日別アーカイブ: 2020年4月17日

スーパーハンドリングマシンNBturboからの~~~ネタ、その12

NBのハナシばっかなようですが、日々、お客様の車両をキッチリこなして
納めさせて頂いてそれからやっとNBに手を出しています。

IG34

今日はNBのアシをバラして明日には故郷イギリスに一時里帰りです。

何のハナシ? ってなるからちゃんと書きます。

一定の成果を出してもやはり気になるところって出てきます。

Quantumであつらえてもらうのはもちろんショックアブゾーバーです。

車高調、もっと言うとトータルでのアシをセットするのは弊社です。

あ、もうちょっとこうしたらもっと良くなりそげって実際にやってみると
確かに変化はあります。

それがホントにイイのか? 正解に近いのか? ってのは慎重を期します。

どうしても贔屓の引き倒しになってしまう性質の高い製品です。

で、ショックアブゾーバーを本国イギリスに送って改めて仕様変更をします。

コレがまたタイヘンなんですよ。

ちなみにショックアブゾーバーってそのままじゃ海外に送れません。

バラバラにしてキチンと洗浄し油をキレイに取り除かないと送れないんです。

最近のX線装置って凄まじく解像度が高いのでウソついても成田や羽田で
スキャンされるから必ずバレます。

で、八王子に送り返される、と。

ショックアブゾーバーを一本イギリスに送るのにいくらQuantum
軽いとは言え8,000円くらいします。

その8,000円はパーです。

ま、虚偽の申告をしたってことですから。

だからバラバラにして油脂を完全にキレイにして目視でも中身が空っぽって
わかるような状態にしないと発送できないんです。

ちゃんとやればこんなご時世でも4日くらいでQuantum本社に届きます。

Quantumの社長様とはやりとり済みで次のステップが楽しみです。

しばらくはNBは実走テストができませんが、やることっていっぱいあります。

弊社が得意とするところのブレーキを思いっきり試してみたいこともあります。

まずはマスターバッグを取り去ってZ34用のマスターシリンダーに交換して
ペダルフィーリングをダイレクトにするんです。

mastercylinder

残念ながらコレはZ34V36には応用できないんです。

応用できないことは無いんですケドZ34V36はソコじゃあ無いんです。

凄まじく重い純正のブレーキシステムを軽量化することの方がずっとずっと
優先順位は上なんです。

で、そもそも何でそんな事をするのか? ってハナシです。

ブレーキがちっちゃいNBは30分サル走りなんて到底ムリです。

で、大容量にするんですがカンタンじゃ無いんですよ。

自分で言うのも何ですが、ブレーキのスペシャリストの弊社です。

ENDLESSの社長様にも絶賛されたハナシを5年くらい前に書きました。

ハマった経験もかなりあります。

でもハマった分だけそりゃあ詳しくなりましたよ。

で、大容量のブレーキのハナシです。

純正が260mmしかないディスクローターを315mmにしてAPの
4ピストンに交換すりゃそりゃあ異次元のストッピングパワーを・・・
なんて風には行かないんですね。

ABS入りまくりのカックンブレーキで雨の日なんてアブなっかしくて
とても乗っていられないとても乗りづらいクルマいっちょ上がりです。

そんなZ34、何台かいましたね。

弊社は数値はもちろんのこと数値に表れないフィーリングをとても重視します。

お客様が弊社の車両に乗ってまずお感じ下さるのが乗りやすさです。

筑波で何秒とか富士で何秒とかじゃありません。

先日のS様もソッチ系のショップさんを何件もまわって言われることは同じで
しかもキヨブタの気持ちで言われるまま安くは無いアシをお買い上げで
完成してきたご自身の車両に初めて乗った時のそりゃあガッカリ感は
筆舌に尽くせないとかなり強調していらっしゃいました。

アシに関してはいつもココで書いていますが最も伝わらない製品であり、
最も評価が難しい製品でもありますがたった一つ最もカンタンなこと。

2台乗り比べれば誰でもわかります

そう言えばS様のセリフを思い出しました。

コレなら行けます ( ̄ー ̄☆

って笑顔がとても印象的でした。