10年20万キロ乗るゾ、ネタ、その4

弊社お得意様、つくば市のN村様から悲痛なご連絡を頂戴致しました。

10万キロ目前にして、やはりイロイロとガタが発生してきたとのことです。

特に気になってしまうところとして、足回りのバタバタ感とのことです。

もともとN村様のZ34は、つくば市で通勤快速としてお使いです。

純正のレスポンスの悪いハンドリングと真っ直ぐ走らないサスペンションに
辟易としていらっしゃいまして、弊社を訪れて頂きました。

弊社サスペンションをご装着下さって、とてもご満足でした。

ところが、どうもここのところ動きがおかしくなっている、フラフラする、
と、お嘆きです。

以前もご案内差し上げましたが、10万キロも走られますとゴムは劣化します。

新品時の弾性特性なんかとっくに無くなっちゃっていると思われます。

弾性特性が無くなるどころか、新品時の寸法だって維持できなくなっています。

つまり、ゴムが痩せちゃっているんですね。

痩せちゃった分、そこに隙間ができます。

隙間ができると言うことは、新品時よりも余計な動きが発生すると言うことです。

それがドライバーに不快で、予期せぬ動きとして伝わってくるんです。

全部まとめて一気にやってしまえば解決するハナシなんですけど、
やはりおカネかかります。

全部を対策することが正解ですが、特にダメな所から対策するのもアリです。

N村様が一番困惑していらっしゃるのが、特にリア回りのバタバタ感です。

リア廻りだけでも純正のゴム、これだけあります。

rearlowerarms

rearmember

rearupperarm

交換するならば、これらのリア廻りは一度にやってしまいたい、です。

工賃という見地からも一度で済みますし、もっと大事なことは、
対策した所としていない所、当然していない所がもっと歪みます。

そうなると、中途ハンパにおカネをかけた割には大して良くならないです。

大して良くならないならまだイイ方です。

純正はそれなりにちゃんと考えられています。

安く上げるなら純正部品です。

幸い、日産の純正部品は安いですから。

デフマウントは、弊社の強化プログレッシブレートゴムがオススメです。

皆様ご存じの通り、純正がやらかしちゃっているところですから。

アーム類は、強化ゴムや樹脂はダメなんです。

先日もご説明させて頂きましたが、弾性復元力が強くなるので、
乗り心地が悪くなります。

アーム類は、純正か、やるならピロです。

弊社は、いつもここで提唱させて頂いております。

バランスを崩して、純正以下にしてはいけません。

これだけのゴムが多用されています。

イロイロと経験させて頂いておりますと、日産の開発陣の考え方が垣間見えます。

スポーツ性と快適性の両立って、ホントに難しいです。

日産ができなかったことに弊社は挑戦し続けます。