月別アーカイブ: 2015年9月

Z34,V36、満を持してデフ玉ネタ、その1

まず、業務連絡です。

メールの返信、ちょっと待って下さい。

明日の朝、まとめて返信させて下さい。

ところで・・・。

下回りをリア側から撮ってみました。

diff

ピッカピカですね。

そりゃそうです。

まだ、走行が350Kmしか行ってないですから。

師匠、国政氏のところでイロイロと実験君をやっております。

国政氏とは、もう20年以上のお付き合いです。

師匠、国政氏率いるOriginalBoxは、バリバリの競技屋です。

ナンバー無しのクルマもたくさん入庫しております。

弊社が全幅の信頼を寄せる理由はただ一つです。

こういう動きにしたい、ああいうクセを治して欲しい

その弊社の要求を、いつも見事なまでに具現化してくれるんです。

こうやって、書くのはカンタンです。

Z34や、V36に限らずに、ガマンして乗っていらっしゃるお客様は
とても多いんです。

毎回しつこいようですが、ちゃんとやってるショップさんは確実にあります。

今回も、師匠にたくさんの要望を出させて頂きました。

一つ一つご紹介させて頂きたいと思います。

まずはデフです。

5年以上になります弊社の開発日記で、デフをちゃんとご案内するのは、
初めてのことなんです。

デフ、弊社はとても得意です。

じゃあ、なぜ今まで書いてこなかったのか?

デフが得意だと書かせて頂いた陰に、それはそれはハマった経緯があります。

このデフさえ入れとけばカンペキ

そんなデフは存在しません。

ちょっと語弊がありました。

自信をもってデフを勧めているショップや、結果を出しているショップさん、
必ず何かしらの仕込みをしています。

つまり、文字通りのチューニングです。

問屋から納品されたツルシのデフを、そのまま取り付ける、それでは
チューニングとは言えないんではないか、と弊社は考えております。

また、こんな書き方をすると怒られちゃうので、キチンとご説明します。

デフだって工業製品です。

メーカーにはメーカーのお考えがありますでしょうけど、しょせんは
大量生産の機械部品です。

お客様のターゲットや、シチュエーションに全て合わせることはできません。

タイヤだって違いますから。

チームにもよるんでしょうが、D1でもイニシャルは下げてきています。

ツルシの機械式のデフをポン付けしても、あんまりイイ事が無いと、
何回かはここで書かせて頂きました。

お客様の車両をお預かりした時に、あんまりヒドいと

よくコレ乗ってますね

って、思いますがなかなか口に出しては言いづらいです。

ソコは難しいんです。

お客様のお選びになったパーツを否定するワケですから。

だから、あんまり言いません。

カンタンなハナシです。

入れて良くなりましたか?

乗りづらくなっていませんか?

タイムに繋がりましたか?

Z34やV36の場合、デフの優先順位は高い方ではありません。

一番優先順位が高いのが、何と言っても冷却系です。

やらないとストリートでも弊害が出ますから。

サーキットまではちょっと・・・、でも山は楽しみたいと言うお客様、
次に必要なのがサスペンションと、ブレーキパッドです。

サーキットなら、なおさらです。

純正のアシが柔らかすぎるので、せっかくおカネと時間をかけて、
わざわざサーキットを走っても、曲げる苦労で終始します。

良くできたアシで行けば、本来なら楽しいはずです。

次にはとうとうデフか?

いえいえ、まだです。

そりゃ、経済的に余裕がおありのお客様ならいっぺんにできちゃいます。

それでも弊社は止めて差し上げます。

いっぺんにやって一発でキマればイイですけど、まずありえません。

一つ一つ確実にやって行かないと、どんどん深みにハマります。

で、純正に戻しましょう!

になるんです。

サキコンの言ってる事、信用ならねぇ

って人もいっぱいいるでしょうね。

それはそれで、お客様の選択だと思いますので尊重します。

そう言う人は、弊社には来ないワケですから。

弊社を信じて下さったお客様には、トコトン責任を持ちます。

価格帯が大幅に違うので、なかなかオススメが憚られますが、
弊社のブレーキは高くても効果がとても大きいです。

純正のディスクローターは、富士や鈴鹿のサル走りには耐えられません。

そりゃそうです。

フロントは、あのデカさで1万チョイです。

性能なんか求める方が、そもそも間違っています。

ブレーキは、遅かれ早かれいずれ手をつけなければなりません。

じゃあ、デフはいつやんの?

