Z34,V36サスペンションキットネタ、その44

まず、業務連絡をさせて下さい。

福岡のF津様、SP-A の納入の件で先週にメールを差し上げました。

届いていらっしゃらないようでしたら、お手数ですがご連絡をお願い致します。

今日は、2011年9月18日のネタです。

チューニングって、本来は「調律」って意味です。

調律というのは、ピアノだったりギターだったり、経年劣化等で
本来の音と違う周波数を発生してしまう楽器を正しく修繕する、
そんな意味で使われます。

我々の業界では、市販の部品をそのままポン付け、それでチューニングと
称されることが多く見受けられるように感じてしまいます。

お客様は、おカネをかけて商品をお買い上げです。

もちろん作業工賃だってお支払いです。

それなのに、完成したモノが純正以下って・・・・。

弊社がZ34やV36の駆け込み寺っぽくなっちゃっていますが、
もちろん、ちゃんとやってるショップさんもたくさんあります。

そう言うところのお客様は、そのショップさんにご満足しています。

弊社を訪れることは無いと思います。

そうではなくて、支払った分の対価にギモンを持っちゃったお客様、
弊社の予想以上にいらっしゃいます。

ランキングをまとめてみました。

1.ECU

2.サスペンション

3.デフオイルクーラー

4.シート

5.ブレーキ

ですね。

1.のECUに関しましては、テーマが壮大なので改めて詳細を報告します。

で、2.のサスペンションです。

アシに関しましては、得意とするショップさんもたくさんあるとは思います。

でも、メーカーさんのキット物をポン付けしただけって、かなり多いです。

ポン付け、ナニが悪いの???? ってハナシです。

ひとつ例を挙げさせて下さい。

アームにしても、ダンパーにしても純正の可動部ってこうなっています。

rubberforce1

青い部分が可動部で、赤い部分が車体に固定されているところ。

黒い部分は、純正はゴムです。

チューニングパーツとしてはウレタンだったりテフロンだったり。

これが、車両が動いている時には青い部分が動きます。

rubberforce2

赤い部分は車体に固定されていますので、黒い部分がよじれます。

その際に、復元力だったり摺動抵抗だったり力が発生致します。

Z34で検証してみました。

1G状態で復元力をリセットして、ゼロ にして計測してみました。

rubberforce3

それがバンプ時には、20Kgもの力となります。

rubberforce4

それが復元力として、少なからずのユッサユッサ感を生じてしまいます。

ちゃんと1G状態で計測して、1輪あたりでこの力です。

リアはアームの数が多いので、4輪で100Kg以上の復元力となるでしょう。

サスペンションの取り付け時に1G状態で作業をすることにこだわるか?

それとも、「そんなの変わんねーよ」ってそのまま付けるか?

軽量化と理念は一緒です。

一つ一つは大して効果が現れないことでも、積もり積もると大きく影響します。

弊社のサスペンションキット、今でも進化を続けております。

考えられうる小さいことを少しずつ少しずつですが盛り込んで行っています。