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新たな局面に入ってきたって弊社が勝手に考えているZ34V36のトラブル、弊社ならではのトラブルシューティングと対策を講じていますネタ、その11

ココんトコお問い合わせや症例が急増しているオイル漏れについて語って
行きたいと思います。

やっぱり10万キロオーバーまたは10年以上選手ともなるとゴム系が
ダメになっちゃうってのは耳タコで申し訳ないキモチではありますが
現実です。

パッキンやシールを担っているゴムがダメになっちゃうから漏るんです。

EG、MT、AT、PS、デフ、これだけあります。

これまた耳タコで申し訳ありませんがキチンと対策をされているクルマは
ず~~~っとトラブルが少ないです。

純正状態だとかなりオーバーヒートに近いEG、AT、PS、デフです

キチンと対策をされていれば温度もずっと低く抑えられているのでゴム系の
シールやパッキンの寿命も長いってことがココんトコ実証されてきました。

今さらそんなこと言われても (゚_゚i)

って多くの人のためになっちゃったモンはしょうがないので取り敢えずは
治さなきゃならないんですが、どうせ治すならってんで1歩踏み込んで
語っていきたいと考えています。

特にご相談が多いのがEG、PS、デフですね。

以前にも書きましたがこのオイル入れれば〇〇○度でも問題無いよって
推奨されたオイルを入れ続けたことが最大の失敗です。

そりゃ確かにオイルは吹かないしだいじょぶかもしれません。

でも高温にさらされ続けたゴム系は確実に蝕まれてきた結果、シール効果が
劣ってきてそこから漏るんです。

寿命って言えばそれまでですがやるべきことをやるのと全くやらないのでは
特にゴム系の寿命は変わってきます。

以前にも書きましたがこの4台。

 

 

サーキットガンガン直後のEGルームもそれほど熱くなく純正のタワーバー
鉄だからチンチンになるところなんですが素手で触ることができます。

水温、油温対策が全くされていないZ34だと街乗り後でもタワーバーで
タマゴが焼けます。

これを10年続けた結果のクルマが続々と弊社に入庫しています。

単純に応急処置で済ませても確実にまた近い内に同様の症状はでてしまいます。

ソコをどう責任ある情報発信していくか?

とても大事ですね。

新たな局面に入ってきたって弊社が勝手に考えているZ34V36のトラブル、弊社ならではのトラブルシューティングと対策を講じていますネタ、その10

Z34V36そしてNA、NBの経験からNCの開発も着々と進んでいます。

まずは大きく2つに分けてゴム系と冷却系です。

どちらももはや言わずもがなです。

アシ周りだってフロント6個、リア10個のゴムがあります。

EGマウントとデフマウントも確実にダメです。

サクションパイプ、ラジエターホース、ヒーターホース、これだけあります。

対策をしないと確実にトラブります。

純正新品でもイイんですが純正新品でイイって人はココの開発日記を閲覧
することは無いと想いますのでせっかくだからパフォーマンスパーツを
ってお考えのお客さまに有益な情報をお伝えしたいです。

このテのパーツって弊社AP RacingブレーキキットやQUANTUM
の様にお取り付け下さると劇的な変化をもたらすような製品ではありませんが
ダメになっちゃった状態を放置すると確実にクルマにとって良くないことが
次々と起きていくモンです。

ココんトコご相談が急増しているのが2次エア吸い込みによるカリカリ音から
EGチェックランプです。

以前にも書きましたがコレだけ原因となる可能性があります。

 

 

もちろん経年劣化が最大の原因なんですが助長する原因も2つあります。

一つはEGルーム内の温度ともう一つはEGの振動です。

EGルーム内の温度、これももはや言わずもがなで油温、水温の対策が
全くされていない個体はゴムだけでなくプラスチック系にもダメージは
与えます。

プラスチック系はゴム系よりもかなり重症ですしコストもずっとかかります。

弊社ごときがカーボンクラッチを開発するとは・・・・ネタ

コレ、NCのパーツリストから抽出したクラッチ周りです。

 

 

カバーが1万5,000円くらいでディスクが3万もする。

くらい、ってのは4月からまたまた純正部品が値上がりしているでしょうから。

Z34だと純正のカバーとディスクがセットで8万くらいだったかな?

フライホイールも8万くらいでした。

計、16万ですね。

それを弊社では早速、カーボンクラッチを開発していますが純正と大して
変わらないような価格で販売したいな、って企んでいます。

先日ご紹介したコイツです。

 

 

メーカーとの価格交渉と仕様の打ち合わせをオンラインでやっていますが
やっぱり現物を目の前にしての対面交渉よりも効率が悪いです。

っつ~~~ワケで行ってくるか・・・・・

ソッチの方が早いし。

NB、NCからの~~~~もちろんZ34V36にフィードバックしていますネタ

先週は朝っぱらから北朝鮮のミサイルで大騒ぎ。

北海道に落ちるってJ ALERT発動で函館や札幌では電車も止まったらしい。

電車止めたところで・・・・。

実際には領海内どころかEEZの外側に落ちたってオチ。

中国を念頭に置いて幹部を乗せた演習中のヘリが落ちてから機影を発見できるのに総動員して丸1週間。

中国の軍部は高笑いしているでしょうね。

いつもココで書いていますが日本の技術が優れているって堅く信じているのは
日本人だけって感じます。

弊社では世界に目を向けて最先端の情報と技術を手にすることができます。

弊社で扱っている製品で日本製っていったいいくつあるんだろ???