初めて買ったクルマがロードスターで、次はシルビアで、今回がZ34です、
ってお客様だと、イロイロとはしょっちゃってご説明できるんですけど、
Z34、V36で、初めてスポーツ走行に目覚めたと言うお客様には、
一つ一つ丁寧にご説明差し上げていかなければ、と考えています。

そもそもデフって、何で交換しなきゃイケナイの? からです。

そっからです。

それは、交換しなきゃイケナイ必要性がそのうち発生するからです。

どんな必要性?

って思ったお客様、デフ、当分要らないです。

デフ玉、サイドフランジ、シム、オイルシール、デフオイル、そして工賃。

デフ玉にもよりますが20万コースです。

デフ玉よりも、圧倒的にデフオイルクーラーが優先です。

雨の峠ってガラガラで楽しいんだよな~

ってお客様、めったにいらっしゃらないでしょうけど、デフの必要性を
身をもって痛感していらっしゃる事でしょう。

サーキットでも、回数をこなしていきますとタイムは上がっていきます。

で、どこかでアタマ打ちになります。

お客様のクルマの仕様によっても変わりますが、さらなるタイム向上のために
ナニが必要なのかをちゃんと見極めてからでないと、効果は薄いです。

FRなんだから、機械式デフ当然っしょ~~

って言って、デフを勧めるのはカンタンです。

弊社が他のショップさんと同じ事をやっても・・・・

お客様と一緒にサーキットに行って、ロガーを積んで検証します。

デフの前に、圧倒的にライン取りです。ブレーキングです。

次のステップは何なのかを適切に助言できる、そんなショップでありたいです。

今回、デフを2種類試します。

もちろん、両方ともツルシじゃありませんよ。

仕様変更を何回かはやりました。

弊社の広報車で、やっと試せます。

ホントにしつこいようですいません。

ちゃんとやってるショップさんは確実にありますよ。

サーキットコンセプトZ34広報車ネタ、その3

広報車は文字通り、弊社の広報のための車両です。

Z34やV36にお乗りのお客様が、弊社の製品に興味を持って下さいます。

でも、一見、ちょっとお高め。

イロイロと探してみりゃ、弊社の販売価格よりずっと安い製品は見つかります。

でも、

価格には理由がある

モノを正確に判断する審美眼は、ハマらないとわからない

日経ビジネスと言う雑誌に、そんな特集があったのを以前にご紹介しました。

でも、ハマるのイヤですよね。

安くてイイ物なんて無いんです。

でも、高くてダメな物がいっぱい存在するから、お客様は困ってしまいます。

弊社がここでさんざんフキまくっていますから、お客様の心情としては、

ホントのところはいったいどうなんだろう?

