イロイロとショップさんやチューナーさんやお客さんとお話ししていると、
純正至上主義
と言うお考えに、タマ~に遭遇します。
純正の安心ってあるとは思います。
判断するのはお客様です。
純正の良い所はそのままに、ダメな所はドンドン改良していく
それが弊社のブレない姿勢です。
状態が良くないデフは、ベアリング類、シール類を再使用せず全交換です。
これらを圧入するのに、この道30年なんて熟練したメカニックなら
何のモンダイもなくサクサクと入れちゃうんでしょうね。
以前にもちょっと書きましたが、日産純正のSST(特殊工具)では、
モンダイ無いとメーカーは判断したんでしょうが余計な所に力がかかります。
だから弊社では、圧入工具を全部削り出しで作っちゃいました。
適正な場所のみに力を掛けて、直角に正確に
そんな思想で作りました。
上記以外に、デフ玉のサイドフランジ圧入工具とコンパニオンフランジを
ガッツリと保持する工具で、計8点です。
純正で言う所のコンパニオンフランジドライブツールを使って、
整備マニュアル通りにやってみると・・・・、とてもできない。
室伏広治さんほどの腕力が必要なのか、それとも弊社の修行が足りないのか?
で、3倍のトルクがかけられるツールを50Cで作りました。
初期投資はかなりかかってしまいましたが、作業性は日産純正のSSTよりも
ずっと正確でそしてラクですし、何と言っても組み上がったデフの完成度が
高くなると信じて、そしてお客様の満足度を脳裏に描いて作業します。
8月はデフだけであと2台・・・。