コレ、ネットオークションで落としたNCのリアアーム一式です。

 

 

NCのアシ周りってNA、NBとはぜんぜん違うんです。

なんでこんなモン落札したかと言いますとNCとは言え、もう15年選手。

純正のゴムブッシュなんて確実に死亡しています。

これからキモチ良くサーキットガンガンで実はタイムまで狙っているって
企んでいるならピロ化は必須です。

NBでも経験しましたがMAZDAの純正ゴムブッシュがとても柔らかく
ココを純正の新品にしても・・・・・って弊社では感じています。

ところがです。

ココでひとつの大きなモンダイがアタマをもたげます。

NCにいくらかけんの?? です。

何回もココで書いてきたようにZ34V36にはドイツ製モータースポーツ用
ピロを惜しげもなく投入しております。

その結果、初期にご購入下さったPさんもう7年近く使って下さっております。

I町さんも5年くらい。

耳タコで申し訳ありませんが弊社の製品は初期は高い印象ですが長く使うと
トータルでは安く上がるんです。

1、2年でゴトゴト音が始まるピロ、多く見てきました。

もうそうなると当然、交換ですね。

アーム脱着、ピロ脱着、圧入、そしてアライメント。

多分、3年も経てば弊社製がイチバン安くつくんじゃないか? って勝手に
想っています。

NB、NCからの~~~~もちろんZ34V36にフィードバックしていますネタ

コレ、NCのパーツリストなんですがフロントのアッパーアームを早速ですが
キャンバー調整式を作ってもらっています。

 

 

 

何回もココで書いていますが弊社ではキャンバーを付けることが目的では無く
右と左のキャンバーをピシっと合わせることを目的としています。

Z34V36、RZ34も同じですがフロントのキャンバーを調整することが
できません。

だから弊社ではキャンバー調整式のアッパーアームを作りました。

そしてキチンと国土交通省陸運局の総本山、品川の本局で弊社製品を申請して
晴れて車検対応のお墨付き書類も自社で作成しました。

一回目はタイヘンだったんですが何回かやっているとツボと言いますか
勘どころが解ってきて今では書類仕事が弊社の得意分野です。

っつ~~~ワケでNCのキャンバー調整式のアッパーアームも同じ様に
保安基準適合の書類を作ろうと考えています。

あ、忘れてないですよ。

コレです。

 

 

弊社製QUANTUMサスペンションキットではココのスプリングを
取り去ってしまうので、後に残ったこのカッコ悪いツチノコアームを
弊社得意の調整式ロッドに変更するんです。

もちろん保安基準の書類は取得します。

2泊3日台湾出張ネタ

最後に大物があるんですがココはもったいぶります。

って言ってもバレバレですけどね。

まだコロナ前と同じように往来ができないので深圳からわざわざ社長さんが
ブツを持って来てくれたんです。

こんなにデカいのに。

 

 

飛行機に預けられるイチバン大きなRIMOWAと比較してその大きさが
分かって下さると想います。

コレで1セット分ですから。

ところで深圳ってココです。

 

 

香港のとなりです。

コロナ前は深圳へのJAL便  (コードシェア便)  があったんです。

まだ中国本土にVISA無しビジネス往来が解禁されていないんです。

VISAを取得すりゃあイイんですけどすげぇテマヒマがかかるんです。

でも、お待ちになっていらっしゃるとてもとても多くのお客様のために
6月には香港経由で行くことになりました。

そりゃあそうです。

今回、かなりバージョンアップしてとても良いものができましたから。

早く見せろ (`Д´)凸

って声がココまで聞こえてきました。

も~~~~チョイお待ち下さい。

長~~~くお待ち下さっているお客さまから順次デリバリーです。

でもハードル思いっきり上げて下さい。

間違いなく

世界最高峰品質

ですから。

自分で言うのもなんですが・・・・・

こりゃスゲェ

2泊3日台湾出張ネタ

見る人が見ると判っちゃいますがこのカーボンクラッチ、中国の企業が
展示していました。

 

 

以前にも書きましたが中国で生産すると言うことはそのライセンスも
中国と共有しなければならないって法律が中国にはあるんです。

つまり合法的にそのテクノロジーを横流しできるんですね。

横流し言うな ヾ(ー ー;)

それがイヤなら最初から中国でやらなきゃイイって考え方です。

10年前はかなり物議を醸し出しましたよ。

日本の魂を売ったなんてね。

でも、今となってはPORSCHEの開発拠点だって中国です。

利用するか利用しないかはあなた次第ってワケです。

で、上記のカーボンクラッチ、モノがイイのはわかり切っていますが
やっぱりまずはテストすることは必要です。

まずはNCかな〜〜?