です。

だから、ご自身の五感で実際に感じ取って欲しい、そのための広報車です。

1号機改め戦闘機は、お客様が試乗できにくい車両になりつつあります。

4.2Lのパワーは、大パワーにご経験の無いお客様には危険すぎです。

弊社の広報車は、当面はパワーには敢えて手を付けません。

ま、そんなおカネもありませんし。

まずは、言葉でお伝えしにくいモノからです。

サスペンション

マンマシンインターフェース

フロントセクションの軽量化がもたらす回頭性

弊社エアロパーツにどれだけの実効性があるのか

そのあたりです。

サスペンションは、とても多くのお客様が興味を持って下さっています。

納期もかかっています。

できるだけ早くお客様に試乗して欲しいと思っています。

ま、ここまではいつもと同じハナシです。

今日は、弊社としてはいつもとかなり違ったハナシです。

イロモノです。

な~んだ、イロモノか~~

内装に色気を出してみます。

月末にヨーロッパに行きます。

10年使ったSP-Aの張り替えを依頼しております。

おんなじように張り替えてもしょうがないので、思いっきり攻めました。

弊社のキャラでは無いのは重々承知です。

でも、お客様のニーズは確かにあるんです。

弊社のステアリング、最高級の牛本革で巻き直した感触はとても好評です。

シートの張り替えはずっと高価です。

だからこそ、現物を見てみたい、それはお客様の当然の心の叫びです。

チューニングとはひと味違ったカスタマイズです。

そこは弊社です。

上品に、そしてアグレッシブに行きます。

シートの張り替えがとても満足行くモノであったら、今度はドアの内張を
ドイツにまで持って行って、トータルコーデをしてみたいです。

キャラじゃネェ~な~~

この3連メーターフードのドライカーボンカバー、端っこまでピッチリと
キレイに作った割には全然売れません。

cfmetercover

お客様が弊社にココを求めて無いっちゃあそれまでですけど。

で、弊社の広報車に付けてみることにしました。

内装もウェットカーボンはいくらでも出ています。

弊社はドライにこだわります。

ココをドライにする意味あんの?

わはははははははは。

笑うしか無いです。

ここの金具で車体に留まっているんです。

genuinemetercoverold

で、引っ張るしか無いんで、思いっきり引っ張りました。

バキッ

(T_T)

思いっきり違和感。

見てみると、こんなんでした。

genuinemetercovernew

なんだよ~~、こんなトコ仕様変更すんなよ~~~

思いっきり割れちゃってんじゃん。

あ~あ~、開発はタイヘンです。

久々のENDLESSさんネタ

今日はイロイロと都内を駆けずり回りました。

M田様のAT強化の打ち合わせに行き、秋葉原で電子部品の調達。

そして、お世話になっておりますENDLESSさんの東京営業所に、
イロイロと、打ち合わせ、ご相談に行って参りました。

お客様によって走るステージも違えば、当然要求も様々です。

それを一つ一つ細かく鈴木営業部長と詰めて参りました。

Z34、V36、クロスオーバー、そしてFDやロードスターに至るまで、
お客様お一人お一人の違った要求にお応えできるように、様々なシーンで
様々な使用形態をシミュレーションしてきました。

鈴木部長、お忙しいところありがとうございました。

ブレーキってのは、クルマを止めることが第一命題なんですけど、
その止まり方がとてもとても大切なんです。

止まり方を間違えちゃうと、とてもフィーリングの悪いクルマになります。

ブレーキと言うのは、キャリパー、ディスクローター、パッド、
ブレーキホース、ブレーキフルードによって構成されます。

どれもが重要な働きをします。

今回は、パッドを重点的にご相談させて頂きました。

まず、上級グレードの純正4ピストンブレーキのおハナシです。

純正は、弊社的には絵に描いたようなカックンブレーキ。

もちろん踏み方でカックン度はソコソコ低減できます。

でも、そんなに神経を使わずともフツーに踏めばフツーに効いて欲しいです。

ABSが誤動作すると言うよりも、誤介入させている、そんな感触です。

先日、弊社のフロントバンパーと、エロいフェンダーをご装着のK山様、
弊社の代車のブレーキフィーリングを気に入って下さいました。

ブレーキの事なんか、何もお伝えしないでお出しした弊社の代車です。

お乗りくだされば、お客様は自ずとわかってしまうモンです。

ストリートでのリニアな効きとμの立ち上がりに最適なパッドは?

鳴きは?

ダストは?

そのまま富士の本コースを走ると、どう弊害が出るの?

その時の有効なパッドは?

とても選択肢が多いです。

タイヤの銘柄やサイズによっても変わってきます。

車重によっても変わってきます。

verNISMOのフルオプションでは1,600Kgです。

ベースグレードは軽量化が進んでいくと、1,300Kg台はスグに到達します。

お客様が、こうしたいああしたい、と言うご要望にちゃんとお応えできる
そんな商品知識をどれだけ的確に常備しておくことができるのか?

