日別アーカイブ: 2015年9月15日

サーキットコンセプトZ34広報車ネタ、その2

ナラシも含めて、ちょいと山道を走ってみました。

純正というのは、良くも悪くもバランスが取れています。

3,000rpmまででも、6速もあると130Km/hくらい出ます。

限界内はもちろんのこと、タイヤが軽くヒーーッ、て鳴くくらいまでは
とても良く曲がりますし、バランスがイイので扱いやすいです。

さらにもう少し攻めていくと、とたんに馬脚を現します。

特に下り。

曲がんない曲がんない。

ひたすらドアンダー。

そりゃそうです。

フロント軸荷重840Kgに対してリアは660Kgです。

限界を超えるような領域で曲がろうとするためには、常にブレーキを残して
リアの荷重を抜く必要があるんですが、これはこれでタイヘンなんです。

リアの軸荷重が元々軽いので、純正の柔らかいアシだとスッポ抜ける。

トラクションもかかりにくい。

そこそこの純正状態で山を走ると、S2000やFDなんてハナシにならず、
下り限定なら、ロードスターにも間違いなくチギられますね。

だからこそ弊社ではサスペンションを煮詰めてきましたし、フロントの
軽量化を強く提唱してきました。

冷却系をキッチリと対策することはZ34にとっては周知の常識ですが、
弊社の広報車を純正状態で知り尽くすことで、新しい局面を見つけました。

山を楽しく、そして扱いやすく走るためにはアシは当然大事です。

それと同じくらい、マンマシンインターフェースも大事です。

機械式のデフなんか、まだまだ手を出しちゃ行けません。

もちろん機械式のデフを否定するワケではありません。

順番があるというおハナシです。

まず、走りやすく楽しく走れる環境が大事だと、つくづく感じました。

ステアリング

シート

ショートシフター

EGマウント、デフマウント

乗って下されば、すぐにおわかりになると思います。

そのための広報車です。

何でなのか、弊社のトラックよりもデカいZ34の純正ステアリングを、
バタバタと山で回すわずらわしさを身をもって体験しました。

別に弊社取り扱いのステアリングでなくてもイイとは思いますが、
弊社の最高級の牛本革、とても評判がイイです。

ステアリング一つでこんなに変わるの? を、体験して欲しいと思います。

シートは、語るのヤめました。

そんなんでイイのか?

言葉では伝えきれません。

すぐに対策しました。

弊社でSP-A、SP-Gをお買い上げ下さったお客様には、サービスで
エアバッグインジケータキャンセラーを施工させて頂いております。

丁寧にハンダ付けして、断熱収縮チューブで仕上げております。

ちょっとやそっとじゃ引っかけてもだいじょぶです。

で、SP-Aです。

spa

iPhon6のカメラじゃ、キレイに写らんとです。

久々に取り付けてみると・・・・、あ~~~ココ、こうしたい・・・・。

弊社シートレールをお待ちのお客様、取りあえず発送致します。

お待たせし過ぎちゃっていますから。

後ほど、仕様変更品を発送させて頂く段取りとさせて下さい。

やっぱり、もう一台準備して良かった・・・・。

で、ショートシフターです。

純正のシフト回りで、気持ちイイようなスポーツ走行、ムリでしょ。

そのくらいの印象でした。

あと、柔らかすぎるマウント類です。

山で左右に振られると、とても良く感じます。

ステアリング操作に遅れてやってくる位相のエンジンの動き。

これが実にイラつきます。

遅れてやってくる位相のエンジンの動き、これがアンダーを助長している
そんな気がしてしまいます。

弊社の広報車は、あえてハードなことをやらないでおいて、お客様目線で
費用対効果を重視しつつ、純正のイイところを見直して行きたいです。

そのかわり、1号機改め戦闘機は思いっきりやれます。

何をだ??