日別アーカイブ: 2020年4月11日

スーパーハンドリングマシンNBturboからの~~~ネタ、その6

スーパーハンドリングマシンNBturboプロジェクト、予想以上の
反響でとても楽しい反面、そんなのやるんだったら早くオレのをやって
ってお叱りにも近い諫言も頂戴しておりますが必ず弊社の引き出しに
なっていきますし引いてはZ34V36へのフィードバックとして
必ずプラスになって戻ってきます。

今日はZ34V36目線で考察してみたいと思います。

10万キロオーバーのNB8C後期ATを7万で買ってきたのはイイですが
ソコからは、ま~~試練の連続ですよ。

これからZ34V36の中古車をお安く買ってサーキットでも楽しもうって
お考えの方にも参考になって欲しいです。

最初はとりあえずそのNBで地元のちょっとした峠を走ってみました。

すると、感じることが山盛りテンコ盛りでしたがソコはひとつひとつ
体系的に律速段階を踏まえてご紹介していきたいと思います。

1.アンダーオーバーが強烈

純正のアルミに純正と同等のタイヤ195/65R14では完全に役不足で
ちょっとオーバースピードでコーナーに入って行ってワザとステア操作を
雑にパキっと切ってみるとフロントタイヤは悲鳴を上げてまっすぐ行きます。

曲がらない曲がらない。

今度はキチンとフロントに丁寧に荷重をかけてヨーを発生させてから
ステア操作をすると今度はドヒャ~~ってリアが出ます。

新車状態のNBを経験していないので結論に走るのも危険カモ?ですが

コレでイイの!!??

って感じてしまいます。

そもそもメーカーとしてはそんなことはやっちゃいけないんでしょうね。

で、誰もがやりがちな次のステップです。

2.どアンダー

ココでZ34V36にも超あるあるのハナシをしてみます。

タイヤだけハイグリップにする、とても良くありがちですね。

Z34V36の純正はベースではF225、R245、上級グレードで
F245、R275、verNISMOはR285。

いつもココで書いていますが純正ってのはそれなりにバランスが取られて
ミョ~~なことにはならないように作ってあります。

195/65R14と言う純正タイヤのNB後期をアジアンタイヤとは言え
Zeknovaの205/45R16にして同じことをやってみた。

すると際限の無いどアンダーしかありません。

タイヤ幅がたかが195から205への変更です。

それでもどうやってもどアンダーです。

サイドでも引かなきゃリアが出ません。

つまりハイグリップタイヤを履いたばかりにバランスを崩しちゃったんです。

超あるあるです。

何回もココで書いていますが機械製品には必ず適正値があります。

それを崩しちゃった典型です。

原因はとてもカンタンです。

アシが付いてこないだけのハナシです。

そんなZ34V36って何台見てきただろう?

じゃあアシやれば~~~~ってなりますわな。

コレも超あるあるですね。

先日のネタでお客様がアシを純正に戻したってハナシを書きました。

フツーならちょっと何だかな~~レベルならガマンして乗り続けます。

それが純正の方がず~~っとマシってお客様がご判断したんでしょうね、

で、ご存知の通り世界最高峰の一つQuantumなんてモノを奢りまして
NBが生き返ったことは確かです。

これこそMAZDAが提唱する人馬一体っヤツを享受できたキモチです。

もともとZ34V36みたいにロール剛性が極端に無い車両ではないので
ちょっと手をかければとても良くなるんです。

もちろんトータルバランスを標榜する弊社です。

Zeknovaに合わせてアシをセットすることは必要条件です。

ココでも弊社ならではを、ひとつご紹介させて下さい。

現在お預かりしているU様の車両、お預かりの理由はEG不調でして
10万キロオーバーなのでやはりナニかしらの不具合は出てきます。

ま~~タイヘンでしたけどコレも弊社の貴重な引き出しになりました。

弊社を訪れて下さる前にお世話になっていたショップさんがやらかして
ず~~っと不調を抱えたままのようでしたがコレで今回スッキリです。

ちなみにお預かりしている間にアシのセットを調律してみました。

um34

弊社のアシをお買い上げ下さったお得意様が別件で再入庫した時には
アシに限らずに他の不具合も点検しております。

コレまた耳タコで申し訳ありません。

CircuitConceptに任せて良かった

ってなるのかならないのか?ってハナシです。