弊社のブレーキシステム、鈴木部長から見ても大正解なんだそうです。

鈴木部長のお立場上、これ以上はここで書くことができません。

イベント等で、ゆっくり聞いてください。

弊社のパッドに対する要求がとても高い旨をお伝えしましたところ、

だいじょぶです、いくらでもありますから

一般にお出ししていない磨材も準備します

と、とても心強いお言葉、ありがとうございます。

ブレーキと言うのは、熱との戦いです。

弊社のAPレーシングブレーキシステム、エライことに進化しています。

フロントは、とうとう怒濤のダクト3本

1輪あたりです。

パクる方も、

そこまでやられたら、パクりきらねぇ

素直にサキコンの買え

そこまでやり倒しています。

ダクトの次には、ウルトラCが控えておりますから。

フッフッフ・・・、どんどんハードル上げちゃって下さい。

ものスゲーの作っています。

あとは弊社でできること、キッチリと結果を出して引き出しを蓄積して
弊社のような浮き草ショップを支援して下さった恩返しがしたいです。

ちなみに鈴木部長、弊社のボンネットにとてもご興味を持って下さいました。

今度、弊社のボンネットと弊社のタワーバー、現物をお持ちいたします。

さらに驚いて頂きたいと思います。

グロ注意、からの~~ネタ

うわああああああ

純正のバンパー外したら、コウモリの亡骸が

bat

ちゃんと塩を盛って、お祓いしました。

ホントです。

ちゃんと埋葬しました。

あの世の世界を軽く扱ってはいけません。

おもしろ半分で廃病院にキモ試しに行って、エラい目に遭った友人がいます。

10年以上経った今でも、左の肩にモノ凄い重さを感じるそうです。

何のハナシやねん。

弊社EGオイルクーラー

弊社PSFクーラーVマウントツインコア

弊社ATFクーラー

フルセットです。

あと、後部にはデフオイルクーラーです。

これで心置きなく鈴鹿を30分、連続で全開できます。

coolers

水色の枠は、純正の開口部です。

赤い枠は、弊社フロントバンパーと弊社軽量リインフォースを装着時の
開口部です。

FDやJZA80で、さんざん経験させて頂きました。

わざわざお休みを取って、タイヤを買って、お金と時間を割いて、
サーキットまで行ったはイイですが、30分も走れないんでは、

なんだかな~~~

です。

ところで、弊社にお客様が車両をお届けする途中で、

ハザードが点かない

と、気が付いたとのことです。

弊社の新車からスイッチを外して付け替えてみると、治りました。

switcherror

お客様の車両、年数や走行距離が行くと、イロイロ支障が出てきます。

弊社で経験させて頂いたZ34、V36の不具合ランキング

1.HID 光量不足で車検に落ちる。

2.センサー類 特にエアフロセンサーとO2センサー

3.ゴム類 マウントやアームです。

このままスルーするようなネタでは無いので、後日、詳細を報告致します。

サーキットコンセプトZ34広報車ネタ、その2

ナラシも含めて、ちょいと山道を走ってみました。

純正というのは、良くも悪くもバランスが取れています。

3,000rpmまででも、6速もあると130Km/hくらい出ます。

限界内はもちろんのこと、タイヤが軽くヒーーッ、て鳴くくらいまでは
とても良く曲がりますし、バランスがイイので扱いやすいです。

さらにもう少し攻めていくと、とたんに馬脚を現します。

特に下り。

曲がんない曲がんない。

ひたすらドアンダー。

そりゃそうです。

フロント軸荷重840Kgに対してリアは660Kgです。

限界を超えるような領域で曲がろうとするためには、常にブレーキを残して
リアの荷重を抜く必要があるんですが、これはこれでタイヘンなんです。

