ悪い~~ってイヤがります。

そりゃそうです。

低い方がカッコイイに決まっています。

そこを敢えて純正車高のチョイ低にこだわるには、かなりの覚悟と
確固たる理論に基づいた開発理念があるんです。

おかげさまでバックオーダーをとてもたくさん抱えてしまっています。

弊社サスペンションキット、納期かかります。

だから、あまりここでも最近は触れていません。

それでも、カネが無い弊社が広報車をご用意させて頂いた理由の一つに、
100を語るより1度試乗してもらいたかった、と言うのがあります。

メーカーが莫大な開発費をかけて開発したサスペンションの機構。

良い所を探っていくと、やはり適切な車高があるんです。

GTカーは低いよ

S耐車両は低いよ

耳タコです ┐(-。ー;)┌

否定するつもりは毛頭ありません。

GTカーにはその車高が適切なんです。

S耐車両にはその車高が適切なんです。

4年くらい前のネタで、弊社がFerrariChallengeを
手がけさせて頂いたネタをご紹介したことがあります。

新車でスリックタイヤが付いてくるような車両です。

車高もペッタペタでした。

茂木で走って、乗りづらさだけがとても印象的でした。

首都高なんか走ったら、エラいことになりそげでした。

弊社が追求する車両作りは、とにもかくにも

乗りやすさ

です。

昨日のトップドライバーの走りをどれだけ取り込めるのか? です。

ドライビングスキルはそうそう身につくモンじゃありません。

クリップについてアクセルオンにした時に、修正が少ないクルマ作りで、
グイグイ踏んでいけるようなクルマが、結果的に速いんです。

そのように弊社は考えております。

もう一つあります。

上の写真からはわかりづらいですが、キャンバーあまり寝かせていません。

パッと見、1度から1度半くらいです。

これも弊社がずっと探求してきたことです。

弊社のお得意様のM岡様が、以前はもっとキャンバーを寝かせるようにと
お願いされていました。

その都度、弊社は

ダメです!

と、かたくなにお止めさせて頂きました。

M岡様も、当時はきっと

なんだよ~~~~

って思ったんではないかと思います。

キャンバーを付ければ、取りあえずは曲がりやすくはなります。

でも、それに伴って失うモノもたくさんあるんです。

M岡様はガマンして弊社とお付き合いしてくれました。

少しずつ、少しずつですが熟成を重ねていくことでどんどん良くなります。

昨日の岡山国際の後に、

キャンバーこれでも行けますね

とのご感想でした。

ちなみにクラストップだったそうです。

いつもの繰り返しになります。

弊社のような浮き草ショップを支援して下さるチャレンジャーなお客様を、
トコトン支援させて頂きたいと考えております。

その材料を仕入れるために、コルシカ島まで行きましたから。