NBはATだし・・・

いずれは現在進行中のこんなことをやろうって企んではいますが一体いつに
なるやら? ってカンジですからまずは手っ取り早くNCからですね〜〜。

 

 

カーボンクラッチのメリットはデカいですよ。

まずは圧倒的な軽さです。

そりゃそうです。

カーボンですから。

もう一つ大きなメリットはディスクプレートが軽いので純正MTのシンクロが
とても良く効いてギアがスッコスコとても良く入るようになるんです。

このメリットも大きいですね。

ギアシフトにかかる時間がコンマ1秒短縮できたとしてもギアシフト10回で
1秒短縮できる計算になりますから。

そんなンめェハナシあんのか? ってなるでしょうが上手に使えば確実に
タイムにはつながります。

さて、イイことばかり書きましたがもちろん欠点もあります。

まずは高価です。

ちょっと日本のメーカーでググってみれば高価なことが判ると思います。

ところがです。

ソコはCircuitConceptです。

何せ中国製ですから。

コレ、ンまく行ったらラインアップできるな〜〜。

もちろんZ34、RZ34だってやりますよ。

ただ、以前も書きましたが直4がずっとカンタンなんです。

V6は特に回転バランスが難しく多くのお客様がZ34を経験させて頂いて
クラッチが変更されているのを試乗してもあ、コレ良いなってのは今までに
一回もありませんでした。

むしろまた大金をかけて純正クラッチに戻したお客さんも多いんです。

しかもその全員が純正の方がイイってなる始末。

何でそうなるかは今となっては手に取るようにわかります。

弊社の2号機はカーボンクラッチに替わっていますがもちろんEGを組む時に
カーボンクラッチとフライホイール、そしてダンパープーリーを装着して
クランクシャフトの高速ダイナミックバランス取りをしていますので
不快な振動は一切なくカーボンクラッチのイナーシャの低さを充分に
享受、堪能できています。

なんなら2号機、試してみます?

なんだかんだでテスト、準備に1年くらいはかかるとは想いますけど
M上さんの390RS Proには間に合わせたいな〜〜

っつ〜〜かココで書いちゃったら間に合わせにゃならんだろ

2泊3日台湾出張ネタ

こりゃあかなりイイの作ってもらった。

 

 

弊社製QUANTUMサスペンションキットのとあるパーツがずっと進化して
軽量かつずっとカッコ良くなりました。

CircuitConceptは進化を止めることはありません。

常にナニか上があるはずだの精神を抱いています。

そう言えばこんなんも仕上がっていました。

 

 

NB用のバルタイ調整式カムギアです。

もうかなり前に依頼していましたが忘れたころに完成していました。

Z34V36のVQ37にはVTCとVVELがあるのでコイツは不要ですが
NB、NCには有効です。

Z33にも効くとは思うんですけどね。

あとRZ34はVVELが無いのでコレを作ります。

いや〜〜開発はタイヘンだ〜〜

でも楽しいです。

さ、帰って仕事仕事。

2泊3日台湾出張ネタ

3年ぶりの開催なのになんか規模がちっちゃくなっています。

 

 

きっとコロナで持ちこたえられなくなっちゃったところも多いんでしょうね。

でも初日の今日は精力的に回ってきました。

もうだいぶ中国本土のメーカーに移管しましたがやっぱり10年以上も
お付き合いのあるメーカーさんもまだまだあります。

本来なら金属加工モンってキチンと図面を書くのが定石です。

正式な図面ナシではさすがの中国のメーカーもやってくれません。

でも数十社とお付き合いしているとその中には弊社の意向や要求を充分に
汲み取って製品化してくれるメーカーさんもあるんです。

頼りになります。

コレ、Z34の純正部品です。

 

 

ココから漏るからナントカして

それだけで製品を完成させてくれます。

しかもず〜〜っとカッコ良くしかも軽くです。

ちゃんとチタンカラーで美しく仕上げてもらうのでGW空けくらいですかね。

クーラント漏れを根絶できてしかもカッコイイ。

そうじゃなきゃCircuitConceptらしくありませんから。

2泊3日台湾出張ネタ

コロナのせいで実に3年ぶりの開催です。

 

 

この棚に中国製、台湾製はありません。

 

 

やっぱりEGパーツ、特にセンサー類、そしてブレーキキャリパー、パッド
ディスクローター、アシ回り部品はヨーロッパ製に一日の長を感じ得ません。

これからどんどん力を付けていく中国ですし、すでに世界最高峰品質に
到達している分野も少なくありません。

特にフルチタンマフラーなんか弊社が製作を依頼している中国のメーカーより
優れた製品を見たことがありません。

弊社が見たことが無いだけのハナシかもしれませんが少なくともZ34
だけでなく弊社が経験した他車種のチタンマフラーも含めて圧倒的に
優れていると断言できる要因はいくつもあります。

大変お待たせしておりますが順次、納品させて頂いておりますので近い内に
ココで詳細を報告します。

なぜか? 欧米には優れたチタンマフラーが見当たりません。

台湾、中国に得意な分野を引き出してきます。