リアの軸荷重が元々軽いので、純正の柔らかいアシだとスッポ抜ける。

トラクションもかかりにくい。

そこそこの純正状態で山を走ると、S2000やFDなんてハナシにならず、
下り限定なら、ロードスターにも間違いなくチギられますね。

だからこそ弊社ではサスペンションを煮詰めてきましたし、フロントの
軽量化を強く提唱してきました。

冷却系をキッチリと対策することはZ34にとっては周知の常識ですが、
弊社の広報車を純正状態で知り尽くすことで、新しい局面を見つけました。

山を楽しく、そして扱いやすく走るためにはアシは当然大事です。

それと同じくらい、マンマシンインターフェースも大事です。

機械式のデフなんか、まだまだ手を出しちゃ行けません。

もちろん機械式のデフを否定するワケではありません。

順番があるというおハナシです。

まず、走りやすく楽しく走れる環境が大事だと、つくづく感じました。

ステアリング

シート

ショートシフター

EGマウント、デフマウント

乗って下されば、すぐにおわかりになると思います。

そのための広報車です。

何でなのか、弊社のトラックよりもデカいZ34の純正ステアリングを、
バタバタと山で回すわずらわしさを身をもって体験しました。

別に弊社取り扱いのステアリングでなくてもイイとは思いますが、
弊社の最高級の牛本革、とても評判がイイです。

ステアリング一つでこんなに変わるの? を、体験して欲しいと思います。

シートは、語るのヤめました。

そんなんでイイのか?

言葉では伝えきれません。

すぐに対策しました。

弊社でSP-A、SP-Gをお買い上げ下さったお客様には、サービスで
エアバッグインジケータキャンセラーを施工させて頂いております。

丁寧にハンダ付けして、断熱収縮チューブで仕上げております。

ちょっとやそっとじゃ引っかけてもだいじょぶです。

で、SP-Aです。

spa

iPhon6のカメラじゃ、キレイに写らんとです。

久々に取り付けてみると・・・・、あ~~~ココ、こうしたい・・・・。

弊社シートレールをお待ちのお客様、取りあえず発送致します。

お待たせし過ぎちゃっていますから。

後ほど、仕様変更品を発送させて頂く段取りとさせて下さい。

やっぱり、もう一台準備して良かった・・・・。

で、ショートシフターです。

純正のシフト回りで、気持ちイイようなスポーツ走行、ムリでしょ。

そのくらいの印象でした。

あと、柔らかすぎるマウント類です。

山で左右に振られると、とても良く感じます。

ステアリング操作に遅れてやってくる位相のエンジンの動き。

これが実にイラつきます。

遅れてやってくる位相のエンジンの動き、これがアンダーを助長している
そんな気がしてしまいます。

弊社の広報車は、あえてハードなことをやらないでおいて、お客様目線で
費用対効果を重視しつつ、純正のイイところを見直して行きたいです。

そのかわり、1号機改め戦闘機は思いっきりやれます。

何をだ??

FDで培った弊社のブレーキテクノロジーネタ

弊社のブレーキシステムをバックオーダー中のお客様、お待たせしています。

中間報告をしておかないと。

今回は、Z34、V36、そしてFDと細かく分けてご報告させて下さい。

と言うのも、ブレーキはとてもとても難しいんです。

では、やはりZ34からです。

FDのブレーキじゃないの???

ちゃんと繋がっていますから。

Z34の上級グレード、弊社の経験からブレーキシステムは良く無いです。

まず、フィーリングが悪過ぎます。

へぇ~~~、アレでダメなんだ~~

と、お感じのお客様も多いと思います。

ハイ、弊社的にはダメダメです。

弊社が経験したスポーツカーで、ここ20年で一番悪い。

そんなアホな???

