シーズンイン直前に想うネタ、その6

チームサーキットコンセプトメンバーT井様の車両にデフクーラーを
取り付けているんですが電動ファンの配線を作っています。

diffcooler
デフオイルクーラーも何回も何回も仕様変更してはやっとのことで
この電動ファンバージョンで決着となりました。

外気温を引き込むシュラウドってのも何個か作りましたが結局は
電動ファンの方が良かったです。

ナニが良かったかってそりゃ安定して冷えるんです。

特に富士ショートのような小さなサーキットだと車速は低めですから
電動ファンの優位性は際立ちます。

もっと大きな利点はピットに入ってきた時にわかります。

弊社はシュラウド作るのって得意中の得意ですよ。

EGオイルクーラーだってラジエターだって3Dシュラウドを作りました。

デフオイルクーラーだって3Dシュラウドをいくつか作りましたが
いくら凝ったシュラウドでも風がアタラなければ全くの無力です。

で、ピットに入ってきた後にじわりじわりと温度が上がる様子を見て
電動ファンに仕様変更したんですがこれがドンピシャでした。

ま~~~~~温度が下がる下がる。

なんですが作る方としてはま~~~メンド臭い。

配線って当然ですがキチンと処理しないと危険です。

振動で外れることだってありますからメンド臭がらずにひとつひとつ
丁寧にハンダ付けして耐熱コルゲートチューブで覆ってさらには
固定していきます。

弊社のデフオイルクーラー高いですよ。

でも胸を張って世界最高峰品質を掲げるためには一切の妥協を排して
できることは全部盛り込みます。

ちなみに富士の本コース、ショートを30分サル走りすると運転技術や
デフの仕様にもよりますが180度くらいになることもあります。

何回も書いてきたように沸点の高い吹かないデフオイルを入れることが
正解ではありません。

デフオイルが吹かないだけでデフには大きなダメージを与えます。

弊社デフオイルクーラーだと100~110度で安定しています。