昨日、やっと首都高の通行止めが解除になりました。
主要幹道にはほとんど雪はありません。
太陽光のあたる南向きの大通りもほとんど雪がありません。
でも、太陽光のあたらない北向きの小道って、まだこんなんです。
弊社のすぐ裏です。
当然Z34,V36なんて通れません。
全然仕事が進まんとです(T_T)
そんな中、エンジン室での作業を進めています。
あとはイチから作ったバルブスプリングシートだけです。
何でそんなモンをイチから作るのか?
わかりやすく自然長が100mmで、レートが10Kg/mmの線形の
スプリングでハナシをしていきます。
レートが10Kg/mmってことは、1mmツブすのに10Kgの力、
そういうことですから、10mmツブすなら100Kgってことです。
逆な表現をすると最初っから10mm縮んでいれば、100Kgの力が
常にかかっていると言うことです。
これがプリロードと言うモンです。
インテーク側のVVELの機構を機械的にイジっているのは、恐らく
弊社以外に見あたらないですが、どっかやってるのかな??
純正というのは、良くも悪くもバランスが低次元ながら取れています。
せいぜい350馬力程度なら事が足りることも、400馬力、450馬力と
メーカーが想定しないことをやっていくと、足りないことが出てきます。
以前にもアップしたように、インテーク側のバルブスプリングですが、
純正+α 程度の馬力なら問題無いのカモしれません。
作用角やリフト量を上げていけば、足りなくなってくるんだそうです。
レースエンジンのエキスパートが言っていました。
アシ廻りのスプリングと一緒です。
まるっきり純正状態でストリートを法定速度で走っている分には、
問題のないスプリングも、ハイグリップタイヤに交換して、
サーキットを走るとなると、全くハナシにならない、
そういうことです。
純正のスプリングだって走れないことはないですよ。
同じ事で、純正のバルブスプリングを使ったって大きな問題はありません。
ただ、パフォーマンスが落ちる と言うことです
ここで大きな問題が立ちはだかります。
アシ廻りのスプリングならいくらでもアフターパーツがあります。
バルブスプリングとなると、かなりハードルが高くなります。
昨日も書きましたが、そこは世界中にネットワークのある弊社です。
チューンドVQ37に理想的な強化バルブスプリングを調達できました。
アシ廻りのスプリングと一緒で、ポン付けして結果につながるほど
甘くありません。
最高のパフォーマンスを引き出すためには、セットアップが必要です。