って思いますよね。

じゃあ、良かったヤツを列挙していきます。

弊社が経験したクルマだけなんですけど、とりあえずPorscheだの
Ferrariだの、Mercedesからご紹介させて下さい。

そんなハナシされても・・・。

価格帯を考えると、良くてアタリマエです。

でも、イイ物を知ることは大事です。

997GT3なんか、全てのスポーツカーのお手本だと思います。

CayennGTSも、とてもとても良かったです。

意外なのが、Mercedesってブレーキに関する社是が全くブレなくて
C250みたいな下級グレードでも、とてもフィーリングがイイんです。

AutobahnやAutoStradaを200Km/hオーバーでカッ飛んで、
パニックブレーキでも真っ直ぐ止まるように設計されています。

ただ、その止まり方が三者三様なんです。

ドイツでレンタカーを借りてみると、イロイロ試しちゃいます。

まず、わかりやすいのがMercedes。

200Km/hオーバーからガツンと踏むと、4輪が沈み込むように、
ひたすら安定志向で止まります。

初めて乗ったとき、それはそれで衝撃でした。

後日、師匠国政氏にお尋ねしました所、そう言うジオメトリーなんだそうです。

そのイメージでFDのブレーキシステムを構築したことがあります。

もう、10年近く前になるでしょうか・・・・。

サーキットに行くと、なぜかダメだったんです。

今では、そのリクツ、手に取るようにわかります。

3年前にネタとしてご紹介させて頂いたことがあります。

止まるブレーキと曲がるブレーキが違うからなんです。

それがわかりやすいのが、CayennGTSでした。

997GT3や991GT3では、ストリートじゃわからないです。

富士や鈴鹿じゃないと、その恩恵が感じられないと思います。

いろんな経験をさせて頂いて弊社の引き出しとしてフィードバックします。

FDは、たくさん経験しているので割とラクにできると思っていました。

10年前に構築したブレーキシステム、ツッ込み所が満載でした。

現在の弊社のテクノロジーでFDのブレーキを構築すると、
ほぼ全部作り直しに近かったです。

でも、テマヒマを惜しまずにテクノロジーを投入していけば、
どんどん良くなっていきます。

例えばこんな所。

TIFDrearbrake

ディスクローターの有効径を最大限に活用するためにパッドの当たり面を、
0.5mm単位の精度で追い込んでいます。

こんなことやったってやらなくたって、パフォーマンスは変わりません。

弊社の開発理念です。

ありとあらゆる所に一切の妥協をしない

その積み重ねのみが世界最高峰品質を語れる資格があると信じていますから。

書くことはカンタンです。

実践し続けるのは、とてもとてもタイヘンです。

FDは純正のブレーキで充分。

そんなハナシ、とても良く聞きます。

それはそれである意味正しいと思います。

Mazdaがメーカーの威信をかけて開発したFDのブレーキバランスが、
かなり優秀なので、安易に交換するとバランスが悪くなります。

あ、そうなんですか。 で、弊社は引き下がりません。

サーキットコンセプトのブレーキはやっぱりスゴいね

って、感じて下さらなければ失敗なんです。

Z34、V36、そしてクロスオーバーのお客様が

オレのは~~~???

って、なっちゃっています。

もちろん、ズルズル引きずっているワケではありません。

こういう事、一つ一つやるから時間がかかります。

Z34試乗車改め弊社広報車ネタ、その1

昨日も働いたな~~~~。

自分で言うかって?ってツッ込みもありますでしょうし、
もっと働いている人そりゃあいっぱいいるでしょうね。

先日の不測の事態、想定外の出来事のハナシの続きってワケでは無いですが
ま~~~、イロイロとやらかしちゃってくれるわ、弊社の取引先。

ま、こんなおハナシ、聞きたくもないですよね。

弊社の試乗車改め広報車のおハナシです。

無事、本日に弊社の試乗車が来ました。

democar1

ここで、ファーストインプレッションを書いてみます。

1.ステアリングが軽い

こんなモン、日産だって仕様変更をしたと思えないです。

っつーことは、お客様の車両のほとんどがステアリング重くなっています。

別に弊社取り扱いのPSフルードでなくともイイですから、今すぐ
ディーラーや行きつけのショップさんに行って、PSF交換しましょう。

何回もご案内差し上げていますが、PSFは常に高温にさらされています。

確実に劣化しています。

弊社の広報車、すぐにPSFクーラーVマウントツインコアを装着します。

PSフルードだけでなく、PSFポンプユニットやステアリングラックの
保護にもなりますので、PSFクーラーは必須だと思いました。

新車時のステアリングって、こんなに軽かったんだ。

2.相変わらずエンジンオイルの温度が高い

ナラシで、110度近くにまで上がります。

democar2

もちろん、すぐ対策します。

3.ま~ともかく、純正ってこんなモン?

Z34って、どんなモンなんだろうって、ディーラーに行って試乗してみる。

試乗した結果気に入って、このクルマを買おうって思うだろうか?

弊社が390RSだの、420RSRだので感覚が麻痺しているとは思います。

それにしても、純正はもっさり過ぎ。

逆な言い方をしますと、伸びしろ、イジリしろが大きい車両です。

実際には、適切なイジリかたをすればどんどん楽しいクルマになりますから。

試乗車改め広報車です。

言葉では伝わりにくい弊社の開発理念やテクノロジーを感じ取って欲しいです。

データ取りを惜しんではいけません、ネタ

弊社お得意様のK山様の車両を、無事納めさせて頂きました。

また、写真撮るの忘れた・・・・。

でも、来月また入庫ですのでその時には写真を撮っておきます。

来月は、

ドライカーボンボンネット

ドライカーボンドアミラー

牛本革巻きMoMoステアリング

ショートシフター

です。

え? 今回は?

今回はエロいフェンダーとフロントバンパーです。

K山様の車両は、verNISMOです。

EGオイルクーラーこそ、某天下の・・・製です。

K山様に、

弊社バンパーに交換下されば、これでも冷えます

と、ご提言差し上げてEGオイルクーラーはそのままです。

フツー、ショップさんなら

ウチのEGオイルクーラーは自信作なので交換しましょう

なんですけど、弊社は

使えるモノは使いましょう

です。

今回は、EG不調の疑いアリとのことでしたので、点検させて頂きました。

EGチェックランプが点いたことがあります。

で、B社製のロガーを積んでテスト走行してみました。

touchbrain

200Kmくらいテスト走行をして、点検をさせて頂きました。

K山様の車両はEGに手が入っています。

ECUと排気系だけでは、到底到達することのできないパワーとレスポンス、
充分に堪能させて頂きました。

EGを組んでから、もう3年以上です。

まだまだ絶好調です。

K山様、心置きなく全開して下さい。

さ、明日は富山からPさんがお見えです。

そりゃ怒られりゃヘコみますよ、ネタ

雨ばっかですね。

秋雨の季節とはいえ、農作物にモロ影響しそうです。

いろんなモノが値上げ値上げです。

水道料金って、地区にもよるんでしょうが30%くらい上がったそうです。

台風18号で被害を受けた人、今回は多そうです。

浜松市が特に大変だったらしく、至る所で冠水したニュース映像を見ました。

スーパーオートバックス浜松の鈴木さん、だいじょぶだったでしょうか?

なぜか台風の進路とは離れた東京も、ものスゲー雨でした。

asakawa

ニュースで、言ってました。

記録的な豪雨なので、想定外のことに備えて下さい

だって。

想定外のことにナニを準備しろ、と?

考えていなかったことが起きるから想定外なんです。

想定外のこと、起きるモンです。

特に開発なんてやっていると、日常です。

弊社は、常日頃ここで

世界最高峰品質

を、標榜させて頂いております。

もちろん弊社のお客様は、世界最高峰品質をお求めで弊社を訪れるワケです。

長くお待ちのお客様も多いです。

サイコーのモノを待ってるから o(^-^)o

ってお客様もいらっしゃれば、

約束守れよ (#`Д´)凸

って、怒り出すお客様もいらっしゃいます。

先日のイベントでも、せっかく遠くからわざわざ来たのに、
世界最高峰品質、見れなかったとお嘆きのお客様も多いです。

半年前の千葉長沼さんでは、かろうじて走らない弊社の車両は展示しました。

2ヶ月前の神戸さんでは、とうとう車両の展示ナシ。

そんなショップさん、メーカーさんは弊社だけです。

今回の千葉長沼さんのイベントでは、商品すらロクにありませんでした。

次回は机だけか?

と、弊社のお得意様にも揶揄されてしまいました。

半分は冗談でしょうが、半分はお客様の心の叫びだと思います。

守れる約束をブッチしてるワケありません。

忘れてしまうことは・・・・・・、あります。

す、すいません。

チョットした前向きの言い訳、させて下さい。

弊社は、キット物を取り付けると言うことをしたことがほとんどありません。

HKSさんやトラストさんと言った、メーカー物の製品を取り付けるために、
お客様が弊社を訪れて下さることは、まずありません。

何かのついでにお取り付けのパターンはありましたが、わずか数例です。

既製品を何回かお取り換えしても、満足できなかったお客様が多いです。

例えば、弊社のエンジンオイルクーラーのおハナシです。

弊社製は、現状でも充分に冷えます。

既にご装着済みのエンジンオイルクーラーがあんまり冷えなくて、
弊社の製品にお取り換えのお客様が多いので、データは多いです。

取り外した残骸を見てみると、冷えない理由は一目瞭然です。

例のアルミのガンダムみたいなシュラウド、弊社にいっぱい転がっています。

思いし、ゴツいし、おまけに大して冷えないし。

弊社の3Dシュラウドのような製品、見たこと無いです。

弊社が見たこと無いだけで、存在するかもしれません。

フシギなモンで、大手の製品がダメだったとしてもお客様は諦めます。

弊社の製品がチョットでも不具合があると、トコトン追求されます。

そりゃそうなんですけどね。

だからこそ、ちょっとでもマズいな、と感じたら車両をお客様に納める前に、
仕様変更をすることにしています。

もう完成形だと思っていた弊社のエンジンオイルクーラー、
まだ改良する余地がありました。

不具合ではありません。

弊社のエンジンオイルクーラーでも、外気温が高い時にサル走りをすると、
サーキットによっては110度を超えることがあります。

風がアタってナンボのクーラーコアです。

弊社のエンジンオイルクーラー、富士でテストしました。

全然だいじょぶです。

高速サーキットなので、風はバンバンアタりますから。

上級者が、ミニサーキットでバンバン行くとキツくなってきます。

それでも、115度にはならないです。

通常なら、富士や鈴鹿でも105度くらいです。

弊社のエンジンオイルクーラーは、サイドマウントなので水温に影響しません。

猛暑、酷暑の今年の八王子でも渋滞くらってもエアコンはビンビンです。

それでも、油温をあと5度下げたい。

それは、いつも考えていました。

コアを足せばカンタンです。

でも、部品点数がずっと増えるし、重くなるし、イヤでした。

アタマ使うのは苦手ではありません。

フとしたアイデア、思いつきました。

調べてみると、クルマ業界以外ではいっぱいある技術でした。

部品点数が増えるワケでは無いので、重くなりません。

むしろ、ほんのちょっと軽くなるカモです。

コレ、絶対にパクられますね。

今まで無かったのがフシギなくらいです。

あったりして。

こんな書き方すると、お客様は当然のように思います。

それが何なのかはともかく、いつできんの? です。

もちろんシャカリキになってやっています。

Z33ネタ、5年の開発日記史上、初めてのような気がする、ネタ

昨日は、M様がお見えになりました。

M33

いもいつもありがとうございます。

画像では見えなかったですが、今回はSP-A も積んであります。

重ねてありがとうございます。

M様は、弊社のドアミラーをとてもとても気に入って下さいました。

おかげさまで、弊社ドアミラー、バックオーダー多数です。

と言うワケで、型を増やして量産体制を強化致しました。

おカネ無いのに・・・。

ドライカーボンって、型もドライカーボンにしないとカマの中で焼けます。

だから、余計におカネがかかっちゃうんです。

おかげさまでとても評判が良くて、オーダーをたくさん頂戴しております。

納期がどんどんかかってしまいました。

だから、量産体制を強化しなくてはいけないと判断しました。

そもそもZ33用のドアミラーは作っておりませんでした。

丁重にM様にお断り致しました。

M様は

Z34用でイイです、自分で加工します

と、とてもうれしいお言葉を頂戴致しました。

ところがです。

ドライカーボンは切った貼ったはムリです。

せっかくの超軽量、高剛性もムダになってしまいます。

で、Z33用を作りました。

おカネ無いのに・・・。

M様、実は390RSをお考えです。

いくらかかるんだろう・・・。

現在でも既に過給器が付いているんですが、さらなるパワーを求めたとき、
エンジン内部に手を入れたときのコストは、はかりしれません。

で、耐久性は・・・??? です。

少なくとも、弊社の390RSの耐久性の方が優れています。

NAフルチューンでなければ決して到達のできないスーパーレスポンス、
Z33に息吹く日が、とても楽しみです。

エンジン、MT、ECU、配線一式、メーター、これくらいは最低必要です。

Z34を390RSにして、Z33顔にした方が早いような気がする・・・。

もいっかいM様とご相談ですね・・・。

ちなみに、V36用も作っています。

あ、V36のF井さんとM山様とT下様にご連絡を差し上げなければ・・・。